講義名 フランス語Ⅲ ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 水3
単位数 2

担当教員
氏名
八木 淳

学習目標(到達目標) フランス語IIIでは,フランス語IおよびIIで学んだ基礎的な文法知識と運用技能をレベルアップさせることを目標とします。長文読解の練習をしながら,読み,書き,話す,というフランス語の総合的なスキルをバランスよく身につけることができます。
フランス語特有の文法内容(条件法や接続法など)についても,英語との違いを理解した上で,実際に使ってみましょう。
また,授業を通して,フランスの文化・経済や社会に関する知見を受動的に獲得するばかりでなく,自ら関心を持って情報を収集・選別できるようになります。

対応DP及びCP:2,6,8
授業概要(教育目的) 1年次に習得したフランス語の文法事項を基に,さらに応用・発展的な文法内容の習得を目的とします。 様々な時制や法を含む,より複雑な構文を理解したり,フランス語で文章が書けるようになりましょう。また,それらの文章を正しく発話・運用できるように練習を積み重ねましょう。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション。授業内容を説明します。本授業では教科書の長文を読み解きながら文法、語法、文章表現を学びます。第1回目はフランス語Ⅰ,Ⅱで習得した発音の仕方と基本的文法事項を復習しながら解説します。
【事前学習】2時間
以前使った教科書の発音と綴り字の関係の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 特に綴り字と発音の関係の項目を理解しておくこと。
第2回自分の用件を述べる表現助動詞的表現,疑問形容詞の用法,提示表現を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「疑問形容詞」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「疑問形容詞」と「提示表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第3回接続表現の読解etの用法,強調表現,数量の単位を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「強調表現」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「強調表現」と「数量の単位」の項目の練習問題を解いておくこと。
第4回電話表現の理解(友だちにかける場合)電話表現,提案・勧誘表現,承諾・賛成表現を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「提案・勧誘表現」および「承諾・賛成表現」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「提案・勧誘表現」と「承諾・賛成表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第5回相手に自分の現況を伝える表現maisの用法,条件法現在形,時間表現を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「条件法現在」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「条件法現在」と「時間表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第6回知覚動詞の読解あいづちの打ち方,部分疑問文,知覚動詞を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「部分疑問文」および「知覚動詞」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「部分疑問文」と「知覚動詞」の項目の練習問題を解いておくこと。
第7回過去の出来事の表現siの用法,理由の言い方,接続法現在形を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「接続法現在形」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「理由の言い方」と「接続法現在形」の項目の練習問題を解いておくこと。
第8回時間表現(過去)の読解過去を示す時間表現のほか疑問代名詞,疑問形容詞の用法を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「疑問代名詞」および「疑問形容詞」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「疑問代名詞」と「疑問形容詞」の項目の練習問題を解いておくこと。
第9回行動の目的を示す表現付加疑問文,文頭表現,否定表現を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「付加疑問文」および「否定表現」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「付加疑問文」と「否定表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第10回手紙文の読解(友だちに送る場合)手紙文,関係代名詞,同格表現を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「関係代名詞」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「関係代名詞」と「同格表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第11回自分の思いを伝える表現quandの用法,時の前後の言い方,判断の表現を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「判断の表現」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「時の前後の言い方」と「判断の表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第12回半過去を用いた表現の読解半過去形のほかお礼の言い方,名詞を用いた行動表現を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「半過去形」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「半過去形」と「名詞を用いた行動表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第13回話題を転換する時に用いる表現話題の変え方,程度・数量のぼかし方,否定疑問文を習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「否定疑問文」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「程度・数量表現」と「否定疑問文」の項目の練習問題を解いておくこと。
第14回手紙文の読解(目上の人に送る場合)伝聞表現,根拠の言い方,ジェロンディフを習得します。
【事前学習】2時間
教科書の「ジェロンディフ」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「根拠の言い方」と「ジェロンディフ」の項目の練習問題を解いておくこと。
第15回前期授業の確認試験と解説前期の授業を通して学んだ文法事項, 語法, 文章表現の復習のための 確認試験(60分)を実施し、その後、試験の解説(30分)を行います。
