講義名 法と経済学Ⅰ ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 月3
単位数 2

担当教員
氏名
山﨑 福壽

学習目標(到達目標) 法や規制が資源配分や所得分配に及ぼす影響について、その理論について学ぶ。
授業概要(教育目的) 法律のあり方が、企業や個人の行動にどのような影響を及ぼすかについて高度な数学的モデルを用いて分析する。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス-講義の進め方
第2回所有権
所有権の経済的・社会的機能について解説する。
第3回賃借権
賃借権の機能について解説する。
第4回抵当権
法学における価値権とその帰結について解説する。
第5回賃借権の物権化と住宅供給抑制効果
所有権と賃借権の対立について解説する。(1)
第6回定期借地・借家契約の最適性
所有権と賃借権の対立について解説する。(2)
第7回短期賃借権と資金貸出市場
賃借権と抵当権の対立について解説する。(1)
第8回定期借地・借家権と抵当権行使
賃借権と抵当権の対立について解説する。(2)
第9回マンション開発と住環境:プット・オプションの活用
所有権者間の対立について解説する。(1)
第10回市街地再開発の新手法
所有権者間の対立について解説する。(2)
第11回区分所有権とマンション建て替え
所有権者間の対立について解説する。(3)
第12回優先権侵害と銀行行動:「追い貸し」と「貸し渋り」
「追い貸し」と「貸し渋り」のメカニズムについて
第13回民事再生法の経済分析
破綻処理法制における抵当権の処遇
第14回優先権侵害と銀行貸出の実証分析
優先権と銀行の貸出行動について解説する。
第15回まとめ
授業形式 演習方式
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 70% 0% 0% 30% 100%
テキスト なし
参考文献 瀬下・山崎『権利対立の法と経済学』東京大学出版会
オフィスアワー(授業相談) 授業時間時に指示する。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 中級ミクロ経済学と計量的手法をマスターしていること