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学習目標(到達目標) |
➢本講義では,以下の能力を身につけることを目指します。
1.日常的に使用される社会保障用語の意味を理解し,説明できる。
2.身近で発生するさまざまな問題を社会保障(政策)の課題として理解できる。
3.日刊紙の記事・社説・論説・解説欄の内容を理解し,その骨子を説明できる。
4.内政の最重要課題の一つである「全世代型社会保障制度」の課題を理解できる。 政府・与野党、経団連,「連合」の考え方の特徴と差異を理解し,説明できる。
5.欧米主要国及び国際機関の制度改革への取組み,特徴など概要を説明できる。
➢ 対応DP及びCP:1,2,3,4,5,8
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授業概要(教育目的) |
本講義では,国民が生まれた瞬間から亡くなるまで,日常生活と密接不可分の関係にある「社会保障」を多面的に論じていきます。わが国社会保障制度の屋台骨は5つある社会保険が担っています。講義の中心は「医療保険」と「介護保険」ですが,生活保護や社会福祉等の概説を含みます。また,社会保障の法的根拠を定めた米国社会保障法(Social Security Act;1935)と欧州連合が英語表記で用いているSocial Protectionの実際についても学修します。「全世代型社会保障制度」に関する国会・関係審議会の動向については年度を通じ適宜,講義の中で解説します。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | イントロダクション | 講義の内容,講義の形式,評価方法,履修上の注意点について説明する。自分自身や身内,友人といった身近な問題を社会保障的な視点から捉えてみる習慣をつけること。
【事前学習】2時間。Textを入手できた人は,その編集状況を確認し,全体像をつかんでおきましょう。
【事後学習】2時間。授業内容を復習し,Textに出てきたキーワードを説明できるようにしておくこと。
| 第2回 | 社会保障制度をめぐる歴史的変遷、現状、課題、展望
| 1.『社会保障の見取り図』に即して,社会保障の概念(社 会保険,生活保護,社会福祉の各区分)を考察する。
2.第2次世界大戦後の「社会保障制度審議会」(首相の諮問機関)勧告,国民皆保険体制の実現が,わが国社会保障制度の礎になっていることを再確認し理解に繋げる。
3.現下の社会保障制度をめぐる政策課題を押さえる。
【事前学習】2時間。Text序章をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間。口頭解説の要点を書き取り,Textのキーワードをよく理解すること。
| 第3回 | 社会保険制度
(1)医療保険 | ➢原則,Textの記述内容に沿って解説を加えていく。
1.医療サービスを保障する仕組み,2.被保険者と保険料,3.保険給付(受けられる給付,混合診療,保険外併用療養費,患者の一部負担ルール,高額療養費制度の仕組み,金銭給付)について,それぞれの要点を考察する。
【事前学習】2時間。Textの該当頁を読んでおくこと。
【事後学習】2時間。Text本文を復習しておくこと。 | 第4回 | 社会保険制度
(2)医療保険 | 4.診療報酬と薬価基準(保険での医療サービスの価格とその決め方),6.国民医療費(医療費の使われ方),7.医療提供体制(医療サービスの姿,国際比較,医療計画,機能分化と体系化,地域医療構想,インフォームドコンセント,保健事業の推進)の要点,特色について考察する。
【事前学習】2時間。Textの該当頁を読んでおくこと。
【事後学習】2時間。キーワードをよく理解すること。 | 第5回 | 社会保険制度
(3)高齢者医療 | ➢高齢者の医療費は誰がどれだけ負担するべきなのか,「負担と給付のあり方」を前提とした考察を試みる。
1.なぜ,高齢者だけ特別な制度が必要か,2.国民健康保険の加入者層の変質,3.老人保健制度のねらいと仕組み,4.後期高齢者医療制度の仕組みと財政,5.前期高齢者の財政調整の仕組みについて,それぞれ要点を考察する。
【事前学習】2時間。Textの該当頁を読んでおくこと。
【事後学習】2時間。キーワードをよく理解すること。 | 第6回 | 社会保険制度
(4)介護保険 | ➢2000年度創設の最新版の社会保険制度。なぜ,創設されることになったのか,同保険ができる前の状況は,施行されて一番よかった評価は何か,社会的入院からの脱却とスティグマの解消とは何か等について考察を深める。
1.措置制度からの脱却と給付請求権の行使
2.保険者:居住地域の市町村と東京都23の特別区。職場に基礎を置いた保険者が皆無という唯一の社会保険となったことも大きな特徴であることを確認する。
【事前学習】2時間。Textの該当頁を読んでおくこと。
【事後学習】2時間。キーワードをよく理解すること。
| 第7回 | 社会保険制度
(5)介護保険 | 3.被保険者と保険料(誰が加入し保険料はどう決る?)
