回 | 項目 | 内容 |
第1回 | ガイダンス | 講義の到達目標と概要,小テストの日程,成績評価についてのガイダンスを行う。
【事前学習】2時間 シラバスの記載内容を確認すること。
【事後学習】2時間 講義の到達目標に向けての準備を進めておくこと。 |
第2回 | 企業会計の機能と役割 | 企業会計が果たす役割とは何か。会計の意義を史的に考察することにより検討する。
【事前学習】2時間 Accountingの語源について考えてみよう。
【事後学習】2時間 会計の意義について歴史的変遷により整理すること。 |
第3回 | 会社法会計と金融商品取引法会計 | 会計制度の法体系の異同を財務報告,対象企業,外部監査の視点から検討する。
事前学習】
【事後学習】2時間 業績評価を行う企業2社を選択しておくこと。
【準備学習】2時間 会計制度の異同について復習すること。
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第4回 | 会計基準のコンバージェンス,エンドースメント | わが国の「企業会計原則」からASBJが開発する会計基準への道程とその意義・課題を明確にする。
【事前学習】2時間 「企業会計原則」が設定された時代背景を考えてみよう。
【事後学習】2時間 現代の会計基準の開発過程について整理すること。 |
第5回 | 会社法および金融商品取引法のもとでのディスクロージャー制度 | 法定ディスクロージャーの概要と現状を分析する。
【事前学習】2時間 業績評価を行う企業の有価証券報告書を用意し、利益への変動要因を把握しておくこと。
【事後学習】2時間 関心のある企業のIRを調べてみよう。
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第6回 | ディスクロージャー制度の変革:IRと業績予測 | なぜ企業に関するディスクロージャー制度は拡充されてきたのか,その背景を踏まえ有価証券報告書を利用して企業のディスクロージャー制度を分析検討する。
【事前学習】2時間 予め指定企業の決算短信を用意し、有価証券報告書との異同を確認しておくこと。
【事後学習】2時間 各企業のIRの異同を調べてみよう。 |
第7回 | 損益計算書(報告式)の基本構造,連結包括利益計算書の意義 | 連結損益および包括利益計算書を既習の知識のもとで解読する。
【事前学習】2時間 図表5-3について学修しておくこと。
【事後学習】2時間 純利益と包括利益の異同について整理すること。 |
第8回 | 発生主義会計の基本原理(発生主義と実現主義) | 収益の認識・測定基準,実現概念の変遷を考察する。収益の認識に係わる国際的動向を検討する。
【事前学習】2時間 新収益の認識基準についての資料を解読しておくこと。
【事後学習】2時間 どのように収益の認識基準が変革されたのかを理解すること。 |
第9回 | 発生主義の意義 | 費用の認識・測定基準を習得する。
【事前学習】2時間 予め配布資料の課題を遂行しておくこと。
【事後学習】2時間 検討課題について,復習をすること。
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第10回 | 対応概念と費用の配分 | 費用の期間配分について,棚卸資産,有形・無形固定資産,繰延資産の各手続を整理し検討する。
【事前学習】2時間 費用配分の意義について考えてみよう。
【事後学習】2時間 資産ごとに費用配分に係る方法を整理すること。 |
第11回 | 会計利益の伸縮性 | 会計政策とは何かを最新の事例を題材として議論する。
【事前学習】2時間 予め企業業績に影響するいくつかの要因を考察してみよう。
【事後学習】2時間 講義で取り上げた会計政策について,自身の考えをまとめること。
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第12回 | 企業業績の分析 | 2019年3月期の決算内容に基づき、企業業績の分析を行う。
【事前学習】2時間 主な収益性分析に関する指標をテキストの終章を読み確認しておくこと。
【事後学習】2時間 収益予測の分析を行ってみよう。 |
第13回 | キャッシュフロー計算書の基本構造 | キャッシュフロー計算書から何を解読することが可能か,キャッシュフローと企業業績の評価について分析する。
【事前学習】2時間 関心のある企業のキャッシュフローの状況を調べておくこと。
【事後学習】2時間 キャッシュフロー計算書のフォームを正確に理解しているか確認すること。 |
第14回 | キャッシュフロー計算書の作成 | キャッシュフロー計算書の作成手続(間接法)を修得する。
【事前学習】2時間 損益計算に影響しないものの、現金収支が生じている取引にはどのようなものがあるかを予め検討しておくこと。
【事後学習】2時間 正確な理解が求められるため,講義内容を復習すること。
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第15回 | 知識の修得度の確認:確認試験およびその解説 | これまで学んできた講義内容について、確認試験(60分)を実施する。また、主要な論点に関し、その解説(30分)を行う。
