講義名 プログラミング論 ≪◇学部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 火5
単位数 2

担当教員
氏名
新田 義彦

学習目標(到達目標) ・今日の社会を動かし支えているのは,巨大かつ複雑な情報システムである.システムは,ある一定の機能を担うプログラム達の有機的集合体である.情報システムを正確に理解するための最良の方法は,自分でプログラムを組んでみることである.
・情報システムとは,色々な情報処理モジュールを有機的に結合たものである,という感覚を身に付けることが,本講座の目標である.
・簡単なプログラムを書き,実装し,デッバグし,稼動させることが出来たならば、目標到達と判断できる.
・プログラム作成課題では種々の面白いゲームを取り上げる.
授業概要(教育目的) ・コンピュータの構造と動作原理,オートマトンとアルゴリズムの概念,アルゴリズムの具体化としてのプログラム,プログラムを実装するためのプログラミング言語,などについて講義する.プログラム言語はVBAおよびJavaを中心に取り上げ,必要に応じてCとPerlにも言及する.
・プログラム記述(コーディング),デバッグ,などの実作業は受講者が自宅のパソコンで行う.
・講義時間中は,受講者の質問に答えながらプログラミングの理解を支援する.
授業計画表
 
項目内容
第1回導入教育(1)コンピュータの原理など第1回 コンピュータの原理,オートマトン,ソフトウェアとハードウェア
[準備学習]
コンピュータはどのような仕組でどのように動くのか,自宅のパソコンを操作しんがら自分なりの考えをまとめておくこと.
第2回導入教育(2)コンピュータ基本システム第2回 OSとWeb環境
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特にソフトウェアの概念の理解を深めておくこと.
第3回導入教育(3)プログラミング言語の概要第3回 プログラミング言語の概要,オブジェクト指向の概念( VBA,Java,Cを紹介)
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特にOSの概念の理解を深めておくこと.
第4回VBA(1)VBAの動作環境など第4回 VBAの動作環境の確認( MS-WordおよびMS-Excel上で稼働)
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特にオブジェクト指向の概念の理解を深めておくこと.
第5回VBA(2)オブジェクト指向など第5回 VBAのオブジェクトおよびイベントドリブンの概念の体得
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特にVBAの動作環境の理解を深めておくこと.
第6回VBA(3)VBAの構造第6回 VBAの基本構文(変数,演算子,配列,制御,など)の理解
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特にVBAのオブジェクトの理解を深めておくこと.
第7回VBA(4)具体的プログラム第7回 簡単なゲームプログラムの作成 (フォーム上の種々のオブジェクトを移動変形変色するゲーム)
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特にVBAの変数概念の理解を深めておくこと.
第8回VBA(5)簡単なゲームプログラムの作成など第8回 簡単なゲームプログラムの作成(さまざまな数列たとえば素数列,フィボナッチ数列などの生成)
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特にフォーム上の種々のオブジェクト概念の理解を深めておくこと.
第9回アルゴリズム(JavaおよびC)(1)基本構文など第9回 基本構文(変数,演算子,配列,制御,など)GUI概念,クラスと継承概念,イベント概念,入出力処理など
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特に素数列,フィボナッチ数列の理解を深めておくこと.
第10回アルゴリズム(Java,CおよびNSチャート)(2)最大最少検出など第10回 基本アルゴリズムの作成その1(数値の大小判定,最大値最小値の検出など)
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特に数値の大小判定,最大値最小値の検出の理解を深めておくこと.
第11回アルゴリズム(NSチャート)(3)ソーティングなど第11回 基本アルゴリズムの作成その2(ソーティング,例外値検出,パターン検出など)
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特にソーティングの理解を深めておくこと.
第12回アルゴリズム(NSチャート)(4)基本アルゴリズムの小テストと内容解説第12回 基本アルゴリズムおよびプログラムの基礎の理解を促進するための授業内小テスト
[準備学習]
前回の講義内容をよく復習しておくこと.特にソーティング,例外値検出,パターン検出などの理解を深めておくこと.

第13回VBAおよびアルゴリズム(1)プログラム作品の提出と評価第13回 プログラム作品の提出(講義内容を参考して各自が課題プログラムとして家で作成したものを提出する)と講評
[準備学習]
これまでの講義内容をよく復習してから,プログラム作品をまとめること.
第14回VBAおよびアルゴリズム(2)VBAおよびアルゴリズムの勘所第14回VBAおよびアルゴリズムの理解度の確認と要点のまとめ
[準備学習]
自分のノートを見直しながら,これまでの講義内容をよく復習しておくこと.
第15回VBAおよびアルゴリズムのまとめとしての最終試験と内容解説第15回VBAおよびアルゴリズムのまとめとしての最終試験および内容解説
[準備学習]
自分のノートを見直しながら,これまでの講義内容をよく復習しておくこと.
授業形式 第1回 コンピュータの原理,オートマトン,ソフトウェアとハードウェア
第2回 OSとWeb環境
第3回 プログラミング言語の概要,オブジェクト指向の概念( Javaを中心として)
第4回 Javaの動作環境の整備( Eclipseを中心として)
第5回 Javaの基本構文(変数,演算子,配列,制御,など)
第6回 クラスと継承概念
第7回 GUI概念
第8回 イベント概念
第9回 入出力処理
第10回 アプレットの作成(ゲーム・プログラムを中心として)
第11回 作品の提出と講評(その1:最終試験として)
第12回 作品の提出と講評(その2:最終試験として)
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
30% 30% 20% 20% 0% 100%
評価の特記事項 期末に実施する最終レポート・プログラム作成を重視する.レポート提出は厳守してください.
テキスト 特に使用しない.テキストに相当する内容はプリントとして配付する.
参考文献 授業開始後提示する.
オフィスアワー(授業相談) 毎週 火曜 金曜
  11:00 ~ 19:30
講義前あるいは終了後,講師室前で小生をつかまえて相談してください. 
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 自宅でプログラムの記述と実行をするために,受講者はパソコン( Windowsマシン)を所有し,文書作成やインターネット検索程度の経験を持っていることが大前提となる.今までプログラムと無縁であった学生も歓迎する.
プログラム作成はやってみると意外に簡単で面白いことがわかる.そしてその結果,情報処理の仕組みの理解が一層深まることになる.
講義中にはしっかりノートをとること.