講義名 英語インテンシブ・リーディングⅠ ≪◇学部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 金5
単位数 1

担当教員
氏名
杉藤 久志

学習目標(到達目標) 1. 品詞や構文などの根拠をもとにして, 英文を文法的に正しく読むことができる。
2. 文章全体の文脈を理解し, 特定の表現が使われている理由や指示語の内容を答えることができる。
3. 段落ごとの要点をつかみ, 筆者が言いたいことを自分の言葉で言い換えることができる。
4. 日常的に使う範囲での高度な語彙を身につけ, 意味を説明することができる。
授業概要(教育目的) 英語の歴史についてわかりやすく書かれた本『The Story of English』(朝日出版社)を精読します。 英文を読む上で見落としがちな文法や語法を細かく取り上げ, 英語と丁寧に向き合う態度を養うことが第一の目標です。また, 英語はなぜ現在のような文法と語彙を持っているのか, そして英米の文化の起源はどこにあるのか, 教科書の内容を補足しながら解説します。高度な読解力だけでなく, 文化的な視点を豊かにすることも目標のひとつです。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンスとリーディングの基礎 教科書の導入と評価方法について説明します。リーディングの応用のための解説をハンドアウトで行います。 【準備学習:1時間】英語における品詞の役割について復習しておくこと。
【事後学習:1時間】単語帳1-60までを書けるようにしておくこと。
第2回教科書pp.2-3の精読(挿入語句に慣れる) 教科書pp.2-3を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。長い挿入語句に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.2-3を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳61-120までを書けるようにしておくこと。
第3回教科書pp.4-5の精読(同格のthatに慣れる) 単語帳1-120までをテストし, 教科書pp.4-5を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。同格のthatを使った長い節に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.4-5を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳121-180までを書けるようにしておくこと。
第4回教科書pp.8-9の精読(同格のカンマに慣れる) 教科書pp.8-9を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。同格のカンマを使った長文に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.8-9を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳181-240までを書けるようにしておくこと。
第5回教科書pp.10-11の精読(変則的な語順に慣れる) 単語帳121-240までをテストし, 教科書pp.10-11を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。述語が主語より前に来るような変則的な語順に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.10-11を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳241-300までを書けるようにしておくこと。
第6回教科書pp.12-13の精読(前置詞+関係代名詞の表現に慣れる) 教科書pp.12-13を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。前置詞+関係代名詞の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.12-13を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳301-360までを書けるようにしておくこと。
第7回前半のまとめと解説 教科書pp.2-13について理解度を確認し,解説します。単語帳1-360も範囲に含めます。【準備学習:2時間】教科書pp.2-13の構文や単語を,授業で説明した注意事項を中心にして復習すること。
【事後学習:1時間】単語帳361-420までを書けるようにしておくこと。
第8回教科書pp.14-15の精読(強調構文の表現に慣れる) 教科書pp.14-15を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。強調構文の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.14-15を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳421-480までを書けるようにしておくこと。
第9回教科書pp.16-17の精読(変則的な語順に慣れる) 単語帳361-480までをテストし, 教科書pp.16-17を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。述語が主語の前に来るような変則的な語順に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.16-17を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳481-540までを書けるようにしておくこと。
第10回教科書pp.18-19の精読(of+抽象名詞の表現に慣れる) 教科書pp.18-19を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。of+抽象名詞の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.18-19を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳541-600までを書けるようにしておくこと。
第11回教科書pp.20-21の精読(強調構文の表現に慣れる) 単語帳481-600までをテストし, 教科書pp.20-21を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。強調構文の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.20-21を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳601-660までを書けるようにしておくこと。
第12回教科書pp.22-23の精読(挿入語句に慣れる) 教科書pp.22-23を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。挿入語句を含んだ構文に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.22-23を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳661-720までを書けるようにしておくこと。
第13回教科書pp.24-25の精読(同格のカンマに慣れる) 単語帳601-720までをテストし,教科書pp.24-25を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。挿入語句を含んだ構文に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.24-25を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳721-780までを書けるようにしておくこと。
第14回教科書pp.26-27の精読(分詞構文の表現に慣れる) 教科書pp.26-27を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。分詞構文を含んだ構文に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.26-27を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳781-840までを書けるようにしておくこと。
第15回まとめと解説教科書pp.14-27について理解度を確認し,解説します。単語361-840も範囲に含めます。【準備学習:2時間】教科書pp.2-13の構文や単語を,授業で説明した注意事項を中心にして復習すること。
授業形式 担当者が英文の内容を解説する形式で進めます。英文の構成や指示語の内容などを細かく考え,精読していきます。慣れてきたら英語史などの内容も補足しますが,まずは高度な英文を正確に読み取るよう専念します。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
70% 0% 20% 10% 0% 100%
評価の特記事項 授業のはじめに, 予習した部分についての要約とコメントを書いたリアクションペーパーを集め, 出席票の代わりとします。教科書とは別に英検準1級の単語帳を用いて語彙の増強をはかります。
テキスト Robert McCrum他著『The Story of English』朝日出版社, 1,600円.
『でる順パス単 英検準1級』旺文社, 1,600円.
参考文献 Seth Lerer, _Inventing English_, Columbia University Press, 2015.
オフィスアワー(授業相談) 火曜日16:30から17:30まで質問に答えます。事前に相談してください。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 1. この授業では英文を細かく正確に読むことが求められます。基礎的な英文法, 特に品詞や構文の知識を持っていることが前提となるため, 復習をしておいてください。また, 不安がある場合は相談をして下さい。
2. 英文の精読には辞書を細かく引くことが必要となります。辞書を持ってくることは出席条件となるので注意してください。