講義名 現代教職論 ≪◇学部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 木3
単位数 2

担当教員
氏名
金 泰勲

学習目標(到達目標) いま教師は何を求められているかを大きなテーマとし、教育職員志望者が、教師としての使命感や教職の意義について理解を深めながら、 教職の職務内容の実際について把握する力を身につけることができるようにする。
単に教科内容についての知識を学修するだけではなく、生徒指導、学校あるいは学級経営、校務分掌など教科以外の職務を遂行することも含めて、さらに、教師の職務がどのような知識に基づき、修練を重ねることによって充分に遂行できるのか、また職務内容への適正な事柄について充分に考える事を身につけることができるようにする。
授業概要(教育目的) 教職とはどのような仕事なのかを理解し、教職の意義と教師の役割、教師の職務内容等について検討する。具体的には、「教職」に関する全般的な理解を深め、職業としての学校教師のあり方について学修する。また、教職に就くまでの道筋を紹介するとともに、教師として求められる「資質」「能力」について紹介する。これらを通して、教職への関心や意欲、そして使命感を育てることにする。
それらに関連する課題を理解した上、学校と地域との連携に関する理解及び学校安全への対応に関する基礎的知識も身に付けること。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス講義計画の説明 受講に際しての諸注意 試験や単位認定の方法などに触れる
講義の最後に、翌週のテーマについて紹介し、課題を出す。
第2回教育の理論教職の意義と学校教育の現状および問題点中学校および高等学校における教科指導と生徒指導についての現状と問題点について学修する。
【事前学修】2時間
シラバスに示した次週の内容について講義の最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。
第3回教育の本質・目的先週の講義内容について復習を兼ねて、ディスカッションを行う。
教育の本質や目的等について「教育基本法」「学校教育法」などを中心に、教育の自然的、社会的、文化的環境と人間の営み、及び人間の事前学修】シラバスに示した次週の内容について講義の最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。潜在的能力との関係、及び日本の学校における教育の目標などについて学修する。
第4回教育の歴史先週の講義内容について復習を兼ねて、ディスカッションを行う。教育内容の歴史的変遷について学習する。日本の近代教育の変遷を、明治初期の近代化過程において学制、教育令、学校令、国民学校令などが、どのように変遷されたのかについて学習する。また、教育内容の歴史的変遷について、戦後の教育改革とその後の変遷について学修する。

【事前学修】2時間
シラバスに示した次週の内容について講義の最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。
第5回子どもの発達と学習先週の講義内容について復習を兼ねて、ディスカッションを行う。子どもの発達学習について、戦後の『学習指導要領』を中心に、保護者や教師、周囲の人々の役割等について学修する。
【事前学修】2時間
シラバスに示した次週の内容について講義の最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。
第6回生きる力、問題解決能力、総合的な学習時間、キャリア教育先週の講義内容について復習を兼ねて、ディスカッションを行う。「生きる力」「キーコンピテンシー」とは何か、何故、「総合的な学習時間」が設けられたのか、現行の『学修指導要領』のキーワードとなっている「思考力」「表現力」「判断力」を育むために、教員は、学校は、何をすべきなのかなどについて学修する。
【事前学修】2時間
シラバスに示した次週の内容について講義の最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。
第7回教員の資質先週の講義内容について復習を兼ねて、ディスカッションを行う。現行の「教育基本法」や『学習指導要領』をとおして求められている「教員の資質」「必要な力」「理想の教師像」などについて学修する
【事前学修】2時間
シラバスに示した次週の内容について講義の最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。
第8回現代の教育の諸状況と問題先週の講義内容について復習を兼ねて、ディスカッションを行う。不登校、いじめ、校内暴力、家出、少年非行、自殺等、さまざまな生徒指導に対する文部科学省の対策や実践例などについて学修する。
【事前学修】2時間
シラバスに示した次週の内容について講義の最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。
第9回国際理解教育先週の講義内容について復習を兼ねて、ディスカッションを行う。文部科学省が求められている教育のなかのひとつでもある「国際理解教育」のひとつとしてアジア中国、韓国、台湾を中心に教育制度や教育改革について学修する。
【事前学修】2時間
シラバスに示した次週の内容について講義の最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。
第10回在日外国人の教育と人権先週の講義内容について復習を兼ねて、ディスカッションを行う。文部科学省が求められている教育のなかのひとつでもある「人権教育」のひとつとして在日外国人(韓国・朝鮮、中国・台湾、日系外国人)およびマイノリティの教育の状況を、子どもの学習権と関連付けて学修する。
次週の学修内容に関連する宿題を出す。
第11回特別支援教育先週の講義内容について復習を兼ねて、ディスカッションを行う。2007年度から制度化されたLD(学習障害)、ADHD(注意欠如・多動症)、障害児学習、統合教育など、特別支援を必要とする子どもの教育について学修する。
【事前学修】2時間
シラバスに示した次週の内容について講義の最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。
第12回カリキュラム論先週の講義内容に事前学修】シラバスに示した次週の内容について講義の最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。ついて復習を兼ねて、ディスカッションを行う。教育課程(カリキュラム)論についてブルーナー、ブルームなどの教育課程論をとおして学修する。
第13回課題学習育とは何か先週の講義内容について復習を兼ねて、ディスカッションを行う。教育は人間に固有な営みなのか(教育の理念および思想)をテーマに受講者の皆さんからのプレゼントの時間を設ける。
【事前学修】2時間
シラバスに示した次週の内容について講義の【最後に教員が紹介する資料等に基づき、事前学習を行うこと。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。
第14回理解度の確認これまで学修した内容についての要点をまとめる。受講者からのプレゼント。
また、期末テストに関する説明を行なう。
【事後学修】2時間
最後に小論文形式のリアクションペーパーを書かせ、講義の内容について確認してもらう。問題や課題がある場合、次週の講義の最初に説明を行う。
第15回まとめおよびテスト文部科学省の教員育成に関する今後の動きについて紹介後、テストを実施する。
授業形式 原則的に講義形式で進めるが、受講者の皆さんには積極的に意見を求めるので、発言してほしい。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
50% 0% 30% 20% 0% 100%
評価の特記事項 積極的の講義に参加すること。リアクションペーパーの内容も評価の対象となる。
テキスト 講義中、講義に関連する手作りの資料を配布する。
参考文献 文部科学省『中学校学習指導要領解説』平成29年3月。
必要に応じて講義中に紹介する。
オフィスアワー(授業相談) 面談を必要とする場合、事前にアポを取ること。
または講義後に応じる。メールなど連絡先は講義中に示す。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 毎週、その週に学んだ内容をコメントカードにまとめてもらう。
そして、翌週の学習内容について知らせ、簡単な宿題を出す。翌週は講義の前に、ここでまとめてもらった前週の学修内容についてディスカッションを行う。
講義中皆さんに意見を求めるので、積極的にご参加ください。