講義名 中級マクロ経済学 ≪◇学部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 金5
単位数 2

担当教員
氏名
坪内 浩

学習目標(到達目標) 「中級マクロ経済学」では,「マクロ経済学I」と「マクロ経済学II」を踏まえて,さらに発展的な内容を学ぶ。この講義を通じて,マクロ経済学における最低限必要な「基礎知識」,「経済学的な考え方」,「分析手法」を習得できるようになる。
対応DP及びCP:2,3,4,5,8
授業概要(教育目的) 以下のトピックを取り扱う。
1.消費理論
2.投資理論
3.経済成長理論
4.マクロ経済政策の有効性

以上のトピックは,マクロ経済学Iとマクロ経済学IIで詳細に扱わなかったトピックであり,マクロ経済理論の理解を深めるための講義を提供する。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション授業の概略。授業の方針。授業計画。評価の方法。注意事項。

【事前学習】2時間
シラバスを読んでおくこと。
【事後学習】2時間
提示された演習問題に取り組むこと。
第2回消費理論(1)異時点間にわたる消費理論:合理的な消費計画行動から導いた費関数の紹介を行なう

【事前学習】2時間
教科書第12章の該当箇所を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,提示された演習問題に取り組むこと。
第3回消費理論(2)消費関数に関する諸学説:短期と長期の消費関数の関係について考える

【事前学習】2時間
教科書第12章の該当箇所を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,提示された演習問題に取り組むこと。
第4回消費理論(3)問題演習

【事前学習】2時間
事前に配布された演習問題を解いておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習し,解けなかった演習問題を解けるようにすること。
第5回投資理論(1)加速度原理とマクロモデル:景気変動における重要な要素である投資について考える

【事前学習】2時間
教科書第13章の該当箇所を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,提示された演習問題に取り組むこと。
第6回投資理論(2)投資に関する諸学説:ストック調整モデルやトービンのqについて考える

【事前学習】2時間
教科書第13章の該当箇所を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,提示された演習問題に取り組むこと。
第7回投資理論(3)問題演習

【事前学習】2時間
事前に配布された演習問題を解いておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習し,解けなかった演習問題を解けるようにすること。
第8回経済成長の理論(1)理論の概説:経済の長期的現象である「経済成長」の理論的基礎を提供する

【事前学習】2時間
教科書第11章の該当箇所を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,提示された演習問題に取り組むこと。
第9回経済成長の理論(2)新古典派経済成長理論:均斉成長への動学的過程について考える

【事前学習】2時間
教科書第11章の該当箇所を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,提示された演習問題に取り組むこと。
第10回経済成長の理論(3)経済成長の源泉:現実の経済成長に諸要因がどれだけ寄与したかについて考える

【事前学習】2時間
教科書第11章の該当箇所を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,提示された演習問題に取り組むこと。
第11回経済成長の理論(4)問題演習

【事前学習】2時間
事前に配布された演習問題を解いておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習し,解けなかった演習問題を解けるようにすること。
第12回マクロ経済政策の有効性(1)財政政策に関する有効性:財政政策に関する論争について採り上げる

【事前学習】2時間
教科書第15章の該当箇所を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,提示された演習問題に取り組むこと。
第13回マクロ経済政策の有効性(2)金融政策に関する有効性:金融政策をめぐる論争について採り上げる

【事前学習】2時間
教科書第15章の該当箇所を読んでおくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,提示された演習問題に取り組むこと。
第14回マクロ経済政策の有効性(3)問題演習

【事前学習】2時間
事前に配布された演習問題を解いておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習し,解けなかった演習問題を解けるようにすること。
第15回理解度のまとめ確認試験および解説を行う。
授業形式 講義・演習形式,小テスト
他の履修学生の理解にもつながるので,授業内容に関する質問は,基本的には授業時間内に答えます。積極的な質問を期待します。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
50% 0% 0% 0% 50% 100%
評価の特記事項 定期試験を50%,その他(授業への参画度やレポート,小テストなど)を50%として,合計して評価を行う。
テキスト 中谷巌著『入門マクロ経済学』第5版 日本評論社,2007年,2800円+税.
※毎回の授業に,上記のテキスト(教科書)を持参することが望ましい。
参考文献 大竹文雄著『スタディガイド 入門マクロ経済学 第5版』 日本評論社,2007年,1900円+税.
オフィスアワー(授業相談) 質問が授業内容の範囲を超える場合には,授業終了時にアポイントメントを取り,指示された時間帯に本館2階講師室に来ること。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ (1)教員による講義,(2)履修学生による練習問題に対する回答の説明,(3)それに対する教員の補足説明を軸に授業を行う。履修学生全員で授業時間内にディスカッションを行う場合もある。

※私語厳禁。
※撮影(写真,動画,録音)厳禁。
※スマートフォン・携帯電話を机の上に置かずに片づけること。
※(学期末)試験では,計算問題や論述式の問題を中心に出題予定です。「マークシート式」の問題を出題する予定はありません。

毎回の授業に出席するだけでなく,事前に練習問題を解いて授業に臨む,勉強意欲が高い学生に向いています。