講義名 財務会計論BⅠ ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 土3
単位数 2

担当教員
氏名
村田 直樹

学習目標(到達目標) 会計学、特に財務会計の歴史について、学習する。社会科学である会計は、仮説に対する実証を歴史によって行うことが求められる。本講義では、会計理論とそれを構成する会計諸概念について、当該理論の生成発展過程をその背景とともに概説し、会計学の理解を深めることを目標とする。
授業概要(教育目的) 会計学は、実践の中から生起し、理論化され、その理論が実践において検証されることによって、意義を持つことになる。財務会計論BⅠでは、簿記史や会計通史を学ぶのではなく、現代会計の基盤となった会計の経済的背景を学習する。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス会計と歴史の関係を概説する。
第2回18世紀イギリスの鉱山業の会計118世紀のパートナーシップであるGrand alliesの炭鉱の会計を学習する。
第3回18世紀イギリスの鉱山業の会計218世紀のパートナーシップであるGrand alliesの炭鉱の会計を学習する
第4回London and Birmingham 鉄道の会計119世紀の鉄道会社の利益計算を学習する
第5回London and Birmingha 鉄道の会計219世紀の鉄道会社の利益計算を学習する。
第6回Northampton Gas-Light社の会計119世紀のガス灯会社の会計を学習する。
第7回Northampton Gas-Light社の会計219世紀のガス灯会社の会計を学習する。
第8回Republic Iron and Steel社の会計1世紀転換期の製鉄会社の会計を学習する。
第9回Republic Iron and Steel社の会計2世紀転換期の製鉄会社の会計を学習する。
第10回市街鉄道会社の会計1市街電車の減価償却について学習する。
第11回市街鉄道会社の会計2市街電車の減価償却について学習する。
第12回H.J.Heinz社の管理会計1食品加工業の品質原価計算を学習する。
第13回H.J.Heinz社の管理会計2食品加工業の品質原価計算を学習する。
第14回IBMの年金会計1アメリカ巨大企業の年金会計を学習する。
第15回IBMの年金会計2アメリカ巨大企業の年金会計を学習する。
授業形式 講義形式の授業を行う。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 30% 0% 70% 0% 100%
評価の特記事項 出席を重視する。
テキスト 村田直樹・春日部光紀『企業会計の歴史的諸相』創成社2008年
参考文献 千葉準一・中野常男 責任編集『会計と会計学の歴史』中央経済社2012年
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 授業前にテキストを一読しておくこと。