研究科特別講義

ニチケイの大学院経済学研究科では、さまざまな専門分野から講師を招き、特別講義を開催しています。

対象

本研究科の大学院生
ニチケイの学生
ニチケイの教職員

特別講義一覧(2017年度)

第9回

期日 時間 場所 テーマ
12月11日(月) 16:20~17:50 7号館9階
7093教室
Population Aging and Macro Economy
講師 Professor,Department of Economics Senior Fellow at the East-West Center
ANDREW,Mason 氏
講義概要 世界各地、とりわけアジアにおいて大きな人口変動が生じ、人口増加率の減速はもちろん、人口の年齢構成が急速に変化しつつあり、労働年齢人口の割合は現在、ほぼピークに達している。今後数十年間に高齢者数の急激な増加は避けられなくなっている。こうした人口変化によるマクロ経済への影響を人口配当という概念で説明するとともに、人口高齢化は経済衰退を導くという通説とは、異なる高齢化によって新たな経済成長の時代がもたらされる新しい研究成果について講義を行う予定である。

第8回

期日 時間 場所 テーマ
12月 5日(火) 18:00~19:30 7号館9階
7091教室
ロシア経済の現状
講師 公益財団法人 環日本海経済研究所 研究主任
志 田 仁 完 氏
講義概要 ロシアの資源依存体質は、ソ連時代にも見られる特徴であったが、現在のような資源依存が強化された経済構造の現出は2000年代のことである。90年代の体制転換不況や金融危機を乗り越え、00年代に生じた油価の持続的な上昇はロシア経済を飛躍的に成長させた。一方で、成長は油価変動への脆弱性と資源依存体質自体の強化にもつながった。現在のロシア経済は、2000年代末の世界的な金融危機以降、既存の「成長モデル」に復帰できず、またウクライナ紛争を契機とする国際的な経済制裁の条件の下で、不況に苦しんでいる。講義では、現代ロシアの成長の軌跡と資源依存という構造問題の成立とその特徴を整理し現在の問題を考える。
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第7回 ※都合により延期(日程は決定次第お知らせします)

期日 時間 場所 テーマ
12月1日(金)

18:00~19:30

7号館9階
7091教室
世代間住宅資産移転と高齢者の生活保障に関する経済分析
講師 富山大学経済学部経済学科 教授
岩 田 真一郎 氏
講義概要 高齢化に伴う社会保障給付費を誰が負担するかという議論の中で、高齢者自身の住宅資産を活用する案が注目を集めている。それでは、果たして高齢者はどのように住宅資産を活用しているだろうか。日本家計パネルデータを用いて実証的に分析したところ、高齢者は世代間住宅資産移転を通じて、子どもから金銭支援を受け、消費を維持しようと試みていることが確認された。このことは、親子間リバースモーゲージが暗黙的に契約されていることを意味する。この講義では、既存研究や理論分析も紹介しながら、この実証結果について紹介する。

第6回

期日 時間 場所 テーマ
12月1日(金) 16:30~18:00 7号館9階
7091教室
のれん償却費が財務情報の比較可能性に及ぼす影響
講師 愛知学院大学 経営学部 教授
向  伊 知 郎 氏
講義概要

昨今、国際財務報告基準(IFRS)を任意適用する日本の企業が増加している。日本のIFRS任意適用企業は、財務情報の国際的な比較可能性の向上に加えて、IFRSにおける「のれんの非償却処理」による利益増加といったメリットを求めている。本講義では、日本の企業がIFRSを任意適用することで、諸外国のIFRS適用企業との間の財務情報の比較可能性は向上するが、日本の会計基準の適用企業との間の財務情報の比較可能性は必ずしも低下しないことを明らかにした上で、日本の会計基準とIFRSとの間の重大な相違である「のれんの会計処理」が財務情報の比較可能性にどのような影響を及ぼすかについて検討する。

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第5回

期日 時間 場所 テーマ
10月27日(金) 16:30~18:00 7号館10階
7105教室
ホーリスティック観の可能性
講師 名古屋大学大学院経済学研究科
教授
角ヶ谷 典幸 氏
講義概要 国際会計基準審議会(IASB)の測定プロジェクトでは、資産負債観と公正価値会計が、収益費用観と歴史的原価会計が分かち難く結びつけられて論じられてきた。このような二項対立的な立場をとる場合、資産負債観から(歴史的原価と公正価値を原則的な測定基準として内包する)混合測定モデルを導出することはできない。かかる問題を克服するために、ホーリスティック観が提案されるようになったと思われる。本講義では、ホーリスティックが提案されるに至った経緯と特徴を説明したい。
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第4回

期日 時間 場所 テーマ
10月24日(火) 18:00~19:30 7号館9階
7091教室
銀行のリスク管理体系とリスク計量方法
講師 データ・フォアビジョン株式会社データサイエンス部 部長
松本 崇 氏
講義概要 大抵のビジネスには、何らかのリスクを取ることで収益を生み出すという側面がありますが、銀行というビジネスモデルは、まさにリスクが収益の源泉となっています。したがって、自分達がどのようなリスクをどのくらい抱えているのかを把握し、その総量をコントロールすることが必須であり、社会からも要請されています。本講義では、銀行が取っているリスクとそれらの標準的な計測方法について解説します。
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第3回

期日 時間 場所 テーマ
7月14日(金) 18:00~19:30 7号館9階
7091教室
「Adverse Selection and Legal Cost: A Justification for Caveat Emptor in the Secondary Market」
講師 専修大学商学部教授
瀬 下 博 之 氏
講義概要 取引法におけるデフォルトルール(任意規定)として、買い手責任と売り手責任の問題を考える。新規に販売される商品については、製造物責任によって売り手が取引する商品の品質について売り手責任が強行規定として採用されている。しかし、住宅や自動車などの耐久財の中古市場では、英米のように買い手責任が任意規定の国もあれば、日本のように瑕疵担保責任を規定することによって、売り手責任が任意規定となっている国もある。本稿は、中古市場の買い手責任と売り手責任のいずれが中古市場の取引ルールとして望ましいのかを、理論的に検討することを目的としている。
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第2回

期日 時間 場所 テーマ
7月12日(水) 19:40 ~21:10 7号館9階
7091教室
税による社会貢献と租税法律主義
講師 税理士(東京税理士会神田支部)
金 森  勝 氏
講義概要
  1. 税による社会貢献・・・税とはどうあるべきか
  2. 税務行政から見た租税法律主義・・・執行面から租税法律主義をどう考えるか
    →実例を元に法律を理解する力を養成
  3. 納税者救済・・・最高裁判決を実例に税務行政の判断が必ずしも適正でない場合 の納税者救済
  4. 税務訴訟から考察する課税要件・・・課税要件事実の基準・判断のポイント
  5. 国際課税の考察・・・現状の諸問題
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第1回

期日 時間 場所 テーマ
7月11日(火) 18:00~19:30 7号館9階
7091教室
The Pension Reform of Hungary
講師 コルビヌス大学経済学部 専任講師
Peter Vekas 氏
講義概要 ハンガリーの過去20年に及ぶ老齢年金制度改革の概要、問題点に関して講義する。特に第2層の職業別付加的年金制度の改廃に関してその背景・問題点を考察する。同氏は平成29年度経済学部客員研究員として招聘予定。
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