Seminar
ゼミナール
経済政策問題の解決策を考える
竹中ゼミ ※新規募集終了
テーマ
経済政策論
分類
専門研究
担当教員
竹中 康治 Kouji TAKENAKA
ゼミの内容
環境
都市
経済の仕組み
社会の仕組み
数学・統計
ゼミの特徴
グループワーク型
Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

2年生では主に、経済学を学ぶために最低限必要な基礎的な数学を、英語による教科書で学びます。いわば、経済学・初歩的な数学・英文読解を学ぶという、一石三鳥を狙っています。

3年生では、具体的にわが国が直面する経済政策の課題を見つけ、その解決方法を考えます。例えば、2016年の4月から始まった「電力小売事業の全面自由化」を課題にするなら、「なぜ自由化が必要か」「競争の促進のために必要な措置は何か」といった事柄について考えていきます。3つほどのグループに分かれ、それぞれテーマを決めて研究します。

4年生では、3年生で行った研究を基に卒業論文を書きます。

Q. ゼミの様子は?

2年生は英文の教科書をピリオドごとに区切って順番に訳していきます。必要ならば、その間に教員が解説を入れたり、練習問題を解いたりします。3年生はまず研究テーマの発見に時間をかけます。その後、テーマごとにグループに分かれて制度設計を行います。4年生では、一人ひとりがそれぞれの進捗状況を教員に報告します。

Q. ゼミの特徴は?

発表の場として学内のゼミナール大会を利用しています。今後は3年生で研究発表会を開きたいと考えています。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
  • 電力自由化について
  • 消費税のメリットとデメリット
  • 少子化対策としての育児保険の提案
  • TPPとわが国農業
  • 少子化対策について
1年間の主なイベントスケジュール

04月 新ゼミ生歓迎会
09月 夏合宿(2年生:ミクロ・マクロ勉強、3年生:学内ゼミナール大会の準備)
10月 学内ゼミナール大会
11月 卒論発表会(4年生)

OB・OGの就職業界TOP3
  • 金融業(銀行・信用金庫・証券など)
  • 情報通信業(通信・マスコミ・インターネットサービスなど)
  • 不動産業(土地開発・不動産販売など)
学生へのメッセージ

私は「経済政策論」を教えています。専門は、産業組織論・規制論です。ですから経済政策論はミクロ経済学ベースとなります。経済学科と金融公共学科はあくまでミクロ経済学とマクロ経済学がベースとなります。これらを抜きにしては、どんな経済学系の科目も成り立たないことを忘れないでください。

本当のことを言えば、数式なしでは経済学は勉強できません。数式が少しだけでも出てくるような本で経済学を学んでください。数学が嫌いな学生が多いですが、嫌いにならないでください。時間と競争せずに、時間をかけて、例えば初歩的な経済数学の本を選び、1年計画ぐらいで毎日数学を独学してみませんか。その際、できるだけ薄くて安い本(古本)を探しましょう。

研究成果

研究を発表した著書に、『入門産業組織』(共著、有斐閣、2010年3月)、『都市ガス産業の総合分析』(編著、NTT出版、2009年3月)、『現代産業組織論』(共著、NTT出版、2002年3月)があります。

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