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学習目標(到達目標) |
「マクロ経済学Ⅱ」では,「マクロ経済学Ⅰ」に引き続き,国際マクロ経済学,短期モデルと長期モデルの比較,物価水準の決定,インフレとデフレを中心に学ぶ。この講義を通じて,現実のマクロ経済現象を読み解くマクロ経済学の構造を理解するための,必要な「基礎知識」を習得し,「マクロ経済学Ⅰ」より幅広い「分析手法」を身に付け,「経済学の考え方」を理解することができる。 |
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授業概要(教育目的) |
マクロ経済学Ⅱでは,共通テキストの第3章,第7章~第10章を講義範囲とする。
定期試験で実施される共通試験が,評価の50%となる。
共通試験範囲は下記の内容とする。
第3章の3-1,3-2節
第7章の7-1節 ~ 7-4節
第8章の8-1節,8-2節と8-4節
第9章の9-1節 ~ 9-3節
第10章の10-2節~10-6節
なお,講義範囲が共通試験範囲を超える部分の扱いについては各担当教員のシラバスに従う。また,マクロ経済学Ⅱの履修はマクロ経済学Ⅰの単位取得を前提としている。また,他の経済系科目と基礎となるため早期に単位取得が望ましい。高校までの数学の基礎知識の復習を強く勧める。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | イントロダクション | 授業計画と注意事項を説明する。
【事前学習】2時間
シラバスを読んでおく。
【事後学習】2時間
講義内容を復習する。 | 第2回 | 国際マクロ経済学 (1) | 国際収支と外国為替市場,為替レートについて解説する。
【事前学習】2時間
第7章7-1節
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第3回 | 国際マクロ経済学 (2) | マンデル=フレミング・モデルについて解説する。
【事前学習】2時間
第7章7-2節
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第4回 | 国際マクロ経済学 (3) | マンデル=フレミング・モデルの下での金融政策と財政政策の効果を解説する。
【事前学習】2時間
第7章7-3~7-4節
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第5回 | 問題演習 (1) | 第2~4回の講義に関連する問題演習を行い,解説する。
【事前学習】2時間
第2~4回の講義の内容の復習する
【事後学習】2時間
問題演習の復習によって自身の理解度をチェックし,関連する項目を復習する。 | 第6回 | マクロ経済学における「短期」と「長期」 | マクロ経済学における「短期」と「長期」の概念を解説した上で,総供給曲線と総需要曲線について解説する。
【事前学習】2時間
第3章3-1~3-2節
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第7回 | 短期モデルと長期モデル (1) | 短期および長期モデルをそれぞれの特徴を強調しつつ解説する。
【事前学習】2時間
第8章8-1~8-2節
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第8回 | 短期モデルと長期モデル (2) | 貨幣数量説について解説した上で,ハイパーインフレーションについて解説する。
【事前学習】2時間
第8章8-2節
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第9回 | 「名目」利子率と「実質」利子率 | 「名目」利子率と「実質」利子率の違いと両者の関係について解説する。また,名目為替レートと実質為替レートの定義と両者の違いについて解説する。
【事前学習】2時間
第8章8-4節
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第10回 | 問題演習 (2) | 第6~9回の講義に関連する問題演習を行い,解説する。
【事前学習】2時間
第6~9回の講義の内容の復習する
【事後学習】2時間
問題演習の復習によって自身の理解度をチェックし,関連する項目を復習する。 | 第11回 | 物価水準の決定 (1) | ケインジアンと古典派の総供給曲線について解説する。
【事前学習】2時間
第9章9-1~9-2節
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第12回 | 物価水準の決定 (2) | 物価水準の決定と総需要管理政策の効果について解説する。
【事前学習】2時間
第9章9-3節
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第13回 | インフレとデフレ (1) | フィリップス曲線について解説する。
【事前学習】2時間
第10章10-2節および10-3節の「インフレ期待の形成」(240頁)
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第14回 | インフレとデフレ (2) | 合理的期待形成と自然失業率仮説,インフレと失業のトレードオフ,インフレとデフレの社会的費用について解説する。
【事前学習】2時間
第10章10-4~10-6節
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 | 第15回 | 重要事項の総復習 | 全範囲について重要事項の関連と論理構成のレビューを行う。
【事前学習】2時間
重要事項の理解に焦点を当てつつ,全ての講義内容の流れを復習しておく。
【事後学習】2時間
講義内容を復習し,キーワードを説明できるようにする。 |
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授業形式 |
講義形式 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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授業への
参画度
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その他
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合計
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90% |
0% |
0% |
0% |
10% |
100% |
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評価の特記事項 |
学期末に行われる定期試験(60分)で,共通試験と個別試験が同時に実施されます。成績評価については,50%は共通試験,残り50%は定期試験での個別試験および宿題などの課題の結果で決まります。 |
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テキスト |
中谷巌著『入門マクロ経済学』第5版,日本評論社,2007年,2,800円(税別) |
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参考文献 |
講義中に適宜指示します。 |
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オフィスアワー(授業相談) |
講義中および講義後に質問を受け付けます。それ以外の時間に,質問,相談をしたい場合は,事前にメールにてアポイントを取ってください。
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
マクロ経済学は,皆さんが身を置いている経済の状況や変化について理論的に理解するための知識と考え方を説明してくれます。この講義の内容はインフレやデフレ、海外経済と国内経済の関係などを理解することを助けてくれるものです。経済ニュースの内容も一段と良く分かるようになります。授業中に分からないことがあれば是非その場で質問をして下さい。 |
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