講義名 年金論 ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 木2
単位数 4

担当教員
氏名
久保 知行

学習目標(到達目標) 本講義では、以下の能力を身につけることを目指します。
1.年金制度についての基礎的な知識を身につける。
2.年金の新聞報道などについて、自分の意見を持つことができる。
3.企業年金の存在理由や概要などを説明できる。
4.年金資産運用について、投資の基本を身につける。
5.関連する資格試験についての情報も得ることができる。
対応DPおよびCP:2,3.4.5.8
授業概要(教育目的) この講義では、年金についての基礎知識を解説する。
公的年金から始め、企業年金については、制度体系、年金数理、年金会計、税制、資産運用を網羅して説明する。
講義では学生の積極的な参加に期待し、学生自身が自分なりに年金の問題を考えることのできる水準まで到達することを目標とする。
授業計画表
 
項目内容
第1回日本の公的年金の概要教材『企業年金講座01公的年金概要』
日本の公的年金制度の仕組みを解説する。
【事前学習】2時間
Ecolinkから上記教材をダウンロードし、目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第2回退職金・企業年金の概要教材『企業年金講座02退職金企業年金』
退職金・企業年金制度の構造を解説する。
【事前学習】2時間
事前登載の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第3回年金について考える(加点レポート課題の出題)厚生労働省『マンガで読む公的年金』を用いて、公的年金の概要を確認する。
【事前学習】2時間
事前登載の上、教材について自分なりに考えてくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第4回世代間扶養と公的年金制度論文『世代間扶養と公的年金制度』を用いて、世代間扶養と公的年金制度について討議する。
【事前学習】2時間
事前登載の上記教材について自分なりに考えてくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第5回公的年金のマクロ経済スライド厚生労働省『2019年財政検証結果』
公的年金の2019年財政検証結果について解説する。
【事前学習】2時間
事前登載の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第6回年金数理の基礎教材『企業年金講座03年金数理の基礎』
基礎率と年金制度の貯蓄・保険機能を解説する。
【事前学習】2時間
事前登載の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第7回年金現価率などについての演習教科書『投資教育サポート問題集』の第3章「キャッシュフローの評価」を用いて、年金現価率などについて実際に計算して理解する。
【事前学習】2時間
上記教材に目を通してくること。また、電卓を持参すること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第8回年金時事トピックス(公的年金)関連する新聞記事など
公的年金を中心に年金関係の新聞記事などを解説・討議する。
【事前学習】2時間
事前連絡の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第9回確定拠出年金制度の概要教科書『投資教育サポート問題集』の第4章教材「確定拠出年金の概要」を用いて、普及している確定拠出年金制度を概説する。
【事前学習】2時間
上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。