【事前学習】2時間
教科書で習った会話文および練習問題のうち、予め指定された箇所をよく復習しておくこと。
【事後学習】2時間
確認試験を通して, 理解が足りないと思われた箇所, 記憶が曖昧だった事項によく目を通しておくこと。
第16回主題を提示する表現主題の提示の仕方のほか助動詞的表現を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「助動詞的表現」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「助動詞的表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第17回不確実な情報を伝える伝聞表現と条件法過去を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「条件法過去」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「条件法過去」の項目の練習問題を解いておくこと。
第18回電話表現の理解(会社にかける場合)電話表現のほか、条件法現在形を用いた丁寧な依頼表現を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「条件法現在形」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「条件法現在形」の項目の練習問題を解いておくこと。
第19回驚きの表現驚きの表現のほか、否定の繰返しと禁止の表現を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「否定の繰返し」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「否定の繰返し」と「禁止表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第20回話題を明示する話題を明示する強調構文を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「強調構文」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「強調構文」の項目の練習問題を解いておくこと。
第21回判断を言う文末表現。様々な文末表現を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「文末表現」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた会話表現を繰り返して発音するとともに「文末表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第22回譲歩および対立の表現譲歩の表現に用いる接続法現在形を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「接続法現在形」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「接続法現在形」の項目の練習問題を解いておくこと。
第23回感情を表現する文章の読解接続法現在形を用いて様々な感情表現を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「感情表現」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「感情表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第24回様々な否定文の読解「部分否定」と「全部否定」のほか謝罪・お礼の言い方を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「部分否定」および「全部否定」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「部分否定」および「全部否定」の項目の練習問題を解いておくこと。
第25回結論の言い方、話のまとめ方結論の言い方や話のまとめ方のほか、間接疑問文の作り方を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「間接疑問文」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「間接疑問文」の項目の練習問題を解いておくこと。
第26回意図の方向付け否定倒置疑問文を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「否定倒置疑問文」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「否定倒置疑問文」の項目の練習問題を解いておくこと。
第27回直接話法と間接話法直接話法と間接話法を習得します。あわせて時制の一致を説明します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「直接話法と間接話法」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「直接話法と間接話法」の項目の練習問題を解いておくこと。
第28回目的を言う表現接続法現在形を用いて目的を示す表現を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「接続法現在形」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「接続法現在形」の項目の練習問題を解いておくこと。
第29回「知らない」という表現を付け加える。不定表現を習得します。練習問題を解いてもらい,答え合わせと解説を行います。
【事前学習】2時間
教科書の「不定表現」の項目をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間
教科書を見返しながら授業内容をよく復習し, 覚えた表現を繰り返して発音するとともに「不定表現」の項目の練習問題を解いておくこと。
第30回確認試験と解説授業を通して学んだ文法事項, 語法, 文章表現の確認試験(60分)およびその解説(30分)を行う。
【事前学習】2時間
教科書で習った全ての項目および練習問題をよく復習しておくこと。
【事後学習】2時間
本授業の内容をよく復習し, 「フランス語Ⅳ」に向けて準備しよう。
授業形式 講義と演習形式で行う。課題に関してのフィードバックは原則として授業中に行う。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
50% 0% 20% 30% 0% 100%
評価の特記事項 特になし。
テキスト 石野好一著『新フランス語メニューS-理解・表現力の向上をめざして』,第三書房,2013年,2200円(税抜き).
参考文献 田島宏編『コレクション、フランス語5、読む』,白水社,2002年,3000円(税抜き).
オフィスアワー(授業相談) 毎週水曜日と金曜日12:15~12:50, 本館2階講師控室にいます。事前に授業の前後に連絡を取ってください。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 初級から中級までレベルアップする内容です。初級文法の復習をしながら、より深いフランス語の理解を目ざし授業を進めます。授業をよく聞き一つずつ確実に習得してください。授業の最後に次回の内容を予告します。教材に目を通しておいてください。また,指定された箇所を見返し、授業の復習をしてください。授業への積極的な参加を望みます。なお,年二回(6月と11月)フランス語実用技能検定試験(仏検)があります。目標にすれば飛躍的に語学力が伸びるでしょう。期日が来ましたら案内しますが,あらかじめ切に奨励します。