講義名 特殊講義Ⅰ(経済地理学Ⅰ) ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水3
単位数 2

担当教員
氏名
宮地 忠幸

学習目標(到達目標) この講義では,経済地理学の基本概念や研究の潮流について,テキストを輪読することで理解を深めることを目標とする。
授業概要(教育目的) Yuko Aoyama,James T.Murphy and Susan Hanson 2011.『Key Concepts in Economic Geography』SAGE.の翻訳本を輪読することを通して,経済地理学の基本概念,方法論の潮流について理解を深めさせる。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス授業内容・方法の確認,受講生の経済地理学の習得度の把握
第2回テキストの輪読(発表),討論,解説序論
第3回テキストの輪読(発表),討論,解説第1章(1):労働
第4回テキストの輪読(発表),討論,解説第1章(2):企業,国家
第5回テキストの輪読(発表),討論,解説第2章(1):イノベーション,起業家精神
第6回テキストの輪読(発表),討論,解説第2章(2):アクセシビリティ
第7回テキストの輪読(発表),討論,解説第3章(1):産業立地,産業クラスター
第8回テキストの輪読(発表),討論,解説第3章(2):地域格差,ポストフォーディズム
第9回テキストの輪読(発表),討論,解説第4章(1):中心・周辺,グローバル化
第10回テキストの輪読(発表),討論,解説第4章(2):資本の循環,グローバル価値連鎖
第11回テキストの輪読(発表),討論,解説第5章(1):文化,ジェンダー
第12回テキストの輪読(発表),討論,解説第5章(2):制度,埋め込み,ネットワーク
第13回テキストの輪読(発表),討論,解説第6章(1):知識経済,経済の金融化
第14回テキストの輪読(発表),討論,解説第6章(2):消費,持続可能な発展
第15回半期のまとめ前期の授業内容の振り返り
夏休みの課題の公表
授業形式 授業では,受講生が事前にテキストの各節のレジメを作成し,それを基に授業内で受講生が説明し,各トピックスにおける基本的な概念,理論的なフレームなどの確認をする。必要に応じて,教員による補足説明や解説がなされる。受講者が複数いる場合は,受講者間での論点の討議も行いたい。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 授業への
参画度
その他 合計
0% 50% 0% 50% 0% 100%
評価の特記事項 授業への参画度(レジュメの内容,発言内容)とレポート(課題は授業内で示される)で評価します。
テキスト 青山裕子,ジェームズ・T・マーフィー,スーザン・ハンソン著
小田宏信,加藤秋人,遠藤貴美子,小室 譲 訳 (2014):『経済地理学 キーコンセプト』古今書院.
参考文献 適宜,授業内で紹介する。
オフィスアワー(授業相談) 水曜日2時限目
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 受講者は,テキストを読んで内容をある程度理解し,事前にレジュメを作成することが求められる。テキストの内容理解のために,受講生自らがテキスト以外の文献を読み進める主体的態度も不可欠である。