4.保険給付(どんなときにどんな介護が受けられる?)
5.介護提供体制(良質のサービス提供のためには?)
6.権利保護(利用者の権利を守る仕組みは?)等について考察を深める。
【事前学習】2時間。Textの該当頁を読んでおくこと。
【事後学習】2時間。キーワードをよく理解すること。
| 第8回 | 社会保険制度
(6)年金保険 | ➢老後所得保障の大切な仕組みを幅広に考察する
1.長期に生活費を得られなくなったら?
2.被保険者と保険料(誰が加入し,保険料はいくらか)
3.老齢年金(高齢になったときの給付)
4.財政方式(給付と負担のバランスをとるとは?)等について検証し,問題点はないか考察を深める。
【事前学習】2時間。Textの該当頁を読んでおくこと。
【事後学習】2時間。キーワードを理解すること。
| 第9回 | 社会保険制度
(7)年金保険 | 5.障害年金(障害者になったら?)
6.遺族年金(生計維持者が死亡したとき)
7.年金の業務体制(記録の管理をしているのは誰?)
8.企業年金(より豊かな老後生活を保障するのは?)
等について,これらの要点を整理して考察に繋げる。
【事前学習】2時間。Textの該当頁を読んでおくこと。
【事後学習】2時間。キーワードを理解すること。
| 第10回 | 社会保険制度
(8)雇用保険
(9)労働者災害補償保険 | ➢勤め人が失業した場合に所得を保障する仕組み
1.制度は1つ,保険者も1つの「労働保険」。金銭給付が中心だから,サービス提供機関への支払い問題は皆無,
2.被保険者と保険料,3.保険給付,雇用保険事業の概要を捉えて考える。
➢仕事が原因でけがや病気になったり,障害が残り,あるいは死亡した場合に,その勤め人や遺族に補償を行う
1.業務上の事故について補償する仕組み
2.適用事業所と保険料(保険料の決め方は?)
3.業務上または通勤による災害の認定(労災の受け方)
4.保険給付(どんな場合にどれだけ給付が受けられる)
5.社会復帰促進等事業等についての要点を考える。
【事前学習】2時間。Textの該当頁を読んでおくこと。
【事後学習】2時間。自身の問題に置き換えて実務的な
考察を試みること。 | 第11回 | 生活保護と社会福祉制度 | ➢国が生存権を最終的に保障する制度が「生活保護」である。既習の社会保険とは考え方や仕組みが異なる点を理解した上で,「最後の受け皿」「無差別平等の原理」「保護の補足性の原理」「必要即応の原理」「ミーンズテスト」等のキーワードを使い,実務面からも評価する。
➢「社会保険と生活保護の中間」ともいわれる社会福祉であるが,より社会保険に近い制度と,より生活保護に近い制度がある。講義を通して給付の種類,制度の実施主体,給付の仕組み等についてTextをもとに考える。
【事前学習】2時間。Textの該当箇所を読んでおく。
【事後学習】2時間。キーワードをよく理解すること。
| 第12回 | 通常国会における社会保障関連法案の審議状況 | レジュメに基づき,通常国会における社会保障関連法案審議の足跡を確認。与野党間議論の相違のポイントを理解する。継続審議法案については臨時国会での取り扱いについても展望する。
【事前学習】2時間。レジュメの要点を理解すること。
【事後学習】2時間。国会論議で特有のキーワードも多々出てきた。工夫を講じて要領よく覚えること。 | 第13回 | 社会保障審議会(社保審)関係部会・分科会の動向
中央社会保険医療協議会(中医協)の動向 | ➢社会保障審議会の全体像を確認,理解する。そのうえで,医療保険部会、医療部会、介護保険部会、介護給付費分科会の活動実態を確認する。
➢医療費(診療報酬)改定を審議する中医協の役割・機能・課題・問題点を考察する。
【事前学習】2時間。配付資料をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間。多くの難しいキーワードが出てきたが,工夫を講じて要領よく覚えること。 | 第14回 | 前期授業の総括
確認試験に向けた対応 | 前期の授業内容に関連する質疑に応じます。
確認試験に関連する質疑にも応じます。
【事前学習】2時間。プリント内容,口頭説明(板書なし)を確認し,理解を確実なものとすること。
