講義名 金融公共分析手法入門Ⅰ ≪◇学部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 木2
単位数 2

担当教員
氏名
宋 永圭

学習目標(到達目標) 中学・高校で学んできた数学が経済学のどの場面で利用されているのかを理解することができる.
授業概要(教育目的) 中学・高校で学んできた数学の総復習と金融公共経済学科に必要な知識と数学との関係の理解.また,金融公共経済学科の基本・展開科目のための準備が目的である.
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス経済数学とは何か:経済学を学ぶための数学的基礎です。
事前学習:経済数学をネット上で検索してみよう。(2時間)
事後学習:数学が経済学の良き友であることはなぜでしょうか。(2時間)
第2回連立方程式連立方程式の応用:需給分析の始まり
事前学習:簡単な数学を使って、経済分析をしてみよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第3回関数関数の基本的な形、2次関数の例
事前学習:関数を使って、関係性を表してみよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第4回極限数列と関数の極限、不定形の極限
事前学習:式変形をして、関数の収束先を調べてみよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第5回微分①微分の始まり:平均変化率と微分係数
事前学習:微分係数は、接線の傾きであることを理解しよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第6回微分②合成関数、関数の積・商,合成関数の微分
事前学習:公式を使って、複雑に見える関数を微分してみよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第7回微分③接線の方程式、関数の極大・極小、増減表
事前学習:微分を用いて、関数の増減表やグラフを書いてみよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第8回微分④微分の応用:企業の利潤最大化問題
事前学習:微分を使って、企業の利潤を最大にする生産量を見つけてみよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第9回小テスト小テスト(中間試験):テストは真剣に受けよう。
第10回偏微分①偏微分と偏導関数、コブ=ダグラス型効用関数
事前学習:一方を固定して、もう一方を微小に動かしてみよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第11回偏微分②偏微分の総復習:例題の演習
事前学習:例題のドリルを行いながら、偏微分法を確実に身につけよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第12回積分①不定積分:原始関数と積分定数
事前学習:微分の逆演算をして、原始関数を求めてみよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第13回積分②定積分:符号付き面積の求め方
事前学習:原始関数を使って、関数が示す符号付き面積を求めてみよう。(2時間)
事後学習:ノートの内容を復習しながら、テキストの該当する節を読んでみよう。(2時間)
第14回まとめ総復習と質問の受付:微分・偏微分
第15回まとめ総復習と質問の受付:不定積分と定積分
授業形式 講義後には,毎回その日のテーマと経済学分野に関連した演習・試験を行う.
毎回同じ流れで進めていく.
講義:45分.演習:20分.テスト:25分.
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
60% 0% 20% 20% 0% 100%
評価の特記事項 参加型授業を試みます。授業中の演習には積極的に参加すること。また、評価においては定期試験や授業態度を重視する。
テキスト 中邨良樹『経済学を学ぶための数学的手法~数学の基礎から応用まで~』創成社,2012年,2160円.
参考文献 川西諭『経済学で使う微分入門』新世社,2010年,2376円.
永野裕之『ふたたびの微分・積分』すばる舎,2014年,2376円.
オフィスアワー(授業相談) 授業終了後に教室で相談に乗ります。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ ・数学は積み重ねの学問であり、段階的に学習していくことが何よりも重要です。
・復習を徹底にしながら、全ての例題が解けるようにしていきましょう。
・本講義の目標は微分・偏微分ができるようになることです。
・授業中には必ずノートを取り、定期試験と小テストに備えなければなりません。
・授業中に学んだ概念を図書館に備えてある参考書を使って調べてみよう。
・参加型授業の一環として行われる授業中の演習には積極的に参加しましょう。