講義名 英語ライティング ≪◇学部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 月2・金4
単位数 2

担当教員
氏名
平形 美加

学習目標(到達目標) ①語彙を増やし,文法の理解を深め,英語の論理に沿った自然な文を書くことができる。
②情報や考えを目的に応じて表現することができる。
③文章構成や論理展開を考慮して,読み手に分かりやすいパラグラフを書くことができる。

対応DP及びCP:2,6,8
授業概要(教育目的) 語法・文法に関する既習事項を確認・活用して,事実を適切に表現し,自分自身の考えを的確に表現する能力を向上させることを目的とします。
授業計画表
 
項目内容
第1回Introduction
各自の発音と英語理解度チェック
シラバス(特に授業計画、成績評価)の説明。
発音チェック、特に日本人が苦手とする発音を取り上げ練習する。
文法習得レベル確認のための練習問題を解き、各自の英文法における弱点を知る。以下の学習時間は最低限の目安である。
【事前学習】2時間 シラバスをプリントアウトし、よく読んで持参する。
【事後学習】2時間 注意を受けた発音を練習する。
第2回


The English Paragraph

教科書Unit 1~5 現在形
各授業の構成は前回の授業内容の文法復習小テスト、文法、paragraphの書き方、文法確認のための和文英訳の部分からなる。
paragraphの書き方では英語におけるparagraphの概念、形など一貫性のある書き方を学ぶ。paragraphについては随時プリントを配布する。
動詞の時制から入る。第7回までに英語の動詞の全体像を把握し、自由自在に使いこなせるよう練習を積む。
第2回はどのような状況の時に現在形を使うかを習得する。
【事前学習】2時間 Unit1~5の解説を読んでおく。(以下「Unit~」と表記)
【事後学習】2時間 現在形の復習
      paragraphとは何かを理解する。
Main Ideas and Topic Sentenceについてのプリント配布する。
第3回Main Ideas and Topic Sentence


Unit 6~10現在形、be動詞過去形
文法 引き続き現在形の練習、現在形を定着させる。
パラグラフの大切な要素であるtopic sentenceについて説明する。
パラグラフの例を示し、その中のtopic sentenceがどの部分かを考える。
【事前学習】2時間  Unit 6~10 、第2回授業時に配布したparagraphのプリントを読む。
【事後学習】2時間 現在形, be過去形を徹底的に理解する。
paragraphのプリントの単語を覚え、語彙を増やす。(以下「プリントの単語」と表記)
Quiz 1
第4回Main Idea and Topic Sentence

Unit 11~15 一般動詞過去形、過去進行形



                              
前回に引き続きtopic sentenceについて更に練習問題を解き、知識の定着を図る。
文法は一般動詞過去形と過去進行形に入る。どのような状況で過去形、過去進行形を使うのかを説明し、その後練習問題を解く。
【事前学習】2時間 Unit 11~15
【事後学習】2時間 一般動詞過去形と過去進行形の使い分けを徹底的に理解する。   プリントの単語
Three Parts of a Paragraphのプリントを配布する。
Quiz 2
第5回Three Parts of a Paragraph I Introduction

Unit 16~20 現在完了形


paragraphの3つの構成要素(Introduction,Discussion, Conclusion)について説明する。paragraph内のそれぞれの割合について解説し、最初にIntroductionについての詳細について書かれているプリントを読む。
文法は現在完了形、過去形との違いについて解説の後、練習問題を解く。

【事前学習】2時間 Unit 16~20  第4回授業時に配布したプリントを読んで来る。
【事後学習】2時間 現在完了形と過去形の違いを徹底理解する。プリントの単語
Quiz 3
第6回Three Parts of a Paragraph II Discussion

Unit 22~23 受動態
paragraphにおける2番目の要素Discussion の部分について第4回に配布したプリントを読みながら解説を加える。
文法は受動態に入る。現在形、過去形、現在進行形、現在完了形の受動態を主に扱う。
【事前学習】2時間  Unit 22~23
【事後学習】2時間 今回の受動態を徹底理解する。余力のある学生はさらに過去進行形、過去完了、未来の表現の受動態も練習する。 
Quiz 4
第7回Three Parts of a Paragraph III Conclusion

