Seminar
ゼミナール
経済から社会構造を分析
浅田ゼミ
テーマ
都市問題論
分類
専門研究
担当教員
浅田 義久 Yoshihisa ASADA
ゼミサイト
ゼミの内容
教育
環境
都市
福祉・労働
数学・統計
ゼミの特徴
グループワーク型
じっくり研究型
Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

ミクロ経済学を使うトピックスなら、分析対象は問いません。ミクロ経済学は人間の行動を分析する手法です。例えば、ラーメン店などの飲食店立地競争、まちづくりや鉄道の混雑などは都市経済の一部です。都市に関すること以外でも、スポーツの採点、報酬から恋愛の経済分析まで、非常に幅広い分野を対象にします。

研究・報告のためには、まずミクロ経済系の専門科目、実証系の科目を履修し、その手法を身に付ける必要があります。それらをふまえて当ゼミでは、社会に出たときに使える経済学、データ分析手法を徹底的に学びます。

Q. ゼミの様子は?

2年生では、2限目にミクロマクロのサブゼミがあります。授業は講義形式で行います。この授業の目的は、主に経済学検定でA判定(早稲田大学の大学院入学可能)を取ることです。その他、専門科目の分からない点も指導します。

3限目には、3年生の各自の報告を2・3年生が合同で聞き、研鑽します。PPT(パワーポイント)を用いて報告しますが、内容はかなり高度です。

4限目は、2年生が班に分かれて報告します。教科書の説明、解答、グループ発表と続きます。皆、かなり真剣に行っています。

Q. ゼミの特徴は?

ゼミの特徴は上記のように真面目に経済学を勉強することです。就職のために、さまざまな資格取得の支援もしています。ゼミ生は仲がよく、ときにはスポーツ好きが集まって、フットサル大会などに参加しています。真面目に勉強する人はオンとオフのめりはりをつけるのも上手なようです。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
  • フィギュアスケートから見た成績評価の公正性の分析
  • 不動産取引における仲介制度とプリンシパルエージェンシー問題に関する研究
  • 木造住宅密集地域の現状と対策
  • 被災経験による災害リスクへの反応
  • 肥満の経済分析
  • 恋愛の経済分析
1年間の主なイベントスケジュール

04月 新ゼミ生歓迎会
08月 夏合宿(2・3・4年生、ゼミ論文の準備報告)
10月 OB・OGによる就職相談会
03月 卒業生送別会

OB・OGの就職業界TOP3
  • 金融業(銀行・信用金庫・証券など)
  • 製造業(食品・衣料品・自動車・薬品などのメーカー)
  • 公務(省庁・地方自治体・警察・消防など)
取得者の多い資格
  • 宅地建物取引士
  • ファイナンシャル・プランナー
  • 経済学検定試験
学生へのメッセージ

基本的には、積極的に経済学を勉強し、目的を持って就職活動できる学生と共に学びたいと思っています。社会貢献とは、社会に役立つ自分の才能とは何かを判断し、それを生かした分野で働くことです(経済学でいう「比較優位」)。それを実現させるためには経済学をいかに活用するかです。勉強は投資であって消費ではありません。将来の楽しさのために現在の楽しさを抑制できる学生に来てほしいと考えています。

研究成果

都市経済のさまざまな問題点を中心に、データを基に実証分析しています。不動産市場への固定資産税や相続税など税制の効果分析、住宅価格に対する消費者や不動産業者の行動、地震に対する人々の対応、木造密集地域の防災対策、首都高速道路の渋滞問題といったものが都市経済に関する研究成果ですが、その他にも女性の就業率上昇への施策として保育園・学童施設の効果分析なども扱っています。

Eメール asada.yoshihisa@nihon-u.ac.jp

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