回 | 項目 | 内容 |
第1回 | ガイダンス | 講義の進め方,毎回の講義の要約や質問等の記載を求める出席カードの取り扱い等について説明する。また,会計学の体系を確認し,他の講義との関連や財務会計論の位置づけについて明確にする。
【事前学習】2時間
シラバスを熟読し,前期の授業計画に沿ってテキストの各章に示された学習のポイントを十分に確認しておくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第2回 | 会計制度改革と国際会計基準 | 会計制度改革(会計ビッグバン)以後の日本の制度会計をめぐる動向を近年の国際会計基準(IFRS)との共通化の方向をふまえて解説し,会計制度および会計基準の意義について検討する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第1章「企業会計の基本原理と企業会計制度」(1・4節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。
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第3回 | 財務諸表の体系と表示様式(1) | 貸借対照表,損益計算書および包括利益計算書,およびキャッシュ・フロー計算書の表示および相互の連係関係について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第10章「財務諸表の作成と分析」(1節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。
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第4回 | 財務諸表の体系と表示様式(2) | 株主資本等変動計算書およびキャッシュ・フロー計算書の作成目的および表示区分と表示方法について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第10章「財務諸表の作成と分析」(2節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第5回 | 棚卸資産の会計 | 棚卸資産の取得原価,評価方法およぴ期末評価等について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第4章「流動資産」(2節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第6回 | 有形固定資産の会計(1) | 有形固定資産の取得原価および減価償却の意義と効果等について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第5章「有形固定資産」(2節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第7回 | 有形固定資産の会計(2) | リース会計について,リース取引の意義およびファイナンス・リース取引の詳細と会計処理を会計基準設定の経緯を踏まえて解説する。また,賃貸等不動産の時価情報の開示について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第12章「資産に関する個別会計基準」(2・3節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第8回 | 有形固定資産の会計(3) | 減損会計について,その意義,手順および減損損失の認識と測定等を解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第4章「資産に関する個別会計基準」(4節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第9回 | 無形資産の会計 | 無形資産,研究開発費およびソフトウェア製作費等の会計処理について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第6章「無形固定資産および投資その他の資産」(1節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第10回 | 繰延資産の会計 | 繰延資産の意義,損益計算の観点からみた特質および会計処理について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第7章「繰延資産」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第11回 | 金融資産の会計(1) | 金銭債権の区分と貸倒引当金の設定方法,および有価証券の会計処理について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第6章「無形固定資産及び投資その他の資産」(2節)および第12章「資産に関する個別会計基準」(1節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第12回 | 金融資産の会計(2) | 先物取引,先渡取引,スワップ取引およびオプション取引等の派生金融商品(デリバティブ)取引の会計処理について解説する。
【事前学習】2時間
講義時に事前に配布した資料をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第13回 | 金融資産の会計(3) | ヘッジ会計について、リスク管理活動とヘッジ会計の対象,要件および会計処理と開示規定等を解説する。
【事前学習】2時間
講義時に事前に配布した資料をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第14回 | 新会計基準およびIFRSの動向 | ASBJによる新会計基準の設定およびIFRSの直近の動向とその論点を解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第11章「現代会計の特徴」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第15回 | 確認試験と解説 | 授業を通して学んだことの確認試験(60分)および解説(30分)を行う。
【事前学習】2時間
前期の講義内容および配布資料を十分に振り返り,確認試験に備えること。
【事後学習】2時間
確認試験の内容について,その解説をふまえてよく復習すること。 |
第16回 | 前期の総括と会計時事の解説 | 国際会計基準(IFRS)と国内基準の共通化(コンバージェンス)や強制導入(アドブション)をめぐる議論の経緯,およびIFRSを適用する上場企業の事例研究等,直近の動向について解説する。
【事前学習】2時間
シラバスを熟読し,前期の授業計画に沿ってテキストの各章に示された学習のポイントを十分に確認しておくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第17回 | 負債の会計(1) | 負債概念,社債および新株予約権付社債の会計処理について解説する。
事前学習】2時間
準備学習用テキスト第8章「負債および引当金」(1・2節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第18回 | 負債の会計(2) | 偶発債務,引当金の意義・分類・設定基準のほか,各種会計処理について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第8章「負債および引当金」(3・4節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第19回 | 負債の会計(3) | 退職給付会計の意義,退職給付負債の計上および退職給付費用の会計処理について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第13章「負債に関する個別会計基準」(3節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第20回 | 負債の会計(4) | 資産除去債務の意義と範囲と認識・測定に係る会計処理について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第6章「負債に関する個別会計基準」(2節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第21回 | 純資産の会計 | 純資産の部の構成,資本と利益の区分,払込資本および留保利益の会計,剰余金の配当,自己株式の会計処理等について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第9章「純資産」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第22回 | 収益と費用の会計(1) | 現金主義,発生主義,実現主義の概念および実現主義の適用例,費用収益対応の原則等について解説する。併せて,貸借対照表の本質をめぐる議論について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第2章「損益計算原理と損益計算書の構造」および第3章「貸借対照表の本質・構造と貸借対照表原則」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第23回 | 収益と費用の会計(2) | 工事契約,時価評価差額と実現概念,包括利益概念等について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第15章「損益計算に関する個別会計基準」(2・4節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第24回 | 税効果会計 | 税効果会計について,一時差異の分類、繰延税金資産と繰延税金負債の計上,分類と表示方法および繰延税金資産の回収可能性等について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第16章「税効果会計に関する会計基準」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第25回 | 外貨換算会計 | 外貨換算会計の意義,換算方法,外貨建取引,外貨建金銭債権債務,外貨建有価証券,在外支店の財務諸表項目の換算,在外子会社の財務諸表項目の換算等について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第17章「外貨換算に関する会計基準」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第26回 | 企業結合会計 | M&Aをめぐる問題に会計学の観点からアプローチできるようになるために,取得と持分の結合をめぐる基本的な考え方とその会計処理,およびのれんの会計に係る論点等を会計基準設定の歴史的経緯を踏まえて解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第18章「企業結合に関する会計基準」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第27回 | 連結財務諸表(1) | 連結会計の意義と連結の範囲を含む一般基準,資本連結を含む連結貸借体諸表の作成について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第19章「連結財務諸表に関する会計基準」(1・2節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第28回 | 連結財務諸表(2) | 連結損益計算書および連結包括利益計算書の作成、連結キャッシュ・フロー計算書の作成について解説する。
【事前学習】2時間
準備学習用テキスト第19章「連結財務諸表に関する会計基準」(3・4節)をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること。 |
第29回 | 連結財務諸表(3) | 設例を通じて連結財務諸表の作成方法について解説するとともに,英文財務諸表を例示して解説する。
【事前学習】2時間
講義時に事前に配布した資料をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
講義内容をよく復習し,その内容をカードに要約して,次回講義時に提出すること |
第30回 | 確認試験と解説 | 授業を通して学んだことの確認試験(60分)および解説(30分)を行う。
【事前学習】2時間
前期の講義内容および配布資料を十分に振り返り,確認試験に備えること。
【事後学習】2時間
確認試験の内容について,その解説をふまえてよく復習すること。 |