Unit 26~29 未来表現

paragraph最後の構成要素Conclusion の部分のプリントを読み、解説を加える。
文法は未来に関する表現について、be going to, will,be+ingそれぞれの違いについて解説し、練習にする。
【事前学習】2時間 Unit 26~29
【事後学習】2時間 未来の出来事を表現する3つの方法を理解し、様々な未来の状況を想定し使える様にする。
Three Parts of a Paragraphのすべての部分について復習する。
Transitions in a Paragraphのプリントを配布する。
Quiz 5
第8回Transitions in a Paragraph I

Unit 31~36 助動詞


一貫性のあるparagraphを書くために必要なTransitionsについて解説。3回の授業で11種類すべて説明する。また多くの例文も示し、適切なTransitionの使い方を学ぶ。第1回目はadditional information,expected information, unexpected information, intensified informationについて扱う。
文法は助動詞 can,could,might,must,should,have to,wouldの練習をする。
【事前学習】2時間 Unit31~36 Transitionsのプリントを読む。
【事後学習】2時間 助動詞の違い、使い方を徹底的に理解する。
Quiz 6
第9回Transitions in a Paragraph II


Unit 38~40 "there" and "it"
Transitions2回目は、restatements, examples, consequences, causesについて扱う。
文法はthereと「それ」という意味ではないitを含む構文について学ぶ。
【事前学習】2時間 Unit 38~40 Transitionsのプリントを読む。
【事後学習】2時間 thereを使用する状況、「それ」という意味ではないitを含む文を使いこなせるように練習する。
Quiz7
第10回Transitions in a Paragraph III

Unit 44 様々な否定文
Transitionsnの3回目は、contrasting information, order, conclusionについて扱う。
文法は動詞、助動詞すべての否定文の作り方の確認をする。
【事前学習】2時間 Unit44 paragraphのプリントを読む。
 【事後学習】2時間 すべての否定文が瞬時に作ることができるように、練習を重ねる。3回にわたって説明してきたtransitionsの総復習をする。パラグラフの単語
outlineのプリントを配布する。
Quiz 8
第11回Outline I

Unit 45 yes/no 疑問文
paragraphは今回からoutlineの説明を3回にわたって行う。一貫性のあるparagraphを書くために、準備しなければならないoutlineとparagraphの関係について説明する。1回目はoutlineの形について扱う。
文法はすべての動詞、助動詞のyes/no疑問文の作り方を確認する。
【事前学習】2時間 Unit 45  outlineのプリントを読む。
【事後学習】2時間 すべての動詞及び助動詞の疑問文が瞬時に作ることができるように練習を重ねる。 outlineの形について復習する。
Quiz 9
第12回Outline II


Unit 46 Who saw you?/Who did you see?
Outline2回目は例に挙げられているoutlineの項目がどのような文章になってparagraphに書かれているかを学ぶ。
文法は疑問詞whoを使った疑問文の練習をする。
【事前学習】2時間 Unit46 outlineのプリントを読む。
【事後学習】2時間 whoを使って主語の部分や目的語の部分を尋ねる疑問文を混同しないように定着させる。次週アウトラインを書くので、トピックを考えて来る。 
Quiz 10
第13回Outline III


Unit 47~49 who 以外の疑問詞を使った疑問文
Outlineの説明の最終回。過去2回の授業で様々なoutline とそのパラグラフを見てきたので、今回は学生各自でoutline を書式に従って書いてみる。
文法はwho以外の疑問詞を使った疑問文の練習をする。
【事前学習】2時間 Unit47~49 書きたい題材について考える。
【事後学習】2時間 疑問詞を使った疑問文の総復習をする。outlineのプリントの単語
descriptive paragraphのプリントを配布する。
Quiz 11
第14回様々な種類のパラグラフI
Descriptive Paragraph

Unit 50 間接疑問文
今回から様々な種類のparagraphについて学習し、3つの部分、topic sentenceがぱらどの部分に配置されているかを学ぶ。
第1回目はある事柄、ものについての記述をするparagraphについて説明する。
文法は間接疑問文を作る練習を行う。
【事前学習】2時間 Unit50 Descriptive
Paragraphのプリントを読む。
【事後学習】2時間 間接疑問文を作る練習をする。
プリントの単語 Illustration Paragraph
のプリントを配布する。
Quiz 12
第15回様々な種類のパラグラフII
Illustration Paragraph

Unit 51 間接話法
第2回目はある事柄の例証を書くときのparagraphを学ぶ。
文法は間接話法について、時制、代名詞などの使用を間違いなく作る練習をする。
【事前学習】2時間 Unit51 Illustration Paragraphのプリントを読む。
【事後学習】2時間 間接話法を作る際、時制の一致、人称の変化などに気を付けて復習する。プリントの単語
Classification Paragraphのプリントを配布する 
Quiz 13
第16回様々な種類のパラグラフIII
Classification Paragraph