【事後学習】2時間。前期で学修したTextの要点,キー ワードの意味を今一度確認しておくこと。 | 第15回 | 確認試験と解説 | 授業を通して学んだことの確認試験(60分)および解説(30分)を行う。 | 第16回 | 主要国の社会保障制度(医療および介護)並びに国際機関による社会保障制度改革に向けた動向と課題 | 次回から学修する主要国の社会保障制度(医療、介護が中心)並びに5つの国際機関にによる社会保障改革に向けたミッションと設営緒会議の論点を理解する。COVIC19の対応で揺れたWHO(世界保健機関)による医療提供体制の整備にかかる実際の対応等についても考える。
【事前学習】2時間。プリントをよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間。制度運営の成り立ち(社会保険,税、両者のミックス)を国ごとに理解を深めること。
| 第17回 | 主要国の社会保障制度
(1)ドイツ(独)の公的医療保険(GKV) | 初代宰相オットー・フォン・ビスマルクにより創設された公的医療保険の歴史的変遷を確認しつつ,わが国制度の範とされた経緯を確認する。ドイツ再統一を前に1980年代後半から重ねられた大小種々の制度改革の要点と特徴を解説する。最新の社会保険である介護保険者を「公的医療保険の屋根の下で行う介護金庫」とするユニークな方途で経済効率を維持。弱体化したメルケル政権後の制度運営についても過去を下地に展望する。
【事前学習】2時間。資料「独の公的医療保険と介護保
険について」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間。授業で出てきたキーワードをテー クノートし,文脈の中で理解できるようにしておくこと。
| 第18回 | 主要国の社会保障制度
(2)ドイツ(独)の民間医療保険(PKV) | 民間医療保険の加入者数(直近では約11%)はその時の政治状況で左右される。家族被保険者の概念はなく,個人単位で被保険者となる。官吏(高級公務員)や自営業者はPKV加入者が多い。給付面でGKVに比べて優位な点が少なくない。GKV加入者も部分保険(例:入院時の個室契約)を購入できる点を理解しておこう。
【事前学習】2時間。資料「独の民間医療保険制度について」をよく読み,特徴を押さえておくこと。
【事後学習】2時間。授業で解説した「独の国民皆保険」と「わが国の仕組み」の相違を説明できるように。 | 第19回 | 主要国の社会保障制度
(3)フランス(仏)の公的医療保険と介護保障 | ➢フランスも疾病金庫が保険者で保険主義の国であることを先ずは確認する。
➢保険料負担の面では雇用主負担の割合が高く、被保険者負担分はかなり低め,償還制がとられ,手元に現金がないと受診ににくいなどの諸点を確認する。
➢終末期医療にかかる延命医療をどう考えるか,国民的な議論が進んでいる部分も。要点を整理して考察する。
【事前学習】2時間。資料「仏医療制度の現状と課題」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間。仏の(過剰な)延命医療を避ける
(一部)動きは何を示唆しているか,考察してみよう。 | 第20回 | 主要国の社会保障制度
(4)イギリス(英国)の医療保障制度
-National Health Service― | ➢NHSといえば英国では「医療保障制度」を意味するが,
制度運営に要する財源として税が用いられる点が「保険主義」の日本,独,仏などと異なる点をまず理解する。
➢GP;General Practitioner(かかりつけ登録医)やWaitinglist(入院待ちリスト)など,英国制度の中で生まれた語彙も少なくない点などを理解する。
➢EU離脱後の「医療改革」の“目玉”は何か,探る。
【事前学習】2時間。資料「英国の医療保障」を読んでおくこと。
【事後学習】2時間。わが国と大きく異なる点(通常は通院のGP先行受診を義務づけ,必要な入院が遅れる場合も,医師報酬の満足度が総じて低い)等を確認する。
| 第21回 | 主要国の社会保障制度
(5)アメリカ(米国)の医療保険制度 | ➢大不況下の1935年に成立した米国社会保障法が憲法の制約もあり特異な構造をもつ点について説明する。
➢オバマケア(Obama Care)について概要を確認。トランプ政権における医療保障政策のポイントを理解した上で,わが国の国民皆保険体制との相違を考察する。
➢現行の米国医療提供体制の特徴と課題等を確認する。
【事前学習】2時間。資料「米国医療保障制度について」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間。キーワード(英単語が多い)を
