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学習目標(到達目標) |
1. 品詞や構文などの根拠をもとにして, 英文を文法的に正しく読むことができる。
2. 文章全体の文脈を理解し, 特定の表現が使われている理由や指示語の内容を答えることができる。
3. 段落ごとの要点をつかみ, 筆者が言いたいことを自分の言葉で言い換えることができる。
4. 日常的な範囲での高度な語彙を身につけ, 意味を説明することができる。
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授業概要(教育目的) |
英語の歴史についてわかりやすく書かれた本『The Story of English』(朝日出版社)を精読します。 英文を読む上で見落としがちな文法や語法を細かく取り上げ, 英語と丁寧に向き合う態度を養うことが第一の目標です。また, 英語はなぜ現在のような文法と語彙を持っているのか, そしてイギリス文化の起源はどこにあるのか, 教科書の内容を補足しながら解説します。高度な読解力だけでなく, 文化的な視点を豊かにすることも目標のひとつです。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 後期で扱う話題への導入, 注意すべき英文の解説 | インテンシブ・リーディングIで扱った範囲をまとめ, 後期で扱う話題への導入をします。特に注意すべきと思われる「長い挿入語句を含んだ英文」のポイントについて解説します。(履修者全員が前期中にインテンシブ・リーディングIを受講していた場合, 単語帳の1-840までの復習テストを行います。)【準備学習:1時間】教科書第1章の英文を簡単に読み直しておくこと。
【事後学習:1時間】単語帳841-900の英語を書けるようにしておくこと。 | 第2回 | 教科書pp.35-37の精読(前置詞+関係代名詞の表現に慣れる) | 教科書pp.35-37を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。前置詞+関係代名詞の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.35-37を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳901-960の英語を書けるようにしておくこと。 | 第3回 | 教科書pp.39-40の精読(仮定法の表現に慣れる) | 単語帳841-960までをテストし, 教科書pp.35-37を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。仮定法の表現について,何が仮定されているのか読み取ることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.35-37を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳961-1020の英語を書けるようにしておくこと。 | 第4回 | 教科書pp.41-42の精読(強調構文の表現に慣れる) | 教科書pp.41-42を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。強調構文の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.41-42を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳1021-1080の英語を書けるようにしておくこと。 | 第5回 | 教科書pp.45-46の精読(原級比較の表現に慣れる) | 単語帳961-1080までをテストし, 教科書pp.45-46を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。複雑な原級比較の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.45-46を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳1081-1140の英語を書けるようにしておくこと。 | 第6回 | 教科書pp.47-48の精読(変則的な語順の表現に慣れる) | 教科書pp.47-48を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。変則的な語順の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.47-48を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳1141-1200の英語を書けるようにしておくこと。 | 第7回 | 前半のまとめと解説 | 教科書pp.35-48について理解度を確認し,解説します。単語帳841-1200も範囲に含めます。【準備学習:2時間】教科書pp.35-48の構文や単語を, 授業で説明した注意事項を中心にして復習すること。
【事後学習:1時間】単語帳1201-1260の英語を書けるようにしておくこと。 | 第8回 | 教科書pp.49-51の精読(強調構文の表現に慣れる) | 教科書pp.49-51を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。強調構文の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.49-51を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳1261-1320の英語を書けるようにしておくこと。 | 第9回 | 教科書pp.52-53の精読(比較の表現に慣れる) | 単語帳1200-1320までをテストし, 教科書pp.52-53を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。複雑な比較の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.52-53を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】単語帳1321-1380の英語を書けるようにしておくこと。 | 第10回 | 教科書pp.54-56の精読(同格のカンマに慣れる) | 教科書pp.54-56を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。同格のカンマを使った表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.54-56を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】1381-1440の英語を書けるようにしておくこと。 | 第11回 | 教科書pp.57-58の精読(挿入語句に慣れる) | 単語帳1321-1440までをテストし,教科書pp.57-58を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。長い挿入語句に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.57-58を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】1441-1500の英語を書けるようにしておくこと。 | 第12回 | 教科書pp.59-60の精読(so~thatSVの表現に慣れる) | 教科書pp.59-60を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。複雑なso~thatSVの表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.59-60を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】1501-1560の英語を書けるようにしておくこと。 | 第13回 | 教科書pp.61-62の精読(not untilの表現に慣れる) | 単語帳1441-1560までをテストし,教科書pp.61-62を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。複雑なnot untilの表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.61-62を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】1561-1620の英語を書けるようにしておくこと。 | 第14回 | 教科書pp.63-64の精読(分詞構文の表現に慣れる) | 教科書pp.63-64を精読します。担当者は英文の解説に加え、担当する段落の要旨を説明できるようにすること。分詞構文の表現に対処できることを目標とします。【準備学習: 1時間】教科書pp.63-64を細かく読み, 要約とコメントを書いた500字程度のリアクション・ペーパーを提出すること。
【事後学習:1時間】1621-1680の英語を書けるようにしておくこと。 | 第15回 | まとめと解説 | 教科書pp.49-64について理解度を確認し,解説します。単語帳1201-1680も範囲に含めます。【準備学習:2時間】教科書pp.49-64の構文や単語を,授業で説明した注意事項を中心にして復習すること。 |
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授業形式 |
担当者が英文の内容を解説する形式で進めます。英文の構成や指示語の内容などを細かく考え,精読していきます。慣れてきたら英語史などの内容も補足しますが,まずは高度な英文を正確に読み取るよう専念します。 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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授業への
参画度
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その他
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合計
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70% |
0% |
20% |
10% |
0% |
100% |
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評価の特記事項 |
授業のはじめに, 予習した部分についてのコメントを書いたリアクションペーパーを集め, 出席票の代わりとします。教科書とは別に単語帳を使ったテストを行い,語彙力の増強をはかります。 |
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テキスト |
Robert McCrum他著『The Story of English』朝日出版社, 1,600円.
『でる順パス単 英検準1級』旺文社, 1,600円. |
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参考文献 |
Seth Lerer, _Inventing English_, Columbia University Press, 2015. |
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オフィスアワー(授業相談) |
火曜日16:30から17:30まで質問に答えます。事前に相談してください。 |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
1. この授業では英文を細かく正確に読むことが求められます。基礎的な英文法, 特に品詞や構文の知識を持っていることが前提となるため, 復習をしておいてください。また, 不安がある場合は相談をして下さい。
2. 英文の精読には辞書を細かく引くことが必要となります。辞書を持ってくることは出席条件となるので注意してください。
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