Unit 52~55 -ingとto不定詞
第3回目はトピックの分類について説明する場合に用いるパラグラフのパターンを学ぶ。
文法は動名詞とto不定詞(名詞・形容詞・副詞用法)について学習する。
【事前学習】2時間 Unit52~55 Classification Paragraphのプリントを読む
【事後学習】2時間 動名詞、不定詞を使ってより長い文章を作る練習をする。 プリントの単語
Cause and Effect のプリントを配布する。
Quiz 14
第17回様々な種類のパラグラフIV
Cause and Effect Paragraph


Unit 60~65 代名詞と所有格
Introductionである事柄の原因を述べ、その結果について論じて行くパターンのparagraphを学ぶ。
文法は代名詞の格変化について知識の確認をする。
【事前学習】2時間 Unit60~65 Cause & Effect Paragraphのプリントを読む。
【事後学習】2時間 代名詞の使用に間違いがないかを点検する。プリント単語
Effect and Cause Paragraphのプリントを配布する。
Quiz 15
第18回様々な種類のパラグラフV
Effect and Cause Paragraph
Unit 66~70 可算名詞と不可算名詞




第17回のparagraphとは逆パターンを取る形。introductionで結果を述べ、その原因について論じるパラグラフを扱う。
文法は作文で最も間違いの多い、またとらえるのが難しい可算名詞と不可算名詞の練習問題を解く。
【事前学習】2時間 Unit66~70 Effect & Cause Paragraphのプリントを読む。
【事後学習】2時間 身の回りにある名詞が英語では可算名詞なのか不可算名詞なのか考えてみる。 プリント単語
Comparison Paragraphのプリントを配布する。
Quiz16
第19回様々な種類のパラグラフVI
Comparison Paragraph
Unit 71~74 定冠詞
2つの事柄の共通点について述べるparagraphについて学ぶ。
文法は定冠詞theの使い方について細かく説明する。
【事前学習】2時間  Unit71~74 Comparison Paragraphのプリントを読む。
【事後学習】2時間 定冠詞が必要である場所、必要でない場所それぞれを徹底的に暗記しておく。 プリント単語
Contrast Paragraphのプリントを配布する。
Quiz17
第20回様々な種類のパラグラフVII
Contrast Paragraph
Unit 75~77 限定詞と代名詞

2つの事柄の相違点について論じるパラグラフについて学ぶ。
文法はthis/that these/those one/ones some/any など文法習得に忘れがちな細かいが重要な項目を取り上げる。
【事前学習】2時間 Unit75~77 Contrast Paragraphのプリントを読む。
【事後学習】2時間 それぞれの文法事項を徹底理解しておく。 プリント単語
Problem Solution Paragraphのプリントを配布する。
Quiz18
第21回様々な種類のパラグラフVIII
Problem Solution Paragraph
Unit 81~85 限定詞


和文英訳
Introduction で問題を提示し、その解決策を論じるパラグラフについて学ぶ。
文法はevery/all most some /any both/either/neither
a lot/much/many (a) little/(a) fewを間違いなく使うことができるようにする。
【事前学習】2時間 Unit81~85 Problem Solution Paragraphのプリントを読む。
【事後学習】2時間 限定詞の使用上の注意を覚える。
プリント単語
Personal Opinion Paragraphのプリントを配布する。
Quiz19
第22回様々な種類のパラグラフIX
Personal Opinion Paragraph
Unit 86~87 形容詞と副詞


自分自身の意見を述べるときに用いる形のパラグラフについて学ぶ。今回が様々な種類のparagraphについて学ぶ最終回である。
文法は単語レベルでの形容詞と副詞について学ぶ。文の要素である補語としての形容詞の役割(叙述用法)についても言及する。
【事前学習】2時間 Unit 86~87 Personal Opinion Paragraphプリントを読む。
【事後学習】2時間 教科書以外でも形容詞、副詞の語彙をできるだけ増やす。プリント単語  パラグラフについての新出事項は今回までなので、総復習をする。
Quiz 20