第10回確定拠出年金制度についての補足教材『企業年金講座04補足確定拠出年金』
確定拠出年金制度について補足説明する。
【事前学習】2時間
事前登載の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第11回年金時事トピックス(確定拠出年金)確定拠出年金を中心に年金関係の新聞記事などを解説・討議する。
【事前学習】2時間
事前連絡の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第12回資産運用関係の抜粋教材『企業年金講座08抽出年金資産運用DC用』
確定拠出年金の資産運用関係事項を説明する。
【事前学習】2時間
事前掲示の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第13回確定拠出年金制度(個人型)について国民年金基金連合会『個人型確定拠出年金』を用いて、個人型確定拠出年金の理解を深める。
【事前学習】2時間
事前登載の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第14回理解度の確認これまでの要点のまとめ(確認の小テストを実施)
【事前学習】各自の必要に応じる時間
小テストの範囲の学習を行うこと。
【事後学習】2時間
小テストの解答と照合すること。
第15回中間のまとめ小テスト問題の解説・解説
【事前学習】各自の必要に応じる時間
小テスト問題の不明点を整理してくること。
【事後学習】各自の必要に応じる時間
小テスト問題の不明点を解消すること。
第16回年金数理の基礎の復習教材『企業年金講座03年金数理の基礎』
第7回での基礎率と年金制度の貯蓄・保険機能を復習する。
【事前学習】2時間
事前登載の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第17回年金財政の基礎教材『企業年金講座05年金財政の基礎』
教材『企業年金講座06年金財政運営』
確定給付企業年金の財政の基礎を解説する。
【事登載習】2時間
事前配布の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第18回退職給付会計教材『企業年金講座07退職給付会計』
年金制度の費用・負債の会計処理を解説する。
【事前学習】2時間
事前登載の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第19回年金資産運用①
教科書『投資教育サポート問題集』の第1章教材「投資商品の基礎」
投資(債券、株式、外貨建て等)の基礎を概説する。
【事前学習】2時間
上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第20回年金資産運用①復習
質疑応答、意見交換
年金資産運用①の教材をベースに、意見交換・質疑応答を行う。
【事前学習】2時間
再度、講義教材に目を通し、疑問点などを整理してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第21回年金資産運用②教科書『投資教育サポート問題集』の第2章教材「現代投資理論の基礎」前半
現代投資理論について解説する。
【事前学習】2時間
上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第22回年金資産運用②復習
質疑応答、意見交換
年金資産運用②の教材をベースに、意見交換・質疑応答を行う。
【事前学習】2時間
再度、講義教材に目を通し、疑問点などを整理してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第23回年金資産運用③教科書『投資教育サポート問題集』の第2章教材「現代投資理論の基礎」後半
企業年金の資産運用の実情を解説する。
【事前学習】2時間
上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第24回年金資産運用③復習
質疑応答、意見交換
年金資産運用③の教材をベースに、意見交換・質疑応答を行う。
【事前学習】2時間
再度、講義教材に目を通し、疑問点などを整理してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第25回年金時事トピックス(資産運用関係)
質疑応答、意見交換
資産運用を中心に年金関係の新聞記事などを解説・討議する。
【事前学習】2時間
事前連絡の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第26回年金時事トピックス(年金関係)
質疑応答、意見交換
厚生労働省『海外の年金制度』および年金関係の新聞記事などを解説・討議する。
【事前学習】2時間
事前登載の上記教材に目を通してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第27回総復習
質疑応答、意見交換
総復習として、質疑応答・意見交換を行う。
【事前学習】2時間
これまでの講義資料を振り返り、自分なりの意見や疑問を整理してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第28回日本年金学会の論文紹介
質疑応答、意見交換
日本年金学会の研究発表論文を紹介し、質疑応答・意見交換を行う。
【事前学習】2時間
事前登載の上記教材につき、自分の興味を引くものについて、考察してくること。
【事後学習】2時間
学習内容を振り返り、理解を高めること。
第29回理解度の確認

これまでの要点のまとめ(確認の期末試験を実施)
【事前学習】各自の必要に応じる時間
期末試験の範囲の学習を行うこと。
【事後学習】2時間
期末試験の解答と照合すること。
第30回まとめ期末試験問題の解説・解説
【事前学習】各自の必要に応じる時間
期末試験問題の不明点を整理してくること。
【事後学習】各自の必要に応じる時間
期末試験問題の不明点を解消すること。
授業形式 講義形式で行うが、学生からの質問やフィードバックにも積極的に対応する。状況を見て、グループでの討議や作業も検討する。
毎回の講義資料は、教科書の他に、事前にEcolinkにアップロードするので、各自、電子媒体への保存や印刷をして持参すること。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
26% 0% 24% 50% 0% 100%
評価の特記事項 講義への参画度については、50%のうち出席評価は30%とし、講義に対する積極性(意見交換・質疑応答での発言など)を20%として評価する。
また、レポート提出やクラスでの発表につき、加点して評価する。
テキスト 教科書:久保知行著『投資教育サポート問題集』経営企画出版、1000円(税別).
毎回事前登載する講義資料
参考文献 久保知行『わかりやすい企業年金(第2版)』日本経済新聞社、860円(税別).
オフィスアワー(授業相談) 授業内で案内するメールアドレスに照会連絡して下さい。
エコリンクのメッセージ機能も、積極活用のこと
木曜日、講義日の2限終了後14:00まで、場所は適宜設定。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 毎回、講義範囲の教科書および事前配布の教材については、講義前にざっと目を通してきて下さい、。
授業用URL https://www.mhlw.go.jp/index.html
参考URL 1 http://www.ne.jp/asahi/kubonenkin/company/
参考URL 2 https://kubonenkin.blogspot.com/