回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 講義案内 | 「貨幣経済論」とはどのような学問であるか,簡単に解説する。1年間の講義内容,成績評価等について説明する。
《事前学習》2時間
マクロ経済学のテキスト等を参考にして,経済循環について調べておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第2回 | 貨幣と貨幣経済① | 貨幣経済論の研究テーマや経済循環図式(貨幣と財・サービスの流れ)について説明する。
《事前学習》2時間
テキストの第3章(第3節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。
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第3回 | 貨幣と貨幣経済② | 貨幣の諸機能について詳しく説明する。
《事前学習》2時間
テキストの第3章(第4節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第4回 | 貨幣と貨幣経済③ | 貨幣の諸機能について詳しく説明する。また,貨幣形態の発達についても触れる。
《事前学習》2時間
1時間テキストの第3章(第2節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第5回 | 貨幣と貨幣経済④
| 貨幣学説を紹介しながら,今日の貨幣を定義する。
《事前学習》2時間
テキストの第3章(第5節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第6回 | 貨幣と貨幣経済⑤ | 貨幣の本質的な機能を確認し,貨幣経済の特徴について考える。
《事前学習》2時間
テキストの第4章(第1~2節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第7回 | 貨幣とマクロ経済① | 貨幣の供給(マネーサプライ)の観点から,通貨の種類について整理した後,マネーサプライとマクロ経済の関係について,第1次石油危機,第2次石油危機,バブル経済の事例を考察する。
《事前学習》2時間
テキストの第5章(1節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第8回 | 貨幣とマクロ経済② | 第1次石油危機におけるインフレーションを取り上げ,マネーサプライと物価水準の関係について考える。
《事前学習》2時間
テキストの第4章(第4節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第9回 | 貨幣とマクロ経済③ | マネタリーベース,貨幣乗数(通貨乗数)について説明し,貨幣の変動要因について考える。
《事前学習》2時間
マクロ経済学のテキスト等を参考にして,金融政策の目標や手段について事前に調べておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第10回 | 貨幣とマクロ経済④ | 貨幣乗数に基づいて,金融政策の目標や手段について説明する。
《事前学習》2時間
PC等を利用し,ケインズの生涯について事前に調べておくこと。また,授業時に参考文献をいくつか紹介する。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第11回 | ケインズ経済学① | ケインズの生涯や『一般理論』が誕生するまでの経緯について簡単に紹介する。
《事前学習》2時間
テキストの第7章(第1節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第12回 | ケインズ経済学② | 1930年代の世界大恐慌を概説する。 大不況における失業に関する「古典派」雇用理論の誤りについて明らかにする。その上で,ケインズの雇用理論を解説する。《事前学習》2時間
テキストの第7章(第2節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第13回 | ケインズ経済学③ | 失業の原因としての有効需要不足について「有効需要の原理」について説明する。ここでは消費関数・貯蓄関数を中心に説明する。
《事前学習》2時間
第1~13回までのノートや配布資料を整理しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。。 |
第14回 | 前期のまとめと質疑応答 | これまでの要点とまとめ
《事前学習》2時間
第1~13回までのノートや配布資料を整理しておくこと。
《事後学習》2時間
前期の講義の内容をよく復習し,試験に備えること。 |
第15回 | 確認試験と解説 | 前期に学んだことの確認試験(60分)および解説(30分)を行う。
《事前学習》2時間
第1~13回までのノートや配布資料を整理しておくこと。
《事後学習》2時間
前期の講義の内容をよく復習すること。 |
第16回 | ケインズ経済学④ | 有効需要の原理について説明したうえで,財市場の均衡と失業(労働市場)との関係(過少雇用均衡)について考えてみる。
《事前学習》2時間
テキストの第2章(第7節)および第7章(第6節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第17回 | ケインズ経済学⑤ | 政府の役割,とくに有効需要拡大政策としての投資乗数理論について説明する。
《事前学習》2時間
テキストの第7章(第3節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第18回 | ケインズ経済学⑥ | 投資の決定理論(ケインズ型投資関数)について説明する。
《事前学習》2時間
テキストの第5章(第2節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第19回 | ケインズ経済学⑦ | 貨幣の保有動機と貨幣需要関数について説明する。
《事前学習》2時間
テキストの第7章(第4節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第20回 | ケインズ経済学⑧ | 利子率の決定理論(流動性選好説)について説明する。
《事前学習》2時間
テキストの第7章(第5節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第21回 | ケインズ経済学⑨ | ケインズ『一般理論』における貨幣のトランスミッション・メカニズムとケインズの貨幣観を説明し,古典派の「貨幣の中立性」との違いを明確にする。
《事前学習》2時間
第11回~第21回までの講義内容について復習をしておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第22回 | ケインズ経済学⑩ | ケインズ革命の意義について説明する。
《事前学習》2時間
第5章(第1節)を復習をし,また第6章(第3節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第23回 | ケインズ経済学⑪ | 『一般理論』における物価理論としての,ケインズの貨幣数量説について説明する。また,古典派の貨幣数量説説との違いにも触れる。
《事前学習》2時間
第8章(第1~2節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第24回 | ケインジアンの経済学① | IS-LM曲線について,ケインズ『一般理論』体系との関係に視点をおき説明する。まず最初に,財市場と貨幣市場の均衡についてふれる。
《事前学習》2時間
第8章(第3~5節)を予習しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第25回 | ケインジアンの経済学② | 財市場と貨幣市場の同時均衡についてIS-LM曲線を用いて説明する。また,財市場と貨幣市場の不均衡と調整過程ついて説明する。
《事前学習》2時間
第1回~第13回までのノートを整理しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第26回 | ケインジアンの経済学③ | IS-LM分析(金融・財政政策の効果)について説明する。
《事前学習》2時間
第11~25回までのノートや配布資料を整理しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第27回 | ケインジアンの経済学④ | IS-LM分析について,『一般理論』の一解釈論としての評価を試みる。
《事前学習》2時間
事前に調べてほしい内容について参考文献を紹介する。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第28回 | ケインジアンの経済学⑤ | R.クラウアーやA.レイヨンフーブッドの「ケインズ再評価主義」をはじめとする,ケインズ経済学に対する再評価を説明する。
《事前学習》2時間
第11~27回までのノートや配布資料を整理しておくこと。
《事後学習》2時間
授業内容をよく復習し,授業中に出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。 |
第29回 | 後期のまとめと質疑応答 | 16回以降の要点のまとめ
《事前学習》2時間
第11~28回までの講義内容について復習をしておくこと。
《事後学習》2時間
後期の講義の内容をよく復習し,試験に備えること
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第30回 | 確認試験と解説 | ケインズ経済学,ケインジアンの経済学に関する確認試験(60分)および解説(30分)を行う。
《事前学習》2時間
第11~28回までの講義内容について復習をしておくこと。
《事後学習》2時間
後期の講義の内容をよく復習すること。 |