講義名 経済特殊講義Ⅰ(Bloombergを活用したファイナンス入門) ≪◇学部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 火5
単位数 2

担当教員
氏名
三井 秀俊

学習目標(到達目標) Bloombergが提供するBloomberg Professional service (通称:Bloomberg端末)と呼ばれるデータベースと分析ツールは,株式,債券,外為等のトレーディングデスクを中心に今日の金融の現場に欠かせないものとなっている。日大経済学部が導入したこの先進ツールを実際に使って,
(1)金融・マクロ経済データ,企業データ等をできるようになる。
(2)Bloomberg端末の機能を生かして株式や債券に関する基礎的な分析ができるようになる。
対応CP及びDP:1,2,3,5,8
授業概要(教育目的) Bloomberg端末利用の基礎,エクセルへのデータダウンロードの方法,各種分析ツールの解説をBloombergの社員が行い,株式のポートフォリオ(三井),債券(渡邉)についてそれぞれ4回ずつBloomberg端末を用いてデータ分析手法を講義する。Bloombergは,金融のプロが必要とする包括的なデータベースとデータ分析ツールを提供している。これらを使いこなすことにより,金融についての実践的知識を身に付けてもらう。
授業計画表
 
項目内容
第1回Bloombergの機能と役割Bloomberg端末は今日の金融の現場に欠かせない情報プラットフォームである。初回ではその具体的な機能と業界における役割を紹介する。
【事前学習】2時間
初回授業に向け,シラバスを熟読しておくこと。
また,Bloombergについて事前に調べておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第2回Bloomberg端末操作入門(1)基本操作方法の解説.債券、株式から経済指標まであらゆる情報をBloomberg端末で取得する。
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第3回Bloomberg端末操作入門(2)エクセルでのデータダウンロード方法の解説。
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第4回Bloomberg債券分析の基礎Bloomberg端末を用いて利回りの推移や金利カーブの比較など基礎的な債券の分析を行う。
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第5回Bloomberg端末を用いた債券分析入門(1)国債,社債,SWAP,LIBOR等債券・金利の世界についてBloomberg端末のデータを用いて解説する。
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第6回Bloomberg端末を用いた債券分析入門(2)債券の価格変動メカニズムを解説する.①利回りと価格の関係,②割引率の計算,③時間経過と価格の関係。
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第7回Bloomberg端末を用いた債券分析入門(3)相関分析.①債券と株式,為替.②日米国債.③国債と社債・SWAPレート。
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第8回Bloomberg端末を用いた債券分析入門(4)SWAPの仕組み。期間構造モデル。
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第9回Bloomberg株式分析の基礎Bloomberg端末を用いて株価の推移や財務データ比較など基礎的な株式の分析を行う。
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第10回Bloomberg端末でポートフォリオ作成任意の資産をポートフォリオとしてBloomberg端末に登録しリスクやリターンを分析する。
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第11回Bloomberg端末を用いた株式分析入門(1)株式分析で用いられる統計分析とポートフォリオ分析の概要
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第12回Bloomberg端末を用いた株式分析入門(2)リスク資産のみで構成されたポートフォリオ分析
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第13回Bloomberg端末を用いた株式分析入門(3)リスク資産と無リスク資産で構成されたポートフォリオ分析
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第14回Bloomberg端末を用いた株式分析入門(4)Capital Asset Pricing Model による分析
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
第15回レポートの講評と講義の振り返りレポートの講評を行う。また,講義の振り返り,質疑応答を行う。
【事前学習】2時間
配布された資料を用いて事前にBloomberg端末で予習しておくこと。
【事後学習】2時間
授業内容をよく復習した上で,授業時に提示した課題に取り組み,期限までに提出すること。
授業形式 Bloomberg端末を用いた演習
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 60% 0% 40% 0% 100%
評価の特記事項 Bloomberg端末を使いこなしてデータを取得し,株式や債券に関する基礎的な分析ができるようになること
テキスト 特になし。
授業内でプリントを配布する。
参考文献 Bloomberg資料
オフィスアワー(授業相談) 渡邉 : 火曜日1時限目
三井 : 火曜日6時限目
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 前期の初回授業(4月9日(火))にて,後期履修者の選抜を行うので,履修を希望する学生は必ず出席すること。

TVで報道される金融機関のトレーディングルームのパソコン画面はBloombergで埋め尽くされている。Bloombergは今や金融のプロにとって欠かせない情報ソースであり,分析ツールである。Bloombergを用いた金融分析ができるようになることはスキルアップに直結し,金融業界就職の機会を広げるだろう。