第23回パラグラフについての総復習

Unit 88~90 形容詞の比較級

和文英訳
T&F の練習問題をしながらHow to Write a Good Paragraph に関する知識を整理する。
文法は比較級を用いた文と原級を用いた比較級の文を学ぶ。
【事前学習】2時間 Unit 88~90 期末に提出するパラグラフの主題を考えておく。
【事後学習】2時間 T&F の練習問題の復習をして、次回のパラグラフまとめテストに備える。
Quiz21
第24回アウトラインを書く
Unit 91~93 最上級その他

考えてきた主題のoutlineを書く。そのチェックを教師が行う。
文法は形容詞の最上級とenough/tooの使い方を学ぶ。
【事前学習】2時間 Unit 91~93
【事後学習】2時間 最上級の使い方を確認しておく。
事業時間内にoutlineが書き終えられなかった学生は仕上げておく。
Quiz 22 (paragraphのまとめテスト)
第25回First Draftについての諸注意
Unit 94~97 語順


outlineをもとにfirst draftを書き始める。途中教師が机間巡視しながらチェックする。
文法は日本語と英語の語順の違いに言及しながら、英語語順の重要性について学ぶ。
【事前学習】2時間 Unit 94~97
【事後学習】2時間 自宅でfirst draftを仕上げてくる。配布するチェックシートに従って、推敲を行う。その際、特に今日学んだ英語の正しい語順を意識して書く。
first draftチェックシートを配布する。
Quiz 23
第26回パラグラフの点検

パラグラフについての質疑応答
仕上げたfirst draftをまず前回配布したチェックシートに従って、ペアで間違いの点検を行う。この間も教師が机間巡視を行い、随時質問に答える。
【事前学習】2時間 first draft とはいえ推敲を行ったparagraphを持参する。
【事後学習】2時間 first draftをもとにparagraphを完成させる。次回プリントの単語テストに備える。

第27回Unit 99~101  従属節文章を長くするための従属節について学ぶ。仮定法過去も含まれるが、教科書では取り上げてない仮定法過去完了も取り上げる。
【事前学習】2時間 Unit99~101
【事後学習】2時間 特に仮定法で使われる時制を理解する。
第28回Unit102~116(最終章)関係代名詞、前置詞、句動詞ケンブリッジ英文法の最終章まで出来る限り終わらせる。
【事前学習】2時間 Unit102~116
【事後学習】2時間 次回の総復習テストに備え、準備をする。
Quiz 24
第29回確認試験
レポート課題提出
総復習テストを前半に行い、レポートを教師のチェックを受けながら提出する。paragraphの構成その他で目立つ間違いなどがある場合は、書き直し最終授業に再提出となる場合もある。見直しをよくしてから提出すること。
【事前学習】2時間 提出するparagraphの構成及び英語表現・文法の最終確認を行う。
【事後学習】2時間 総復習テストで解けなかった箇所を再度教科書の該当項目に照らし合わせ、復習する。paragraphの再提出を言われた学生は、指摘された点についての間違いを修正する。
第30回確認試験の解説とまとめテスト返却。特に注意する点を指摘し、必要であればその文法項目の練習問題を解き、学習内容の更なる定着を図る。テストに関する質疑応答、今学期授業内容全般についての質問も受ける。
【事前学習】4時間 教科書巻末に載っている補充問題を終え、文法知識の理解不足が無いかを自身で確認し、さらに疑問があれば授業中に質問する。
【事後学習】2時間 教科書巻末の診断テストを行い、今期の文法事項を完全に理解しているか確認する。誤答がある場合は、教科書の指示に従い該当するユニットに戻って、知識を定着させる。
授業形式 演習形式を中心として授業を進めます。内容理解を確認するための小テストや課題提出等を随時課します。課題に関してのフィードバックは原則として授業中に行います。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 30% 40% 30% 0% 100%
評価の特記事項 第2回英語一斉テストの受験・結果を成績評価対象のひとつとする。
定期試験は行わないが、小テスト及び確認試験を行う。
最終授業日150語程度のparagraphを提出する。
テキスト Murphy, Raymond, Basic Grammar in Use
 Cambridge University Press, 2013,¥2680.
参考文献 授業時に提示する。
オフィスアワー(授業相談) 金曜日 16:20〜17:00
本館2階講師室
時間を要する質問の場合は事前にアポイントメントをとること。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 予習、復習は必須で成績評価の一部とする。
毎授業に英和辞書(電子辞書も可)を必ず持参すること。
初回授業時にシラバスをプリントアウトして持参すること。(具体的授業日程を初回授業時に書き入れるため)