講義名 社会科・地理歴史科教育法Ⅰ ≪◇学部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水1
単位数 2

担当教員
氏名
武廣 亮平

学習目標(到達目標) 中学校社会科(地理的分野・歴史的分野)と高等学校地理歴史科の教員をめざす学生が、それぞれの教科の教育内容や指導の方法について理解し、実際の教育現場で授業を行うための力を身につけることができるようになる。また平成33年度(中学校)から施行される「新学習指導要領」に対応した授業も行えるようにする。
授業概要(教育目的) 中学校社会科(地理的分野・歴史的分野)と高等学校地理歴史科(地理・日本史・世界史)の授業のあり方や教材研究の方法を学びながら、学習指導案作成や授業実践に向けての準備作業を行う。
授業計画表
 
項目内容
第1回授業ガイダンス本科目の意義と概要、成績評価の方法について。模擬授業実践学生の選定。
【事前学習】2時間
『学習指導要領』の「社会科」「地理・歴史科教育法」の意義の通読
【事後学習】2時間
上記科目の意義の把握
第2回地理・歴史科教育の歴史Ⅰ(戦前)近代国家の成立から敗戦までの地理・歴史科教育の内容と特徴。
【事前学習】2時間
明治維新~敗戦までの教育政策と思想。
【事後学習】2時間
戦前の教育史に関する文献目録の作成
第3回地理・歴史科教育の歴史Ⅱ(戦後)「社会科」の誕生から地理・歴史科の復活まで。
【事前学習】2時間
敗戦から現在までの日本の歴史概観。冷戦体制と東西両陣営の動向。
【事後学習】2時間
戦後の教育史に関する文献目録の作成
第4回中学校社会科の教育内容と指導(地理的分野)中学校社会科(地理的分野)の内容と具体的な指導のあり方について(教材研究・資料作成指導も含む)。
【事前学習】2時間
『学習指導要領』中学校社会科(地理的分野)の通読
【事後学習】2時間
『学習指導要領』の上記分野の内容確認
第5回中学校社会科の教育内容と指導(歴史的分野)中学校社会科(歴史的分野)の内容と具体的な指導のあり方について(教材研究・資料作成指導も含む)。
【事前学習】2時間
『学習指導要領』中学校社会科(歴史的分野)の通読
【事後学習】2時間
『学習指導要領』の上記分野の内容確認
第6回高等学校地歴科の教育内容と指導(地理A・B)高等学校地歴科(地理A・B)の内容と具体的な指導のあり方について(教材研究・資料作成指導も含む)。
【事前学習】2時間
『学習指導要領』高校地理A・Bの通読
【事後学習】2時間
『学習指導要領』の上記科目の内容確認
第7回高等学校地歴科の教育内容と指導(日本史A・B)高等学校地歴科(日本史A・B)の内容と具体的な指導のあり方について(教材研究・資料作成指導も含む)。
【事前学習】2時間
『学習指導要領』高校日本史A・Bの通読
【事後学習】2時間
『学習指導要領』の上記科目の内容確認
第8回高等学校地歴科の教育内容と指導(世界史A・B)高等学校地歴科(世界史A・B)の内容と具体的な指導のあり方について(教材研究・資料作成指導も含む)。
【事前学習】2時間
『学習指導要領』高校世界史A・Bの通読
【事後学習】2時間
『学習指導要領』の上記科目の内容確認
第9回教材研究とその意義(副教材・資料の作成を含む)授業を実践するための教材研究の方法や意義について考える。
【事前学習】2時間
 各自が担当希望する教育実習科目の学習
【事後学習】2時間
授業時に配布した指導案作成資料にもとづく「学習指導案」の作成
第10回「新学習指導要領」の実施も踏まえた学習指導案作成ガイダンス「新学習指導要領」に対応する中学校社会科(地理・歴史分野)、高等学校地理歴史科の学習指導案作成に向けての準備作業。
【事前学習】2時間
「学習指導案」の作成(前回事後学習と同じ作業)
【事後学習】2時間
ガイダンスを踏まえた各自作成の「学習指導案」の評価と課題の提示
第11回中学校の地理授業の実践(予定)受講学生による中学校地理分野の授業実践
【事前学習】2時間
事前に配布した教材の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第12回中学校の歴史授業の実践(予定)受講学生による中学校歴史分野の授業実践
【事前学習】2時間
事前に配布した教材の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点の課題の整理
第13回高等学校の地理授業の実践(予定)受講学生による高等学校地理の授業実践
【事前学習】2時間
事前に配布した教材の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第14回高等学校の歴史授業の実践(予定)受講学生による高等学校歴史の授業実践
【事前学習】2時間
事前に配布した教材の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第15回授業総括中学校社会科(地理・歴史分野)と高校地歴科(地理・日本史・世界史)の意義と内容のまとめ
【事前学習】2時間
模擬授業の評価と課題の総括を踏まえた各自の授業実践に向けての課題の整理
【事後学習】2時間
10回目の授業で作成した各自の「学習指導案」の再検討と提出
授業形式 基本的には講義形式で行うが、内容に応じて受講学生による作業や討議なども交える。
後半に予定している模擬授業は担当学生が50分間の授業を行い、授業後その評価を行う。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 30% 0% 40% 30% 100%
評価の特記事項 授業態度を重視する。無断欠席はしないこと。
テキスト 文部科学省『高等学校学習指導要領 地理歴史科編』(現行・新課程)
文部科学省『中学校学習指導要領解説 社会編』(現行・新課程)
参考文献 社会認識教育学会編『地理歴史科教育』学芸図書出版社
オフィスアワー(授業相談) 金曜日2講時(研究室)
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 『学習指導要領』の各科目の内容を事前に熟読すること。