テークノートし,記憶する工夫を講じ覚えること。
| 第22回 | 国際機関による世界の社会保障改革
(1)経済協力開発機構(OECD) | ➢OECD(本部:フランス,パリ市)の概要・歴史・目 的・組織運営体制・議題にかかる特徴,医療保障・保健医療にかかる会議運営の実際について概要を確認する。
【事前学習】2時間。配付プリントを読んでおくこと。
【事後学習】2時間。キーワード(英単語が多い)をテークノートし,記憶する工夫を講じ覚えること。
| 第23回 | 国際機関による世界の社会保障改革
(2)世界保健機関(WHO)
(3)欧州連合(EU) | ➢WHO(本部:スイス,ジュネーブ市)の概要・歴史・
目的・組織運営体制及び国際保健規則(IHR:International Health Regulations)について説明する。今冬の新コロナウイルスを対象にした感染症の国際的伝播防止にかかる活動の中核を確認する。
➢EU:EC(欧州共同体)を前身(本部:ベルギー,ブリュッセル市)とする同国際機関の概要・歴史・活動状況を確認する。
【事前学習】2時間。資料「WHOによる必要な援助」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間。資料「EUの社会政策関連給付国別 内訳」をもう一度確認し、特徴を捉えること。
| 第24回 | 国際機関による世界の社会保障改革
(3)国際労働機関(ILO)
(4)国際社会保障協会(ISSA) | ①ILO及びISSA(本部スイス,ジュネーブ市)の概要,②両国際機関の歴史的発展の推移,③同,調査・研究活動の実際(社会保障分野における近年の取り組み)を考察する。
【事前学習】2時間。資料「ILOについて」「ISSAについて」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間。ILOに基礎を置くISSAの社会保険技術交換の歴史と活動についてその意義を理解しておくこと。 | 第25回 | 国際機関によるネット版資料データの発信状況
➢Health Data(OECD) | ①OECD(本部:フランス,パリ市)の概要,②OECDの歴史的発展の推移,③わが国厚生労働省関連のOECDの活動を,雇用労働社会問題委員会及び医療委員会の活動から探る。注目度の大きい「ヘルスプロジェクト」(国際比較)については詳細を考察したい。
【事前学習】2時間。資料:OECD Health Data(英語版)をよく読み,事実関係の特徴を把握しておくこと。
【事後学習】2時間。プリント内容を理解すること。 | 第26回 | 外国政府による医療関連データのネット発信状況
―ドイツ―
➢ドイツ連邦保健省 | 連邦保健省が毎年刊行する『保健医療関連データ集』(Daten des Gesundheitswesens)をたよりに,ドイツ人が使う医療費と国民の健康度を探る。加えて,医療費支出の約1/3を占める「病院医療費」の内訳に着目しつつ,疾病構造との関係が裏付けられるのか,考察する。
【事前学習】2時間。資料「欧州連合」加盟国の平均寿命及び医療費支出の対GDP比率を確認しておくこと。
【事後学習】2時間。資料「病院支出構造」をよく理解しておくこと。
| 第27回 | 外国医療保険者(疾病金庫)によるネット発信状況
-ドイツ―
➢ドイツ企業疾病金庫連盟
➢ドイツ代替金庫連盟
➢ドイツ民間医療保険連盟 | 医療保険者(健保組合などに相当する)の選択が自由なドイツ。公的医療保険者(Krankenkasse)が加入者宛てに発信する広報活動の一端を参考として提示する。
【事前学習】2時間。資料「健康増進活動への誘い」をよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間。資料「個別保険者の追加保険料率」に差異がある点を確認し,その意味を理解すること。
また,資料「民間医療保険加入者の推移」を確認し,公民
制度合わせた国民皆保険体制を確認、理解すること。
| 第28回 | 外国事例に見る「医療提供体制」の整備と発展の推移
―中国― | 社会保障制度の面では未だ発展途上にある中国(中華人民共和国)の「医療提供体制の整備」と部分的な介護保険適用の実際を学修する。沿岸地域に散在する大都市圏と山間部等の地方の状況比較も試みる。また,一人っ子政策終了後の新たな社会問題についても事実を把握する。
【事前学習】2時間。プリントをよく読んでおくこと。
