講義名 公共政策論Ⅱ ≪大学院≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 月6
単位数 2

担当教員
氏名
金田 耕一

学習目標(到達目標) 現代リベラリズムにおける政治経済学の規範理論として,ジョン・ロールズの『正義論』の意義を読解し,公共政策の課題について説明できる.
授業概要(教育目的) ジョン・ロールズの『正義論』を精読することを通じて,公共政策の課題について考える.
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション講義の進め方と報告について.これまでの研究状況についての説明。
第2回ロールズ『正義論』を読む(1)ロールズ『正義論』の背景と目的について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第3回ロールズ『正義論』を読む(2)ロールズ『正義論』の方法論について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第4回ロールズ『正義論』を読む(3)ロールズ『正義論』における正義の原理の正当化、社会的基本財と格差原理について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第5回ロールズ『正義論』を読む(4)ロールズ『正義論』における正義の原理の正当化、マクシミンルールと正義にかなった貯蓄原理について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第6回ロールズ『正義論』を読む(5)ロールズ『正義論』における正義の原理の正当化、公正な機会均等と平等について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第7回ノジック『アナーキー・国家・ユートピア』を読む(1)ノジック最小国家論の構想について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第8回ノジック『アナーキー・国家・ユートピア』を読む(2)ノジックの権利観について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第9回ノジック『アナーキー・国家・ユートピア』を読む(3)ノジックの権原理論について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第10回ノジック『アナーキー・国家・ユートピア』を読む(4)ノジックのユートピア論について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第11回ロールズとゴーティエ(1)社会契約論と合理的選択理論について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第12回ロールズとゴーティエ(2)ゴーティエのロールズ批判について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第13回国際性議論と社会契約ロールズ原理の国際正義への適用について検討し、議論する.事前学習に1時間、事後学習に1時間を必要とする.
第14回自由報告自由なテーマによる報告,各自がテーマを選択し、それについて報告する.報告準備に2時間以上必要とする.
第15回まとめ前期の講義のまとめ.
授業形式 『正義論』の各章を分担して内容を報告する.
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 60% 0% 40% 0% 100%
テキスト ジョン・ロールズ『正義論』紀伊国屋書店,2011.
飯島昇藏『社会契約』東京大学出版界,2001.
参考文献 特になし.
オフィスアワー(授業相談) 火曜3時〜4時.
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 難解とされる著作の輪読と報告が中心である.受講者の積極的参加を期待する.