【事前学習】3時間 前期の内容のすべてについて確認すること。
【事後学習】2時間 確認試験について不正解であった個所を復習すること。 |
第16回 | ガイダンス | 確認試験の返却と採点講評,小テストの日程についてのガイダンスを行う。
【事前学習】2時間 確認試験の内容について検討すること。
【事後学習】2時間 不正解の箇所について復習すること。 |
第17回 | 貸借対照表の基本構造 | 貸借対照表を既習の知識のもとで解読する。
【事前学習】2時間 予め配布資料の課題を遂行しておくこと。
【事後学習】2時間 貸借対照表の各項目を正確に記載できるかを確認しよう。
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第18回 | 資産の意義と評価基準 | 資産の評価基準に関して,なぜ長い間議論され続けてきたのかを考察する。
【事前学習】2時間 評価する意義とは何かを考えてみよう。
【事後学習】2時間 評価基準の変遷について理解を深めること。 |
第19回 | 資産・負債の測定属性 | 概念フレームワークにおける近年の測定属性に関する議論を踏まえ,その後の国際的展開を検討する。
【事前学習】2時間 EcoLinkから資料を採り,議論の内容を理解しておくこと。
【事後学習】2時間 測定属性の異同を整理すること。 |
第20回 | 資産会計の概要 | 資産に関する基本的論点を整理する。とくに減損会計に係わる一連の手続を修得する。
【事前学習】2時間 減損損失を多額に計上した企業を探してみよう。
【事後学習】2時間 減損手続のフローチャートを理解すること。 |
第21回 | 有価証券の会計 | 有価証券の保有分類とそれぞれの会計処理を修得する。とくに満期保有目的の債券,その他有価証券の評価に係わる会計処理を整理する。
【事前学習】2時間 予め配布資料の課題を遂行しておくこと。
【事後学習】2時間 配布資料の練習問題を復習すること。 |
第22回 | 棚卸資産の会計 | 棚卸資産の評価基準と評価方法について考察する。
【事前学習】2時間 棚卸資産に係る評価とは何かを考えてみよう。
【事後学習】2時間 棚卸資産の評価基準について,他の会計基準と比較検討すること。
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第23回 | 無形資産の会計 | 無形資産の測定・開示に関して検討する。のれんの償却が企業に及ぼす影響について考察する。
【事前学習】2時間 無形固定資産の意義について検討すること。
【事後学習】2時間 講義での事例の他に,のれんの償却が実際に企業にどのような影響を与えているかを調べてみよう。 |
第24回 | 持分の会計 | 持分に関する諸見解を整理検討する。
【事前学習】2時間 持分とは何かを整理しておくこと。
【事後学習】2時間 講義で紹介した資料をまとめてみること。 |
第25回 | 負債の意義と評価基準 | 社債の会計処理,引当金会計の変遷と展開について検討する。
【事前学習】2時間 予め企業の資金調達方法の現状を調べておくこと。
【事後学習】2時間 引当金に関する論争を整理すること。
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第26回 | 退職給付の会計 | 退職給付会計の現状とIFRSの動向を検討する。
【事前学習】2時間 テキスト11章の第1節~2節を熟読しておくこと。
【事後学習】2時間 配布資料を再読し,論点を整理してみよう。 |
第27回 | 純資産の部の区分 | 純資産の区分に関しての考察を行う。払込資本と剰余金の会計について検討する。
【事前学習】2時間 予め配布資料の課題を遂行しておくこと。
【事後学習】2時間 会社法・簿記の知識も蓄積しておくことが望ましい。
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第28回 | 連結会計 | 連結の範囲と支配力基準について修得する。
【事前学習】2時間 百貨店事業を営むそごう・西武の売上はセブン&アイ・ホールディングスの企業業績に含まれている。その根拠を調べておくこと。
【事後学習】2時間 なぜ,連結ベースで業績を捉えることが必要であるのかを復習しておくこと。 |
第29回 | 外貨換算会計 | 外貨建取引の発生時、決算日、決済時におけるそれぞれの会計処理を整理し修得する。
【事前学習】2時間 設例14-1を解答しておくこと。
【事後学習】2時間 配布資料の演習問題を復習しておくこと。
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第30回 | 確認試験およびその解説 | 既習の講義内容に関しての理解度を問う。試験は広範囲に及ぶため、周到な準備を要する。
確認試験(60分)を実施するとともに、主要な論点に関し、その解説(30分)を行う。
【事前学習】3時間 講義内容のすべてについて確認すること。
【事後学習】2時間 確認試験について不正解であった個所を復習すること。 |