講義名 教職実践演習 ≪◇学部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 火4
単位数 2

担当教員
氏名
奥田 智

学習目標(到達目標) 本授業は以下の事を目的とする。
1.教育に対する使命感や責任感をもち、生徒に対する愛情をもつことができる。
2.教科指導に関する十分な知識や指導力の基礎が身に付いている。
3.生徒理解や学級経営等に関する基礎的な能力が身に付いている。
4.いじめ、不登校などの様々な教育課題に対応することが出来る基礎的な能力が身  に付いている。
5.教職員など関係者と連携していくだけのコミュニケーション力が身に付いてい   る。
授業概要(教育目的) 本授業は、教職課程に関わる「学びの軌跡の集大成」と位置付け、教育委員会指導主事及び公立高等学校公民科教諭の経験を踏まえて、学校現場の視点を取り入れながら授業内容を構成する。具体的には教員として求められる「使命感や責任感、教育的愛情」「社会性や対人関係能力」「生徒理解や学級経営力」「教科等に関わる指導力」を育成するため、例えば、教育実習等の経験を基に、ロングホームルーム指導案や授業指導案の作成及び模擬授業の実施を通じて、より実践的な指導法を身に付ける。また、いじめ、不登校、をはじめとする様々な教育課題に対する理解等を通じて、教員に求められる資質・能力を身に付ける。
授業計画表
 
項目内容
第1回教員に求められる資質・能力教員に求められる資質・能力について解説する。
【事前学習】2時間
中学校・高校学習指導要領総則を読んでおく。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第2回授業の自己省察


教育実習等での「学習指導」を題材に自己省察を実施し、授業を行う上での自己の課題を整理する。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第3回授業構想及び指導案作成(中学校)


中学校社会(公民分野)にかかわる生徒の学習意欲を高める授業展開例を参考にして、学習者の立場に立った授業構想及び授業指導案を作成する。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第4回模擬授業(中学校)


作成した指導案に基づいて授業構想について説明するとともに、模擬授業を行う。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第5回模擬授業(中学校)


作成した指導案に基づいて授業構想について説明するとともに、模擬授業を行う。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第6回授業構想及び指導案作成(高校)高校公民科にかかわる学習意欲を高める授業展開例を参考にして、学習者の立場に立った授業構想及び授業指導案を作成する。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第7回模擬授業(高校)作成した指導案に基づいて授業構想について説明するとともに、模擬授業を行う。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第8回模擬授業(高校)作成した指導案に基づいて授業構想について説明するとともに、模擬授業を行う。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第9回学級経営の省察教育実習等での「学級経営」を題材に自己省察を実施し、学級経営を行う上での課題を把握する。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第10回いじめの事例研究いじめの事例研究を通して、学級経営及び生徒理解について学ぶとともに、「いじめのないクラスづくり」をテーマにしたロングホームルーム指導案を作成する。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第11回模擬ロングホームルーム作成した指導案に基づいて授業案構想について説明するとともに、模擬ロングホームルームを行う。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。


第12回不登校の事例研究不登校の事例研究を通して、不登校生徒への対応を学ぶ。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。

第13回カウセリング技法「教育相談」にかかわるロールプレーイングを行い、教育相談を行う。
教員としてのカウセリングマインとやカウセリングの技法を身に付ける。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。


第14回総括(グループ討議)1第1~8回の授業内容を総括するとともに、「教員に求められる資質・能力」についてグループ討議する。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
第15回総括(グループ討議)2第9~13回の授業内容を総括するとともに、「教員に求められる資質・能力」についてグループ討議する。
【事前学習】2時間
指定された者は教育問題に関する3分間スピーチを用意する。
【事後学習】2時間
授業中に指示する。
授業形式 講義だけではなく、グループ討議、発表(模擬授業)等を行い、受講者の主体的な学びを促す形式を多く取り入れる。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 30% 0% 30% 40% 100%
評価の特記事項 「授業への参画度」は出席状況及びグループワークへの主体的な参画状況
「その他」は指導案作成及び模擬授業の状況
テキスト 文部科学省『中学校学習指導要領解説社会編』 日本文教出版,167円.
文部科学省『高等学校学習指導要領解説公民編』教育出版,336円.
参考文献 原田智仁編著 『中学校新学習指導要領の展開 社会編』明治図書,1800円.
大杉昭英編著『高等学校新学習指導要領の展開公民編』明治図書,2200円.
オフィスアワー(授業相談) 授業終了後20分間
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 専門職である教員に求められる重要な能力の一つとして高度な知識・技能がありますが、それだけでは教員の仕事を遂行することは出来ません。それ以外にコミュニケーション力、表現力等が必要です。そして何よりも大切なことは教育に対する情熱です。人間力を高めましょう。