講義名 金融論 ≪◇学部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 月1
単位数 4

担当教員
氏名
才木 あや子

学習目標(到達目標) CP/DP 1 2 3 4 5 8
金利、貨幣、株式、債券などといった金融のベーシックを学ぶとともに、金融の役割、金融市場の仕組み、金融市場への規制、国際金融、金融政策などを学び、理解できるようになる事が目的。
授業概要(教育目的) 金融論の入門のクラス。マクロ経済の知識に基づいて、金融市場・金融政策が実体経済にどのような影響を与えるかを学ぶ。マクロ経済をあらかじめ履修していることが必須である。最終的には日経新聞などを読んで内容を把握でき、自分なりの意見を述べるレベルになることが望ましい。マクロ経済を取っていることを前提として授業をすすめるので留意されたい。
授業計画表
 
項目内容
第1回金融論の入門
現在の日本の金融市場
クラスで何を学ぶかについて説明します(第一章)
現在のニュースから、何を学ぶかについて理解をしてもらいます。
第2回IS-LMモデルの復習(1)
金融論を理解するのに必須であるIS-LMについて学びます(Ecolinkにノートを上げます)
第3回IS-LMモデルの復習(2)
金融論を理解するのに必須であるIS-LMについて学びます(Ecolinkにノートを上げます)
第4回身近な金融
我々が日々の生活においてどのように金融に関わっているかを学びます。(第一章後半・知るポルト)
第5回日本の金融システム
日本の金融システムがどのように変化していったかを学びます(別途配布)
第6回貨幣とは
貨幣の定義、役割、新しい形の「通貨」(仮想通貨など)を学びます。(第2章&配布資料(Ecolink)
第7回マネーと物価市場に出回っている貨幣と物価がどのような関係にあるかを学びます。(IS-LMを用いる)ー 第2章
第8回物価について
非伝統的金融政策
物価が上昇したり下落したりするのはどういう仕組みなのか、現在の日本の低インフレ(デフレ)状態が何故起こっているのかを学びます(IS-LMを用います)第2章後半、追加資料
第9回貨幣数量説モデル貨幣が実体経済にどのような影響を及ぼすかを学びます(第4章)
第10回金利金利の役割、実質・名目金利、固定・変動金利、Present Value(PV)の算出方法などを学びます。(第3章)
第11回金融市場の仕組み金融市場における銀行、証券会社、保険会社、中央銀行などの役割を学びます (知るポルト、追加資料)。
株式や債券などの金融商品の概要を学びます(第7章)
第12回債券・債券市場
債券価格と利子率の関係について、現在価格と将来価格をつなぐ利子率について学びます。(第7章)
第13回株式・株式市場
株と債券の違い、株式市場について学びます。(第8章)
第14回レビューセッション中間試験に向けて、これまでのおさらいをします。
第15回中間試験中間試験を行います。主にクイズで出た問題をカバーします。
第16回中央銀行
中央銀行の役割、政策などについて学びます
第17回伝統的・非伝統的金融政策現在日本が取っている非伝統的金融政策が伝統的金融政策とどう違うのか説明します。
第18回様々な金融機関政府金融機関、シャドーバンキングなど(第8章、別途配布資料など)
第19回投資信託について
投資信託の基礎を学びます。(別途配布資料)
第20回金融破綻について
証券会社、銀行などが破綻したときに消費者に何が起こるかを学びます。(第10章、第11章)
第21回デリバティブ商品について(1)
デリバティブ商品について学びます(フューチャー、先物中心): 知るぽると、別途資料
第22回デリバティブ商品について(2)
デリバティブ商品について学びます(スワップ、オプション、FXなどについて): デリバティブ商品について学びます(スワップ、オプション、FXなどについて)別途配布資料

第23回国際金融危機とマクロプルデンシャル規制についてリーマンショックを発端とする国際金融危機が何故発生して、どのような規制の枠組みが注目されるようになったかを学びます(別途資料)
第24回国際金融危機とマクロプルデンシャル規制について(2)リーマンショックを発端とする国際金融危機が何故発生して、どのような規制の枠組みが注目されるようになったかを学びます(別途資料)
第25回国際金融について(為替レート決定論)
為替レートの決定論を学びます。 (別途資料)
第26回国際金融について(為替制度について)

異なった為替制度について学びます。(別途資料)
第27回系列~金融危機(1999年)後の日本の金融システム戦後、どのように日本の金融システムが変遷し、1999年の金融危機の後の銀行の統廃合などに至るまでの歴史を学びます(別途資料)
第28回これからの金融政策世界の中央銀行が直面する問題をレビューします(別途資料)
第29回Review Session通年で学んできたことをテストのためにおさらいします。
第30回期末テスト通年で学んできたことが対象となります。
授業形式 講義形態
授業中に積極的なコメント・質問を歓迎します。コメントや質問を(クラス中に)した方にはボーナス点1点が付与されます。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
70% 0% 30% 0% 0% 100%
評価の特記事項 クイズを公用(就職活動、学生課が認めた部活)あるいは病気で受けれなかった場合は、事前にメールを送って後で証明になるものを見せてください。部分点になります。
テキスト 前の晩までに授業のPPTを送付しますので軽く目を通しておいてください。授業が理解できた場合は復習は必要ありません。
参考文献 金融論 (ベーシック+) 第2版 家森信善 (著)
その他、適宜に授業で配布します。
日銀の「知るぽると」も活用しますhttps://www.shiruporuto.jp/public/
オフィスアワー(授業相談) By appointment
試験前は、特別にオフィスアワーを設けます。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 事前学習は望ましいですが必要ありません。わからないところがあったら試験前まで待たずにすぐに授業が終わった後にでも聞きに来てください。特にマクロ経済を取っていない方、IS-LMをよくわかっていない方は復習をしておくことをお勧めします。

質問があったらエコリンクからいつでもE-mailをしてください。