講義名 租税論 ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 金3
単位数 4

担当教員
氏名
鵜藤 俊英

学習目標(到達目標) 本講義では、以下の能力を身に付けることを目指します。
現在日本の財政は,数字の上では危機的状況にあります。この講座ではその財政の収入源泉である租税について身近な問題として取上げこれを考えます。
そこで、私たち受講者が社会人となり税負担の担い手となった時,自分たちにとってあるべき税制とはどのようなものかを考えるに必要な素養を身につけることができるようになる。
対応DP及びCP:2.3.4.5.8
授業概要(教育目的) 財政を支える主要な財源は,税(現在の税)と公債(将来の税)です。この財源を誰がどのくらい負担するべきなのか,日常に見られる具体的な事例を通して考えてみるに必要な素養を説明します。そのため,租税に関する抽象的な議論ではなく,具体的な紛争,不満を端緒として現在の租税制度,あるいは将来のあるべき租税制度を考えるに必要な素養を身に付けてもらいます。
授業計画表
 
項目内容
第1回オリエンテーション講義の進め方やリアクションペーパー,要点のまとめ,総まとめについて説明します。
【事前学習】2時間
シラバスを基に何を学ぶのか、考えておくこと。
【事後学習】2時間
説明を復習し、学習計画を策定すること。
第2回日本の財政の現状税が支える財政の現状を説明します。
【事前学習】2時間
教科書第1章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第3回財政再建の糸口将来に対する財政の基本的考え方を説明します。
【事前学習】2時間
事前配布資料を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第4回租税の体系日本の現在の税の体系について説明します。
【事前学習】2時間
教科書第1章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第5回財政民主主義税の基本的考え方について説明します。
【事前学習】2時間
教科書第2章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第6回租税回避行為節税対策と租税回避行為について誰が,どのくらい税を負担すべきか,について基本的な考え方を説明します。
【事前学習】2時間
教科書第3章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第7回パナマ文書パナマ文書に見る世界の租税回避の現状について解説します。
【事前学習】2時間
事前配布資料を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第8回公平・中立・簡素の三原則誰がどのくらい税を負担すべきか、について説明します。
【事前学習】2時間
教科書第4章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第9回生活保護と税低所得者の税負担について説明します。
【事前学習】2時間
教科書第5章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第10回所得概念税負担の中心的課題である所得の概念について基本的な部分の説明をします。
【事前学習】2時間
教科書第6章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第11回納税義務の範囲誰が税の負担をするのか、基本的な部分の説明をします。
【事前学習】2時間
教科書第7章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第12回経費概念所得を算定する経費の考え方などについて説明します。
【事前学習】2時間
教科書第10章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第13回所得の分類日本では、所得を10種類に分類しています。
【事前学習】2時間
教科書第9章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第14回所得の計算構造具体的な所得計算を通して,いくらの負担をするのか計算してみます。
【事前学習】2時間
教科書第12・13章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第15回理解度の確認これまでの要点のまとめ。
【事前学習】2時間
これまでの再検証について,再度確認すること。
【事後学習】2時間
提出したレポートに記載した内容について,再度検証すること。
第16回法人実在説と法人擬制説法人課税を考える上で,そもそも法人とは何かを説明します。
【事前学習】2時間
教科書第14章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第17回法人でないのに法人税課税あるべき法人所得の課税と現在の日本の法人税の違いについて考えてみます。
【事前学習】2時間
教科書第16章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第18回法人所得の計算構造法人所得の計算は、会計(簿記)に基づきます。会計初学者のための説明をします。
【事前学習】2時間
教科書第17章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第19回経済の動向と法人課税経済の動向に左右される法人所得(個人事業所得)について説明する。
【事前学習】2時間
教科書第1章及び事前配布資料を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第20回消費課税所得課税と比較した消費課税の概要を説明をします。
【事前学習】2時間
教科書第19章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第21回軽減税率と非課税、インボイス軽減税率および非課税の問題について考えてみます。インボイス制度について説明します。
【事前学習】2時間
教科書第20・21章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第22回消費課税と社会保障の一体改革政府の「消費課税と社会保障の一体改革」について説明します。
【事前学習】2時間
事前配布資料を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第23回相続税日本の相続税について説明します。
【事前学習】2時間
教科書第17章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第24回ふるさと納税、酒税ふるさと納税、酒税について説明します。
【事前学習】2時間
教科書第25章を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第25回社会保障(公的年金)制度貯蓄2000万円問題と税について考えてみます。
【事前学習】2時間
事前配布資料を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第26回「人生100年時代」の社会保障と税「人生100年時代」の社会保障と税について考えてみます。
【事前学習】2時間
事前配布資料を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第27回日本の社会構造の変化と税少子高齢化対策の財源ついて解説します。
【事前学習】2時間
事前配布資料を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第28回税金の使い道の監査税金の使い道の監査(会計検査院・自治体外部監査)について説明します。
【事前学習】2時間
事前配布資料を予め読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提出したリアクションペーパーに記載した内容について,再度検証すること。
第29回理解度の確認16回以降後半の要点のまとめ
【事前学習】2時間
これまでの再検証について,再度確認すること。
【事後学習】2時間
提出したレポートに記載した内容について,再度検証すること。
第30回総まとめ全体のまとめと解説
授業形式 テキストを用いて,各回に示したテーマについて解説します。各講義終了前にリアクションペーパーを書いて提出してもらいます。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
60% 10% 0% 30% 0% 100%
評価の特記事項 講義態度は,リアクションペーパーで評価します。定期試験は,最終授業内で行います。
テキスト 三木義一編著『よくわかる税法入門(最新版)』有斐閣
参考文献 授業時に指示する。
オフィスアワー(授業相談) 各講義終了後に受けます。あるいは初回に示したメールアドレス宛てに連絡してください。回答方法は内容によります。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 事前学習のためテキストを指定しました。法学部学生向けに作成されていますが、大変読みやすいので必ず一読してください。