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学習目標(到達目標) |
経済政策についてのミクロ経済学に基づく数理モデルによる分析ができるようになるところまで、理論的な基礎を身につけることができます。 |
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授業概要(教育目的) |
一般社会人のレベルではなく、研究者や専門職業人として社会的に通用する水準まで、経済政策分析のための基礎理論を数理的に理解してもらうことを目的しています。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | イントロダクション | 講義内容を概説し、受講者の関心や知識の水準について確認する。 | 第2回 | 部分均衡分析(1) | 需要曲線と胸腔曲線の導出 | 第3回 | 部分均衡分析(2) | 部分均衡分析における厚生経済学の基本定理の証明 | 第4回 | 部分均衡分析(3) | 余剰分析の理論的基礎 | 第5回 | 部分均衡分析(4) | 余剰分析の応用。課税、配給制度など。 | 第6回 | 消費者行動(1) | 効用関数と無差別曲線の性質 | 第7回 | 消費者行動(2) | 効用最大化問題の解法 | 第8回 | 消費者行動(3) | 代表的な効用―レオンチェフ型、完全代替型、限界効用一定のケース | 第9回 | 消費者行動(4) | Cobb-Douglas形効用関数による分析手法 | 第10回 | 消費者行動(5) | 応用例-年金支給におけるインフレ調整 | 第11回 | 厚生経済学(1) | パレート効率性の定義と意味 | 第12回 | 厚生経済学(2) | 競争均衡の効率性ーKuhn-Tucker定理による証明 | 第13回 | 厚生経済学(3) | 厚生経済学の基本定理-一般的証明 | 第14回 | 厚生経済学(4) | 公平性の基準と社会的厚生関数 | 第15回 | 厚生経済学(5) | 社会的選択理論の基礎 |
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授業形式 |
毎回、参加者に課題を出し、次回までに回答を用意してもらう。授業で担当者が回答を発表し、教員がその内容についてコメントして、必要に応じて補足説明を加える。次に、他の参加者との討論に基づいて内容の理解を深める。 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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授業への
参画度
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その他
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合計
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0% |
70% |
0% |
30% |
0% |
100% |
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評価の特記事項 |
毎回の授業における発表とコメントの内容によって、理解度を確認し評価する。 |
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テキスト |
Mas Collel, A., M.Whinston and J. Green, Microeconomic Theory, MIT Pres 1995. |
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参考文献 |
授業時に指示。 |
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オフィスアワー(授業相談) |
授業時に指示する。事前のメール(授業時に指示)によるアポイントメントが必要。 |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
論文の作成を目的とする大学院の学生を対象とする講義であるので、直接の政策イッシューを口語的に解説するものではない。参加者は、経済政策の数学的な分析に関心を持ち、毎回、課題に取り組んで発表する準備をすることが求められる。 |