講義名 スペイン語Ⅲ(再) ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 木5
単位数 2

担当教員
氏名
倉田 量介

学習目標(到達目標) 1.スペイン語I,IIで学習してきたことを基礎として、それぞれの文法事項をより詳しく学ぶことにより、まとまった文章を理解し、また自分から発信できるようになる。
2.スペイン語圏の文化や社会についてスペイン語で書かれた文章を読む練習をしながら表現の幅を広げ、同時にその言語を母語として使う人々の生活や考え方を知ることができる。
3.文章の理解を中心とするため、辞書を効果的に使えるようになる。辞書は単なる単語の意味リストではなく、そこには様々な情報が盛り込まれている、語学学習にはとても役立つ道具である。辞書の使い方をマスターすることは、将来他の言語を学ぶ際にも有益である。
授業概要(教育目的) この授業では、辞書を使えばある程度まとまった文章を理解できるようになることを目指す。スペイン語圏の文化や社会について書かれたテキストを読み、その言語の仕組みを深く学習する。そうすることにより、外国及び外国語が英語圏とほぼ重なると認識されがちな日本の状況において、別の視点から世界の情勢を観察し、判断する力を身につけられるようにする。
文章の構成は言語を超えて共通点が多い。スペイン語の文章を読むことにより、日本語や英語で書かれた文章を再確認し、それらをより良く理解できるという相乗効果が期待される。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション(理解度の確認、授業の進めかた、成績評価の方法など)説明
第2回文字と発音(正書法など)、性数一致(名詞、冠詞)の復習説明と応用練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第3回形容詞(指示、所有)の復習
説明と応用練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第4回人称代名詞(主格)、ser、estar、hayの復習説明と応用練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第5回直説法現在(規則変化、不規則変化)の復習練習説明と応用練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第6回人称代名詞(目的格、前置詞格、再帰)の復習説明と応用練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第7回gustar型動詞の復習説明と応用練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第8回小テストと復習、数詞ならびに疑問詞の復習説明と応用練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第9回不定詞、分詞(現在、過去)、完了文、受身説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第10回不定語、否定語説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第11回無人称文、不定主語文説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第12回直説法点過去1説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第13回直説法点過去2説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第14回直説法線過去説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第15回前半の振り返りと学期末の授業内テスト 試験、文法定着ならびに和訳スキルの確認
第16回比較文説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第17回直説法未来、直説法未来完了説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第18回直説法過去未来、直説法過去未来完了説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第19回命令法(肯定、否定)説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第20回接続法現在1説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第21回接続法現在2説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第22回接続法過去説明と練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第23回小テストと復習説明と応用練習
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第24回ネイティブの書いたスペイン語文を理解する1輪読と和訳
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第25回ネイティブの書いたスペイン語文を理解する2輪読と和訳
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第26回ネイティブの書いたスペイン語文を理解する3輪読と和訳
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第27回ネイティブの書いたスペイン語文を理解する4輪読と和訳
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第28回ネイティブの書いたスペイン語文を理解する5輪読と和訳
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第29回ネイティブの書いたスペイン語文を理解する6輪読と和訳
【事前学習】1時間
単語の下調べ
【事後学習】1時間
単語の記憶
第30回全体のまとめと学期末の授業内テスト試験、文法定着ならびに和訳スキルの確認
授業形式 演習形式で行う。グループワークなどを行う。適宜、DVDやCDなどのAV教材、インターネットの動画などを使用する。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
50% 0% 30% 20% 0% 100%
評価の特記事項 必修の授業ゆえ、出席数2/3未満の場合、受験資格を与えない。逆にすべて出席しても、テスト結果が基準を満たさなければ単位認定しない。
テキスト 『スペイン語の基礎Lo básico del español』朝日出版(木村琢也)
参考文献 教科書そのものを文法の参考書として使い、ドリルのプリントで実践力を磨く。輪読の対象は相談のうえで決める。
オフィスアワー(授業相談) 授業開始時に指示します。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 言語は音(聴覚)か文字(視角)で意思伝達をする。特にスペイン語では、両者の関係が密接であるため、それを徹底して訓練する。さらに動詞の形(活用)から状況(5W1H)を応酬する言語なので、可能な限り文法を網羅する。それ抜きにネイティブの日常文は理解できない。日本語や英語とは別体系であることから、差異は随時明確にさせる。わかった気になるだけでは、メッセージが成立しない。大学とは研究機関でもあり、挨拶程度の会話だけでなく、内容あるテクストを読みこなす能力が求められる。努力の先には知のデータベースにアクセスするスキルが広がるはずである。単に義務的な授業ととらえず、自分の世界を謙虚に掘りさげて欲しい。