講義名 地域と文化B ≪◇学部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水4
単位数 2

担当教員
氏名
高草木 邦人

学習目標(到達目標) 本講義では、以下の能力を身につけることを目指します。
 1.ルーマニア史の概略を説明することができる。
 2.ルーマニア史を学び、21世紀の日本人と異なる思考・行動パターンを説明することができる。
 3.ルーマニアと日本の歴史・文化の差異と類似について説明することができる。

対応DP及びCP:1,2,8
授業概要(教育目的) 本講義では、「憲法」をキーワードを取り上げながら、ルーマニアの歴史・文化について述べていきます。また、本講義では、他者の歴史・文化を学ぶことで、自身の歴史・文化についても再考してもらいます。事前学習では、日本の歴史・文化についての学習を課しますので、講義で学習するルーマニアの歴史・文化と比較するようにしてください。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション講義の内容・形式、評価方法、履修上の注意点を説明します。また、ルーマニアの基礎的知識を学習する。
【事前学習】2時間
 ルーマニアの基礎的知識を自身で調べておくこと。
【事後学習】2時間
 講義で配布した資料をもとに復習しておくこと。
第2回前近代史古代ローマ帝国による支配からオスマン帝国による支配までを学びます。
【事前学習】2時間
 日本と中国王朝(唐・宋・元・明・清)との関係について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第3回ロシア帝国の押し付け憲法ロシア帝国がワラキア公国・モルドヴァ公国に「押し付けた」憲法について学びます。
【事前学習】2時間
 黒船来航について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第4回1848年革命と集団保障西欧列強によるワラキア公国・モルドヴァ公国の自治保障について学びます。
【事前学習】2時間
 不平等条約について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第5回ルーマニア公国の成立ワラキア公国とモルドヴァ公国の合同について学びます。
【事前学習】2時間
 明治維新について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第6回ルーマニア王国の成立1866年憲法の制定と特質について学びます。
【事前学習】2時間
 大日帝国憲法について調べておくことと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第7回農民問題と憲法修正20世紀転換期における二大政党(自由党と保守党)による憲法修正の議論について学びます。
【事前学習】2時間
 原敬政友会内閣の誕生と特質について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第8回大ルーマニアの成立1923年憲法の制定と特質について学びます。
【事前学習】2時間
 第二次護憲運動について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第9回二大政党政治とその幻滅両大戦間期における二大政党(自由党と農民党)の対立と政治不信について学びます。
【事前学習】2時間
 政友会と民政党の二大政党政治について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第10回極右と極左ファシズム政党と共産党の活動と特質について学びます。
【事前学習】2時間
 血盟団事件、二・二六事件 、および日本共産党について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第11回国王独裁1938年憲法の制定と特質について学びます。
【事前学習】2時間
 新体制運動について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第12回ルーマニア人民共和国の成立共産党による政権奪取と1952年憲法の特質について学びます。
【事前学習】2時間
 日本国憲法についてしらべておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第13回東欧革命チャウシェスクの失脚と共産党一党独裁の崩壊について学びます。
【事前学習】2時間
 55年体制の崩壊について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第14回ポスト共産主義時代東欧革命後のルーマニア社会と反共産主義運動について学びます。
【事前学習】2時間
 現在の日本における政治問題について調べておくこと。
【事後学習】2時間
 事前学習で学んだ日本に関する知識と講義で学んだルーマニアの知識を比較検討しておくこと。
第15回確認試験と解説講義で学んだことを確認する試験、およびその解説を行います
【事前学習】2時間
 第1回から第14回までの講義内容を、自身のノートや配布資料をもとに復習しておくこと。
【事後学習】2時間
 本講義で学修したルーマニアの歴史・文化を、日本だけだけでなく、他の国や地域と比較してみること。
授業形式 主に講義形式で行いますが、ルーマニアという国を理解してもらうために、ルーマニアに関連する映像なども利用していく予定です。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
70% 0% 0% 30% 0% 100%
評価の特記事項 筆記試験をおこないます。また、「授業への参画度」は事前学習の成果から評価します。なお、欠席が多い受講生については、授業態度が悪いと判断し、授業参画度を減点します。
テキスト 特定のテキストは使用せずに,毎回プリントを配布します。
参考文献 授業時に指示します。
オフィスアワー(授業相談) 月曜日 13:00~14:00
金曜日 13:00~14:00
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 私語など他の学生に迷惑がかかる行為は厳禁です。