講義名 日本国憲法 ≪◇学部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 月5
単位数 2

担当教員
氏名
三浦 一郎

学習目標(到達目標)  人権条項を学問的に理解した上で社会の多くの問題が人権と関わりを持つことを知り、社会で役に立つように人権感覚を身につけることができるようになる。
 また、憲法と経済の関わりを具体的にイメージして、経済活動においても憲法が重要であることが理解できる。
授業概要(教育目的)  日本国憲法を学ぶということは、日本がどのような国を目指しているのかを知ることであり、「民主主義」とは何か、「自由」・「人権」そして「人間の尊厳」とは何かを一人一人が考えることです。ですから、知識の習得はもちろん、何よりも「自分で考えること」が本講では求められます。
 また、講義では身近なニュースやみなさんの憲法感覚に触れながらこれからの憲法のあり方についても考えていきたいと思います。
授業計画表
 
項目内容
第1回憲法とは何か講義の概要と進め方

憲法の特質、憲法の分類を理解する。

【事前学習】2時間
教科書を確認して準備する。教科書の第10章を読んでくる。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第2回国民主権国民主権を理解して、象徴天皇制について考える。

【事前学習】2時間
教科書の第11章を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第3回自由権1(精神的自由)思想・良心の自由、信教の自由、表現の自由と学問の自由を理解する。

【事前学習】2時間
教科書の第14章1~5を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第4回自由権2(経済的自由)職業選択の自由や財産権と「公共の福祉」の関係を理解する。

事前学習】2時間
教科書の第14章6を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第5回自由権3(人身の自由)適正手続きの保障の重要性を理解し、具体的内容を概観する。

事前学習】2時間
教科書の第14章7を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第6回参政権国民主権における参政権の重要性を理解して選挙制度の問題点を認識すること。

【事前学習】2時間
教科書の第15章1を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第7回国務請求権権利としての制度のあり方を理解する。

【事前学習】2時間
教科書の第15章2を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第8回社会権「国家による自由」とは何かを理解して、生存権のあり方や問題点を考えること。

【事前学習】2時間
教科書の第16章を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第9回法の下の平等男女平等などを理解して社会にある差別の問題を考える。

【事前学習】2時間
教科書の第17章を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第10回国会の権能国会の地位や各議院の権能を理解して民主主義のあり方を考える。

【事前学習】2時間
教科書の第20章1,2を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第11回内閣の権能行政のしくみや内閣総理大臣の権能を理解した上で「首相公選制」についても考える。

【事前学習】2時間
教科書の第20章3を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第12回裁判所の権能司法の役割理解した上で「なぜ違憲審査権が日本では発動されにくいか」を考える。

【事前学習】2時間
教科書の第20章4を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第13回憲法と財政財政の仕組みを理解した上で国民と公的負担のあり方を考える。

【事前学習】2時間
教科書の第21章を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第14回地方自治国と地方自治体とのあるべき関係を考える。

【事前学習】2時間
教科書の第22章を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義ノートの復習。
第15回これからの憲法憲法の重要性を再確認して、講義を総括する。

【事前学習】2時間
教科書の第22章を読んでおく。

【事後学習】2時間
講義でまとめた講義ノートの重要点の復習。
授業形式  シラバスに沿って、教科書を使用しての講義形式。
 その他、タイムリーな法律問題についてはプリント等で補足する。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
90% 0% 0% 0% 10% 100%
評価の特記事項  定期試験の成績を重視。
テキスト  三浦一郎著『リアルタイム法学・憲法(改訂5版)』北樹出版,2019年.
ISBN9784779305955
参考文献  講義時に指示する。
オフィスアワー(授業相談)  授業相談は講義終了時に教室で受け付け、詳細は別個に指示する。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ  大学生との自覚を持ち、主体的に講義に出席してもらいたい。
 また、大学時代に、講義内容はもとより、意識的に、ひろく芸術・文化等に触れてもらいたい。