回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 国税徴収法の概要-総説 | 国税徴収法の理念、目的と規定の内容の概要を説明し、第2回からの滞納処分手続の内容の理解を基礎とする。
・国税の優先権、自力執行権
・国税の徴収の所轄庁
・納税者の範囲
|
第2回 | 滞納処分手続各論(1)-差押えの要件
| 差押えの要件について説明する。
繰上請求事由について理解を深める。
◇ 平成29年度〔第一問〕問2に出題
|
第3回 | 滞納処分手続各論(2)ー差押えの効果
| 滞納処分手続のうち、その中心的な手続である差押えの法律効果について説明する。
・差押えの一般的効力について取り上げる。
・差押えを解除しなければならない場合、解除することができる場合について説明する。
◇ 平成27年度〔第一問〕問2に出題
◇ 平成30年度〔第一問〕問2に出題
|
第4回 | 滞納処分手続各論(3)ー差押換えの請求
| 滞納処分の執行に支障がない限り、第三者が有する権利を害さないように努めなければならないことから、第三者による差押換えの請求制度が定められている。併せて相続人の権利の尊重について押さえておくべきである。
◇ 平成28年度〔第ニ問〕問2に出題
|
第5回 | 滞納処分手続各論(4)ー差押えの手続
| 各財産(動産、債権、不動産、無体財産権)の差押えの手続及びその法律効果について説明する。
第三者が占有する動産等の差押えに当たっての第三者の権利保護について取り上げる。
◇ 平成27年度〔第一問〕問1に出題
◇ 平成28年度〔第一問〕問1に出題
◇ 平成29年度〔第ニ問〕問1に出題 |
第6回 | 滞納処分手続各論(5)ー差押えに関する論点整理
| 差押えに関する論点について、近年の判例を踏まえ説明する。
・普通預金の実質的帰属認定について取り上げる。
・私的整理事務を受任した弁護士の預り金口座の帰属を
説明する。
・生命保険契約解約返戻金の差押えと解約権行使の可否
について説明する。
・差押禁止債権を原資とする預金債権の考え方を説明す
る。
|
第7回 | 滞納処分手続各論(6)ー給料等の差押禁止
| 差押えが禁止されている財産について説明する。
給料等の債権の差押え禁止について理解を深める。
◇ 平成28年度〔第一問〕問1に出題
|
第8回 | 滞納処分手続各論(7)ー交付要求
| 交付要求の手続要件及びその法律効果ならびにその論点について説明する。
・交付要求、参加差押手続、効果について取り上げる。
・破産手続前の滞納処分に対する交付要求に係る配当金の
交付先について説明する。
|
第9回 | 滞納処分手続各論(8)ー交付要求及び参加差押えの効力
| 交付要求及びその特殊な手続である参加差押えの法律効果並びにその論点について説明する。
・交付要求、参加差押手続の効果及びその相違点について取り上げる。
◇ 令和元年度〔第一問〕問1に出題
|
第10回 | 滞納処分手続各論(9)ー公売手続
| 差し押さえた財産の換価から配当に至る手続の内容とその論点について説明する。
・公売実施手続の概要について取り上げる。
・期間入札の手続の流れを説明する。
・見積価額の決定について説明する。
◇ 平成30年度〔第一問〕問1に出題
|
第11回 | 滞納処分手続各論(10)ー換価の効果
| 各種財産の権利移転手続、担保権の消滅等について説明する。
◇ 平成27年度〔第一問〕問1に出題
|
第12回 | 財産の調査(1)-質問、検査権
| 財産調査の方法及び留意すべき事柄並びにその論点について説明する。
・質問、検査について取り上げる。
◇ 令和元年度〔第一問〕問2に出題
|
第13回 | 財産の調査(2)-捜索
| 財産調査の方法及び留意すべき事柄並びにその論点について説明する。
・捜索について取り上げる。
・捜索の性質、刑法との関係について説明する。
◇ 令和元年度〔第一問〕問2に出題
|
第14回 | 相続関係
| 相続による納付義務の承継、相続人の権利の尊重について説明する。
相続に対する差押えの効力について説明する。
◇ 平成28年度〔問二問〕問1に出題
◇ 平成28年度〔問二問〕問3に出題
|
第15回 | 国税徴収法の論点整理
| 前14回の講義で説明した国税徴収法上の論点を整理する。
小テスト
|