令和6年度 大学院要覧

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学びの流れ

経済学研究科の研究指導スケジュールについて

研究課題を見出し,探求することの面白さを知る
専門分野の研究者を目指す人も,高度専門職業人を目指す人も。
探求意欲に全力で応える,深く,広く,そして手厚い指導体制を整えています。

【博士前期課程】

標準修業年限2年(在学4年まで)
指導教員による指導内容・方法
入学前 コースの選択 希望する研究指導教員に研究計画書を提出します。その後,入学が決定すると,研究計画書に基づいたコース(「経済」「金融」「公共経済」「経営」「会計」「税法」から選択)を決定します。
1年次 4月 履修科目の設定 研究指導を行うに当たり,研究に必要な知識及び技術を習得するために,選択必修科目と専門科目を選択させ,学生の学びに合ったプログラムを設定します。
学生が作成した研究計画書に基づく最適な科目が履修できるよう,個別面談を行います。なお,税理士資格の取得希望者には,制度の変更を踏まえ,専門性に特化した科目の履修及び指導を行います。
9月 修士論文中間発表聴講 2年次の修士論文中間発表を聴講させ,研究計画書に基づいた論文テーマの検討を促します。
2月 修士論文テーマ決定 修士論文テーマ決定に向け,複数の教員からの助言を受けさせるとともに,興味・関心の高い分野にとどまらず多角的な視点から様々な文献・論文を検証させます。
2年次 4月 中間発表の要旨づくり ここまでの研究をもとに,修士論文の骨子を作成するため,研究を具体化し方向性を固める指導を行います。
9月 修士論文中間発表 9月中旬には博士前期課程修了予定者を対象とした中間発表会を実施します。質疑応答などを通じて自身の研究をさらに深める指導を行います。この時期は,研究テーマに近い学生同士による自主勉強会も開催し,ディスカッションにおける論点を多角的な視点で取り込み,整理させます。
11月 修士論文執筆 11月中旬に「修士論文テーマ届」を提出させ,積み上げてきた研究成果をまとめる指導をします。
論文の仕上げ段階では,マンツーマンで対応し,論文提出後の口述試問も含めて徹底的に指導します。また,修了後の進路についても相談を受けます。
1月 修士論文提出 2年間の研究成果として修士論文を提出させます。提出された論文の審査とともに最終口述試問を行い,合格した者に「修士(経済学)」の学位を授与します。



【博士後期課程】

標準修業年限3年(在学6年まで)
指導教員による指導内容・方法
1年次 4月 ~ 3月 指導科目の履修 専門知識を向上させるため,研究指導教員の専門分野の科目と論文指導の科目の履修を通じて,論文執筆のノウハウを指導します。
専攻分野の研究① 自主的に研究を行い論文を執筆する中で,週に複数回の指導を行うことで,研究を深化させていきます。
2年次 4月 専攻分野の研究② 1年次に引き続き,研究指導教員の専門分野の論文指導の科目を履修することで,より具体的な指導を行います。論文執筆の過程において,3年生の研究報告会にも参加でき,自身の研究の内容に生かすよう促します。
7月 学会等への論文投稿①※ 博士論文執筆に向けた第一段階として,専門分野の学会に論文を投稿するため,これまでの研究内容をまとめるよう指導を行います。
12月 学会等への論文投稿②※ これまでの研究成果を,学会等への論文投稿として残し,さらに研究を深化できるよう指導を行います。
3年次 4月 博士論文執筆 1,2年次に引き続き,研究指導教員の専門分野の論文指導の科目を通じて指導を行います。
6月 研究報告会 これまでの研究成果を発表する研究報告会を開催し,研究指導教員を含め関係する専門分野の教員による指摘等を通じて,論文完成に向け指導を継続します。
7月 学会等への論文投稿③※ これまでの研究成果の集大成として,学会等に投稿するための指導を行い,その後の論文作成に向け,指導を継続する。
10月 博士論文提出 博士論文の審査及び最終試験に合格した者に「博士(経済学)」の学位を授与します。
※学会等への論文投稿①,②及び③については,指導教員により行わない場合があります。
また,行う場合でも,時期が異なる可能性があります。


入学から修了まで,研究に集中できる多様な支援体制・環境を整え, 一人ひとりを力強くバックアップします。

最先端に触れる機会

各分野に精通した豊富な教授陣はいずれも第一線で活躍する人材ばかり。また海外をはじめ各種学会へも積極的に参加可能。日々進化する学問の「今」に触れられます。

見識を広げられる環境

専門コース以外のコースからも科目選択が可能。また各界著名人を招いた講演会や,社会人や留学生など異なる立場の学生との交流など,自然と関心が広がる刺激的な環境です。

高度な学術資料が充実

図書館には約41万冊の蔵書と経済・社会関係の雑誌約6,000タイトルを所蔵。約60 種類のオンラインデータベースや電子ジャーナルも利用でき,資料・情報収集を行う上 で恵まれた環境が整っています。

研究に便利な立地環境

水道橋駅2分,神保町駅5分という交通の利便性だけでなく,国会図書館や神保町の古書店街や官公庁街にも近接。さらに は,大手町などビジネスの中心地に近く研究・調査に最適なロケーションです。

社会人も通いやすい

本研究科には社会人学生も多数在籍。現役のビジネスパーソンも通いやすい立地であることに加え,昼夜および土曜日の開講を通じて様々な探究意欲を柔軟にサポートします。

奨学金,研究補助金

研究に集中する環境を整えるための様々なサポートを用意。図書費をはじめとした各種研究支援,海外や学会への参加旅費,また学部の授業補助業務などで金銭的にバックアップします。