講義名 キャリア形成論(ビジネス) ≪◇学部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 木6
単位数 2

担当教員
氏名
挽 直治

学習目標(到達目標) インターンシップとは、将来のキヤリア形成のため、大学在学中に企業や官庁等で職業体験の機会を得る制度のことである。
本講座の目標として、以下の3点が挙げられる。第1に、企業や官公庁の現場に参加し、業務に従事することで、仕事の内容をより的確に理解し、将来のキヤリアプランを具体的に提示できること。第2に、将来のキャリアプランを実現するために、キャリア選択に向けて学習すべき課題を明確にできること。第3に、社会人としての常識やルールを学び、大学生活の各場面においても実践できることである。
授業概要(教育目的) 本講座では、職業人としての第一歩としてインターンシップを位置づけ、実習先企業の業界・業種について分析やディスカッションを行った上で、スムーズなマッチングを支援するとともに、夏季休暇期間中に実習体験を行う。本講座では、短期間ではあるが、大学で得た知識を実際の体験の場で活用していく手法について、社会人としてのマナーや常識を含めて指導する。
授業計画表
 
項目内容
第1回総合オリエンテーション
グループ研修Ⅰ
経済学部インターンシッププログラムの概要、講座の進め方を理解する。自己紹介、グループ結成。単位に研究対象とする企業・組織・業界を特定し、調査方向を整理する。
【事前学習】2時間 自己紹介の準備および研究対象企業を選択すること。
【事後学修】2時間 企業の業界研究を再確認すること。
第2回特別講義
コンサルティングの視点から
事前学習レポートの作成において、企業・組織・業界を研究する際のポイントを理解する。さらに、主に財務面から企業の評価の仕方を理解する。 
【事前学習】2時間 広い視野から業界研究を行うと何が見い出せるかを考える。
【事後学習】2時間 特別講義から発見したものをまとめること。
第3回グループ研修Ⅱ事前学習レポートの作成準備:グループの発表、グループ単位に研究対象とする企業・組織・業界を特定し、調査方向を整理する。
【事前学習】2時間 企業情報の入手方法を検討すること。
【事後学習】2時間 企業情報の有用性を再確認すること。
第4回グループ研修Ⅲ事前学習レポートの作成準備:グループ単位に研究対象とする企業・業界を特定して発表し、調査方向を整理する。
【事前学習】2時間 担当する内容を各自まとめること。
【事後学習】2時間 必要な発表内容に補足するものはないかを再確認すること。
第5回グループ研修Ⅳグループ単位に事前学習レポートを発表し、講評する。

【事前学習】2時間 発表の準備を網羅的に行う。
【事後学習】2時間 他のグループの発表と比較して、良かったところと足りなかったところを考えてみる。
第6回特別講義
インターンシップのための目標設定と自己理解(自己分析)とキャリアデザインⅠ   
仕事を進めていく上で最も重要な目標設定とは、目標設定をどう行うか、そのための知識活用とは何か。自分の強み弱みを正確に把握すると同時に、正確な自己PRが可能となるよう指導する。
【事前学習】2時間 自身の長短を考えてみる。
【事後学習】2時間 自己PRを文書にまとめてみること。
第7回特別講義
インターンシップのための目標設定と自己理解(自己分析)とキャリアデザインⅡ 
仕事を進めていく上で最も重要な目標設定とは、目標設定をどう行うか、そのための知識活用とは何か。自分の強み弱みを正確に把握すると同時に、正確な自己PRが可能となるよう指導する。
【事前学習】2時間 自己PRを別の視点から再度まとめてみること。
【事後学習】2時間 目標設定の修正があるかどうかについて考えてみる。
第8回グループ研修Ⅴグループ別にディスカッションを行い、実習に取り組む目的意識を明確にする。また,実習先の業界・業種について分析する。さらに、マッチングに先立ってエントリーシートの記述指導を行う。
【事前学習】2時間 実習先の業界を網羅的に分析すること。
【事後学習】2時間 エントリーシートを加筆修正すること。
第9回特別講義
インターンシップ実習にあたって   
インターンシップ実習の受入先でもある企業のインターンシップコンサルタントが、インターンシップの実習に向けてのメッセージを講演する。
【事前学習】2時間 特別講義における企業の分析を行ってみる。
【事後学習】2時間 講演会での修得内容をまとめてみる。
第10回ビジネスマナー講習Ⅰ    マナー知識の習得(外部講師):学生と社会人との違いや、組織の人間関係に関するマナーを理解する。
【事前学習】2時間 認識しているマナーを記述する。
【事後学習】2時間 講習で修得したマナーに係る内容を実施していくこと。
第11回ビジネスマナー講習Ⅱ マナー知識の習得(外部講師):好感度の高いコミュニケーション能力を高める。
【事前学習】2時間 自身のコミュニケーションの達成度をまとめてみること。
【事後学習】2時間 講習で修得した内容を実施していくこと。
第12回ビジネスマナー講習Ⅲマナー知識の習得(外部講師):お世話になった方への答礼のマナーを理解する。
【事前学習】2時間 答礼のマナーの必須事項を考えてみること。
【事後学習】2時間 講習で修得した内容をふまえ、答礼の文章を加筆修正すること。
第13回自己管理講習実習中のワーキング:実習日誌、事後レポートの書き方を理解する。インターンシップ実習報告プレゼンテーション(パワーポイント)の作成の仕方を理解する。
【事前学習】2時間 実習中の必要事項をまとめてみること。
【事後学習】2時間 他の受講生と比較して実習内容を再度まとめてみること。
第14回実習ガイダンスインターンシップ実習参加に際して、準備すべき事項の説明を踏まえ、実習先での学習方法、行動、マナーについて理解・確認する。
【事前学習】2時間 実習中において注意すべき事項を考えてみること。
【事後学習】2時間 他の受講生と比較して自身の長短を確認すること。
第15回試験および試験内容の解説これまで修得してきた内容に関して、総合的に理解度を確かめる。また達成度の結果をあわせて講評する。
【事前学習】2時間 講義のすべての内容を再確認すること。
【事後学習】2時間 講義をとおして自身が成長できた内容をまとめてみること。
授業形式 インターンシップ・プログラム出願票と面接により履修者を決定する。さらに、授業期間中に実習先を決定するマッチングを実施する。ビジネス・行政コース合わせて5クラス同時開講し、クラスごとに上記授業計画に示された課題を指導する。授業形式は、グループワークを基本とする。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 0% 0% 50% 50% 100%
評価の特記事項 授業はすべて無遅刻・無欠席が原則である。また、グループワークでの貢献度やインターンシップ実習先からのフィードバックを評価の対象とする。
テキスト 特になし。
参考文献 伊藤邦雄『新・現代会計入門(第3版)』日本経済新聞出版社,3,500円(税別).
乙政正太『財務諸表分析(第2版)』同文舘出版,2,500円(税別).
オフィスアワー(授業相談) 火曜日13時~14時。