【事後学習】2時間。医療提供体制の重要性を理解しておくこと。
| 第29回 | 後期授業の総括
学年末の確認試験に向けた対応 | 通年授業の内容に関連する質疑等に応じます。
確認試験に関連する質疑等にも応じます。
再試験の輪郭を説明し質疑等に応じます。
【事前学習】2時間。プリント内容,口頭説明の要点(板書なし)を確認し,理解を確実なものにすること。
【事後学習】2時間。Textの要点を確認しておくこと。 | 第30回 | 確認試験と解説 | 授業を通して学んだことの確認試験(60分)および解説(30分)を行う。 |
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授業形式 |
1.講義形式で行う。質問等のフィードバックは,原則として翌週の講義で行う。
2.各回の冒頭,国会、関係審議会(医療・介護中心)等の動向・展望を説明する。
3.特定のテーマについてフロアの受講者間で意見交換できる場面を設定する。
4.講義の中核は5つの社会保険制度(医療・介護中心)。「外国事情」は独・仏・ 英・米等制度の実際と政策推移並びに課題。国際機関の役割・特徴等を理解する。
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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授業への
参画度
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その他
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合計
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60% |
15% |
0% |
25% |
0% |
100% |
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評価の特記事項 |
通年出席率7割(20回)を超えることが単位(4単位)取得の必須条件である。
授業への積極的関与,成果物(レポート)提出等についても加味要素とする。 |
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テキスト |
椋野美智子,田中耕太郎[著]『はじめての社会保障(第17版)』福祉を学ぶ人へ
有斐閣アルマ,2020年3月下旬刊行予定,1,800円(参考:第16版価格). |
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参考文献 |
➢厚生労働省『2019年海外情勢報告』。同省現地書記官によるネット版発信媒体。
➢国立国会図書館 調査及び立法考査局『外国の立法』(月刊)。ネット版発信媒体。
➢健康保険組合連合会『健保連海外医療保障』(年2回刊行)。 ネット版発信媒体。
➢主要国所管省庁による公式統計表(国際比較検討に便利。ネット版。講師配付)。 |
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オフィスアワー(授業相談) |
通常は,授業当日の15時45分から16時15分まで(3号館6階の講師室)対応します。
授業終了直後,相談・質問等のアポ取りにも応じます。遠慮・躊躇は一切不要です。
文献・資料の紹介及びレポートに関する疑問,受講に関する質問等々幅広に対応しま
す。できるだけ,要点を整理(例:メモ化)して臨むことを心掛けてください。 |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
各回,授業を終える時点で次回学修計画のラフスケッチとポイントを示します。受講者は,テキスト,参考文献若しくはプリント資料の該当箇所を予め目通ししておくこと。講義テーマにより,欧米主要国等及び国際機関(OECD,WHO,ILO,ISSA,EU)や保険者(制度の実施運営機関)が発信した社会保障関連の公式統計等(講師の添え訳付き)の紹介も。それにより,学修テーマ及び周辺事情の理解を後押しします。高等学校では経験できなかった「国際比較検討」の領域にも立入り,わが国制度との比較検討を容易かつ確実なものとします。興味・関心・理解の拡張に繋げていきます。
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