優秀賞 個人部門(学部生) 関谷 いずみ

Spotifyを事例とした音楽ストリーミングサービスにおける利益率の低さの原因と改善可能性

 近年、デジタル化の進展に伴い,音楽ストリーミングサービスは、スマートフォンの普及と相まって社会に広く浸透し、音楽の消費行動における主流の手段となっている。業界最大手であるSpotify社は、豊富な楽曲数やパーソナライズ機能を強みとして多くのユーザーを獲得しており、そのビジネスモデルに関する分析も行われている。しかしながら、Spotifyのビジネスモデルにおける低利益率の要因を明確化し、課題を体系的に整理した上で解決策を提案する研究は、十分には行われていない。業界最大手であるSpotifyに対する課題解決策の検討は、音楽ストリーミング業界全体における持続可能なビジネスモデルの構築に寄与する可能性がある。
 そこで、本研究では、Spotifyのビジネスモデルを中心に音楽ストリーミングサービスにおける利益率の低さの原因を明らかにし、課題を抽出し、解決策を提案することを目的とした。文献によってSpotifyの収益面を分析し、整理した。また、PEST分析、SWOT分析、3C分析といった複数のフレームワークを用いることで、Spotifyの事業環境を多角的に整理した。これらから、収益構造や競争環境に起因する課題を抽出した。抽出した課題の解決策を提案した。