回 | 項目 | 内容 |
第1回 | イントロダクション | 社会心理学とはどんな学問か。アカデミック・スキルズ(ノートの取り方など)。自由課題レポート作成に関する説明など。
【事前学習】2時間
「社会心理学を学ぶ」また「大学で学ぶ」ことの必要性や「学んだことをよく理解するための工夫」、さらに現在の「関心事」について頭の整理をしておくこと。
【事後学習】2時間
自分は何のために「学ぶ」のか、まず「学ぶ目的」を明確にし、講義や今後の大学生活に入れるようにすること。また「関心事」をレポートに仕上げる計画・準備をすること(自主レポート作成)。 |
第2回 | 社会的行動の基礎(1)ー動機についてー | 行動を動機づけるもの(動機とは、社会的動機、動機づけに関する諸理論の解説)。
【事前学習】2時間
テキスト第2章(pp.23~26)を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
日頃の自身の体験を頭に置き、理解・整理しておくこと。
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第3回 | 社会的行動の基礎(2)ー“やる気”が維持される背景ー | 内発的動機づけ・外発的動機づけとは何か。この両動機づけの差及び関連性について。また“やる気”を持続させるための要因は何か。
【事前学習】2時間
テキスト第2章(pp.26~32)を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
日頃の自身の体験を頭に置き理解・整理し、さらに自身の“やる気”の状況分析、改善点を考えてみること。 |
第4回 | 社会的行動の基礎(3)ー自己とは、自己と諸行動との関連性ー | 社会的自己《自己をどう理解したらよいか、セルフスキーマ(自己概念)、自己概念と日常行動との関連性》
WAI(20答法)を実施し、自己概念の内容を把握する。
【事前学習】2時間
テキスト第2章(pp.32~38)を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
20答法を通しての自己分析結果をレポートにし、提出すること。 |
第5回 | 社会的行動の基礎(4)ー自尊感情・自己評価・自己高揚動機ー | 自己の安定性(肯定感)ー自尊感情と自己評価ー。自尊感情に関する諸モデル。自信喪失回避策としての“自己高揚動機”とは。
【事前学習】2時間
テキスト第2章(pp.38~44)を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
自身の“自己安定性”を分析し、改善点を整理しておくこと。 |
第6回 | 社会的行動の基礎(5)ー自己開示・自己呈示ー | 対人場面での自己ー自己開示・自己呈示とはー自己理解(確立)における他者目線の重要性。
“ジョハリの窓”を通しての自己分析を行う。
【事前学習】2時間
テキスト第2章(pp.44~49)を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
自身の日常生活で行っている自己開示・自己呈示場面を考えてみること。さらにジョハリの窓の結果を踏まえて、自身の自己確立過程で改善すべき点を整理してみること。ジョハリの窓を通しての自己分析結果はレポートにし提出してもらう。
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第7回 | 社会的行動の基礎(6)ー自己の確立とは、青年期の特徴及び課題ー | 発達心理学の視点からの“青年期の特徴及び課題”について解説することで、現在青年期段階にある受講生の今後の自己確立に向けての参考にしてもらう。
【事前学習】2時間
参考資料を配布するので、読んでおくこと。
【事後学習】2時間
“青年期の特徴及び課題”を理解した上で、自身の現時点での自己の確立状況分析をし、今後に生かせるようにすること。 |
第8回 | 社会的態度(1)ー人の行動における“態度”の重要性ー | 態度とは何か(態度の定義、態度の構成要素など)。
態度に関する諸理論。
【事前学習】2時間
テキスト第3章、第1節~2節を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
態度とは何か、人の具体的行動に態度はどのように関わっているのかなどを理解し、活用出来るようにしておくこと。 |
第9回 | 社会的態度(2)ー説得による態度変容ー | 態度の変容(説得による態度変容、交渉術など)。
ステレオタイプと偏見など。
【事前学習】2時間
テキスト第3章、第3節~4節を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
様々な情報にさらされ、行動や考えがその影響によって変化する背景をよく理解し、様々な場面で活用出来るようにすること。 |
第10回 | 小集団行動(1)ー集団の構造と機能ー | 集団の構造と機能。
集団の影響(集団圧力、同調行動、権威と服従など)。
【事前学習】2時間
テキスト第4章、第1節~2節を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
“人の集まり”をどう捉えたらよいか、“集団”と“集合”の違いや集団の機能などをよく理解しておくこと。 |
第11回 | 小集団行動(2)ー同調行動、服従の心理、リーダーシップー | 集団の影響(集団圧力、同調行動、権威と服従など)。
リーダーシップ(リーダーシップの機能と役割、リーダーシップに関する諸理論など)。
【事前学習】2時間
テキスト第4章、第2節~3節を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
上記テーマは、日常生活でしばしば体験することであるが、よく理解し活用出来るようにすること。 |
第12回 | 大衆現象の心理(1)ー大衆とは、災害時の心理ー | 災害の心理(災害時の避難行動、避難行動の影響要因、災害時の流言、流言伝播の要因、災害時のパニックなど)。被害者の精神的ストレスと心のケア(PTSDなど)。
【事前学習】2時間
テキスト第6章、第1節を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
いつ遭遇するか分からない“災害”、それ故に災害時での行動は想像も出来ないものになり易い。その災害時での心理を解説するが、よく理解し活用できるようにすること。 |
第13回 | 大衆現象の心理(2)ー災害時での精神的ストレスと心のケア ー | 被害者の精神的ストレスと心のケア(災害時の愛他的行動など)。
流行(流行の種類・特質、流行とマスコミュニケーションなど)。
【事前学習】2時間
テキスト第6章、第2節~3節を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
災害時の精神的ストレスと心のケアに関する認識は、今の時代大変必要とされる。それ故よく理解し活用できるようにすること。 |
第14回 | 社会的パーソナリティ ー個人主義・集団主義、異文化適応などー | 文化とパーソナリティ(個人主義と集団主義など)。
異文化適応。日本人の国民性(日本人論など)。
【事前学習】2時間
テキスト第7章(pp.152~161)を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
グローバルな環境の中で日常生活をする可能性が高い今日、自国民の特徴を把握し、異文化への適応を身に付けておく必要性は高い、それ故、そのことを常に頭におき、いつでも対処できるようにしておくこと。 |
第15回 | 確認試験及び解説 | 試験の範囲は、上記14回までのテーマに関したものであるが、その中でも講義時に特に【重要】と指摘されたテーマとする。試験(60分間)の終了後には、解説も加える。
【事前学習】2時間
これまで学んだことを十分に理解しておくこと。
【事後学習】2時間
試験結果を反省し、理解不十分な箇所は補完しておくこと。また、身に付けた知識は日常生活で活用出来るようにしておくこと。 |