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講義名	データ処理論　≪◇学部≫

講義開講時期	前期

曜日･時限	水４

単位数	2

担当教員

氏名

大槻　明

学習目標(到達目標)

表計算ソフトの利用を通して，コンピュータによる問題解決方法（データ処理）の基礎が理解でき，経済分野での実践力を身につけることができる。

対応ＤＰ及びＣＰ：1，2，3，4，5，8

授業概要(教育目的)

アンケート調査などでは多くのデータを扱うが，その中から有益な情報を得るためには，データを正しく処理するための原理の理解とコンピュータの技能が必要になる。この講義では，表計算ソフトExcelの基礎を解説した後に，グラフ作成，数式計算，帳票作成，データ集計，統計処理などの実用的な問題解決方法の基礎について説明する。
「情報技術論」を履修しているか，同等の知識を持っていていることを前提とし，パソコンの基本操作やワープロ入力程度のスキルを要する。

授業計画表

回	項目	内容
第1回	表計算ソフトの基礎	Excelについて，各部の名称，保存，文字・数値等の入力，コピー・移動・削除，書式設定，レイアウト編集等【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp1〜10を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，分からない点について次回に質問できるようにしておくこと
第2回	Excel操作の基本	連続データ入力，$の使用，住所入力，データ検索と置換，セルの選択，罫線など【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp10〜18を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，教科書を見なくても操作できるようにしておくこと
第3回	グラフ作成	棒グラフ，折れ線グラフ，複合グラフ，円グラフ，散布図など【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp18〜34を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，教科書を見なくてもグラフが作成できるようにしておくこと。
第4回	関数基礎	基礎的な関数（セルの結合，if文，全角⇔半角変換など）の演習【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp11〜13を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，教科書を見なくても授業で学んだ関数を使えるようにしておくこと
第5回	関数応用	応用的な関数（DSUM関数，COUNTIF関数，RANK関数など）の演習【事前学習】2時間前日までにEcolinkni掲載する教材レジメを予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，教科書を見なくても授業で学んだ関数を使えるようにしておくこと
第6回	数式計算基礎	複利計算，損益分岐点，共有地の悲劇，など【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp35〜45を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，単純な数式の計算が自由にできるようにしておくこと
第7回	数式計算応用１	需要・供給曲線，人口増加など【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp46〜58を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，式の意味とExcelでの表現法を理解しておくこと
第8回	数式計算応用２	捕食関係，所得分布など【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp59〜70を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，式の意味とExcelでの表現法を理解しておくこと
第9回	帳票の作成，会計処理	見積書，確定申告書など【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp71〜100を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，典型的な様式を自由に作成できるようにしておくこと
第10回	データ集計	データの分類，フィルター，ソートなど【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp101〜110を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，条件判断を伴う式を作成できるようにしておくこと
第11回	データベース基礎	データベース関数，ピポット集計など【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp110〜125を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，様々な方法で集計し，結果を確認できるようにしておくこと
第12回	統計処理１	ヒストグラム，偏差値，相関分析【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp126〜143を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，必要な統計知識を理解しておくこと
第13回	統計処理２	t検定，カイ2乗検定【事前学習】2時間教科書（テキスト）のp144〜151を予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，必要な統計知識を理解しておくこと
第14回	マクロ記述	マクロの概念を学び演習を通じてマクロを実践する【事前学習】2時間前日までにEcolinkni掲載する教材レジメを予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，Excelのあらゆる操作をマクロに記録できるようにしておくこと
第15回	Excel VBAプログラミング基礎	VBAプログラミングにより登録フォームを作成する【事前学習】2時間前日までにEcolinkni掲載する教材レジメを予め読んでおくこと【事後学習】2時間授業内容をよく復習し，VBAプログラミングの基礎を習得すること

授業形式

・基本的にはコンピュータを用いた演習形式で行うが，基本的知識については必要に応じて講義形式で学習する。
・質問や課題へのフィードバックは，次回以降の授業の中で行う．

評価方法

定期試験	レポート	小テスト	授業への参画度	その他	合計
0%	40%	30%	30%	0%	100%

評価の特記事項

・毎回の演習成果をレポート課題として提出していただきます．
・公欠届等の理由無く連続欠席した場合は単位放棄とみなします。
・公欠届を提出できる上限は2回までとします．

テキスト

・寺沢幹雄「日本大学経済学部　データ処理（2015年度版）」
・このテキストは1回目の授業時にpdfで配布するので，購入いただく必要はありません．

参考文献

必要があれば指示します。

オフィスアワー(授業相談)

・日時：水曜日の3時限
・場所：日本大学経済学部8号館3-24
・注意事項：事前にアポイントを取り，指示された時間帯に上記の場所まできて下さい．

事前学習の内容など，学生へのメッセージ

・Excelという表計算ソフトを利用して実践的に問題を解いていくため，課題を課す機会が多くなります。自宅等でも課題をこなせる環境を用意してください。
・授業資料や課題を持ち運び用に，USBメモリを用意して下さい。
・授業計画は目安であり、受講者の習熟度や興味等により内容を変更することがあります。