講義名 都市経済学Ⅰ ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水5
単位数 2

担当教員
氏名
浅田 義久

学習目標(到達目標) 本講義は,都市問題,特に日本の都市で起きている問題を経済学で分析することを目的とします。
都市問題論Ⅰでは,日本の都市問題を実証的に検討する理論的基礎付けとして,先端的な都市経済学,地域経済学を学ぶ。
授業概要(教育目的) 都市問題論Ⅱで実証分析を行う予定なので,前期にはやや高度な数学を用いた都市経済学を理論的に学ぶ。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス-科目の概要と講義の進め方 本科目の概要を理解し,提示されたシラバスの目標をより明確に確認し,今後の講義で留意すべき点などを解説する。
【事前学習】introductionを読んで,全体の講義内容把握 1時間
【事後学習】全体の講義内容確認 1時間
第2回The Basic Model-1いわゆるアロンゾモデルの構造を学ぶ。
【事前学習】1回目講義の復習(90分)と2回目の講義内容把握(90分) アロンゾモデルを他のテキストで予習する 1時間
【事後学習】 アロンゾモデルを十分に理解する 1時間
第3回The Basic Model-2A Small and Open City における市場均衡を導出する。
【事前学習】small and open city の概念を理解しておく 1時間
【事後学習】モデル化の過程を理解する 1時間
第4回The Basic Model-3A Small and Open City における市場均衡を導出する。
【事前学習】市場均衡の求め方を予習しておく 1時間
【事後学習】市場均衡を完全に理解する 1時間
第5回The Basic Model-4A Small and Open City における最適都市を学ぶ。
【事前学習】市場均衡と最適解との違いを予習しておく 1時間
【事後学習】small and open cityの最適解の導出を把握する 1時間
第6回City Formation and City Sizes-1単一都市を想定したThe Basic Modelから複数都市へモデルを拡張する。
【事前学習】複数都市モデルを図で理解しておく1時間
【事後学習】複数都市モデルを数式で理解する 1時間
第7回City Formation and City Sizes-2次に,都市の数を限定して,モデル化する.
【事前学習】都市数限定モデルを図で理解しておく 1時間
【事後学習】都市数限定モデルを完全に理解する 1時間
第8回City Formation and City Sizes-3都市数と住民の効用について学ぶ。
【事前学習】都市の最適化の概念を復習しておく 1時間
【事後学習】都市数と住民の効用の関係を理解する 1時間
第9回City Formation and City Sizes-4市場均衡での都市数を学ぶ。
【事前学習】8回目講義における市場均衡と都市数の関係を復習しておく 1時間
【事後学習】このモデルにおける市場均衡と最適化の違いを理解する 1時間
第10回Local Public Goods-1Local Public Goodsの外部性を学ぶ。
【事前学習】外部経済についてミクロ経済学で学んだことを復習しておく 1時間
【事後学習】地方公共財に外部経済を入れたモデルを完全に理解する 1時間
第11回Local Public Goods-2Local Public Goodsの混雑外部性を学ぶ。
【事前学習】外部不経済についてミクロ経済学で学んだことを復習しておく 1時間
【事後学習】地方公共財に外部不経済を入れたモデルを完全に理解する 1時間
第12回Local Public Goods-3Local Public Goodsの市場均衡と最適供給量を学ぶ。
【事前学習】一般的な市場での外部性がある場合の市場均衡と最適供給量に関して復習しておく 1時間
【事後学習】地方公共財に外部不経済を入れたモデルを完全に理解する 1時間
第13回Traffic Congestion and Land Use for Transportation-1混雑を伴う交通機関をモデル内に入れ込む。
【事前学習】従前のモデルに交通機関を内生的にモデル化しておく 1時間
【事後学習】混雑を伴う都市モデルで市場均衡と,最適化を理解する 1時間
第14回Traffic Congestion and Land Use for Transportation-2混雑を伴う交通機関を組み入れたモデルで土地利用の市場均衡,最適土地利用を学ぶ。
【事前学習】13回目の講義で構築したモデルに土地利用を組み込み最適土地利用を検討しておく 1時間
【事後学習】混雑を組み込んだときの最適都市を理解する 1時間
第15回まとめ本講義で学んだ事柄を確認する。
【事前学習】都市モデル全体を復習しておく 1時間
【事後学習】実証モデルへの適合を検討する 1時間
授業形式 演習形式。学生が下記教科書を基に報告する。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 70% 0% 0% 30% 100%
評価の特記事項 演習形式であるため,毎回の報告内容を評価する。
テキスト Yoshitsugu Kanemoto "Theories of urman externalities"
参考文献 授業ないで紹介する。
オフィスアワー(授業相談) オフィスアワーは適時変更します。事前に下記のWEBを参考にアポイントを取ること。
https://sites.google.com/a/nihon-u.ac.jp/asada/home
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 上記のテキストを理解するためのミクロ経済学の基礎が出来ていること。また,後期に実証分析を行うので計量経済学と同時履修すること。
履修にあたっては毎回テキストを理解して授業に臨み,理解出来ない点を授業で学び,授業後に復習すること。
授業用URL https://sites.google.com/a/nihon-u.ac.jp/nitida_daigakuin/