講義名 社会科・地理歴史科教育法Ⅱ ≪◇学部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 水1
単位数 2

担当教員
氏名
武廣 亮平

学習目標(到達目標) 中学校社会科(地理的分野・歴史的分野)と高等学校地理歴史科の教員を目指す学生が、学習指導案の作成、授業実践のあり方などについて実践的に学習することで、実際の教育現場で授業を行う力を身につけることができるようになる。
授業概要(教育目的) この授業では、学生各自が選定した科目の模擬授業を行い、それに対する質疑や意見交換などを通して、授業能力の向上を目指す。なお3月末の教職ガイダンス時に通知した課題を提出することが授業参加の条件となる。なお後半は「新学習指導要領」への対応も意識した模擬授業の実践を行う。
授業計画表
 
項目内容
第1回授業ガイダンスと発表者の選定授業の予定と学生各自の模擬授業・内容の決定。
【事前学習】2時間
受講者各自による学習指導案の作成
【事後学習】2時間
模擬授業の意義と評価点の確認
第2回学習指導案・板書案作成指導模擬授業実施にあたってのポイント、留意事項や板書案の作成に関する指導を行う。
【事前学習】2時間
前回配布したプリントの講読
【事後学習】2時間
学習指導案の時間軸と項目の再確認
第3回模擬授業(1)中学社会(地理的分野)(予定)と質疑応答・解説学生各自が作成した学習指導案・板書案などにもとづいた模擬授業の実施と質疑応答、意見交換、担当教員の解説を行う。
【事前学習】2時間
模擬授業実践学生が担当する教科の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第4回模擬授業(2)中学社会(歴史的分野)(予定)と質疑応答・解説学生各自が作成した学習指導案・板書案などにもとづいた模擬授業の実施と質疑応答、意見交換、担当教員の解説を行う。
【事前学習】2時間
模擬授業実践学生が担当する教科の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第5回模擬授業(3)高校地理(系統地理的内容)(予定)と質疑応答・解説学生各自が作成した学習指導案・板書案などにもとづいた模擬授業の実施と質疑応答、意見交換、担当教員の解説を行う。
【事前学習】2時間
模擬授業実践学生が担当する教科の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第6回模擬授業(4)高校日本史(前近代史)(予定)と質疑応答・解説学生各自が作成した学習指導案・板書案などにもとづいた模擬授業の実施と質疑応答、意見交換、担当教員の解説を行う。
【事前学習】2時間
模擬授業実践学生が担当する教科の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第7回発表の中間総括と学生による討論ここまでの模擬授業の評価点や共通の課題などを抽出し、後半の発表に生かすための中間総括を行う。
【事前学習】2時間
①模擬授業実施者は自分の行った授業の課題と討論内容を整理
②模擬授業受講者は各自が事前に作成した学習指導案を、受講した授業、討論内容と照会しながら検討
第8回模擬授業(5)中学社会(地理的分野)(予定)と質疑応答・解説学生各自が作成した学習指導案・板書案などにもとづいた模擬授業の実施と質疑応答、意見交換、担当教員の解説を行う。またこの模擬授業では生徒参加型の授業を展開する。
【事前学習】2時間
模擬授業実践学生が担当する教科の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第9回模擬授業(6)中学社会(歴史的分野)(予定)と質疑応答・解説学生各自が作成した学習指導案・板書案などにもとづいた模擬授業の実施と質疑応答、意見交換、担当教員の解説を行う。またこの模擬授業では視聴覚教材の積極的な活用を意識した授業を展開する。
【事前学習】2時間
模擬授業実践学生が担当する教科の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第10回模擬授業(7)高校地理(地誌的内容)(予定)と質疑応答・解説学生各自が作成した学習指導案・板書案などにもとづいた模擬授業の実施と質疑応答、意見交換、担当教員の解説を行う。
【事前学習】2時間
模擬授業実践学生が担当する教科の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第11回地元(郷土)の地理・歴史教材とその活用学生各自の地元の地理と歴史の教材化を考える。あわせて課題を提示する。生徒主体の発表形式の授業のあり方を考える。
【事前学習】2時間
受講者各自の「郷土」教材の収集
【事後学習】2時間
収集した「郷土」教材をもとしにた地理・歴史副教材の作成
第12回模擬授業(8)高校世界史(予定)と質疑応答・解説学生各自が作成した学習指導案・板書案などにもとづいた模擬授業の実施と質疑応答、意見交換、担当教員の解説を行う。
【事前学習】2時間
模擬授業実践学生が担当する教科の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第13回模擬授業(9)高校日本史(近現代史)(予定)と質疑応答・解説学生各自が作成した学習指導案・板書案などにもとづいた模擬授業の実施と質疑応答、意見交換、担当教員の解説を行う。
【事前学習】2時間
模擬授業実践学生が担当する教科の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第14回模擬授業(10)「歴史総合」または「地理総合」を
見据えた授業実践と討論
学生各自が作成した学習指導案・板書案などにもとづいた模擬授業の実施と質疑応答、意見交換、担当教員の解説を行う。
【事前学習】2時間
模擬授業実践学生が担当する教科の予習
【事後学習】2時間
模擬授業の評価点と課題の整理
第15回授業の振り返りと総括模擬授業の実践を通して明らかになった課題を明らかにし、教育実習実践までの各自の取り組みを確認する。
【事前学習】2時間
授業終了後に提出する課題(事前に提示)の内容点検
【事後学習】2時間
教育実習に向けた春休み中の準備作業の確認
授業形式 最初の2回は講義形式で行い、3回目以降は担当学生による模擬授業と、それに対する評価、質疑応答という形式となる。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 30% 0% 50% 20% 100%
評価の特記事項 授業への参加姿勢も重視する。無断欠席が続く場合は単位の修得意思が無いものと判断する。
テキスト 特に使用しない(模擬授業時に配布する教科書のコピーが事実上のテキストとなる)。
参考文献 必要に応じて適宜紹介する。
オフィスアワー(授業相談) 金曜日3時限目(研究室)
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 1,各自が担当する発表の準備(学習指導案)の作成
2,報告者が担当する教科の内容の予習