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経済学部分館運営委員会
運営委員
武政 充


(1)司馬遼太郎 『花神』(上中下巻)新潮文庫 2016
 東京は、二度、大きな戦火に巻き込まれている。一つは、大きな被害を被った太平洋戦争、もう一つは、限定的な被害に留めることができた戊辰(上野・彰義隊)戦争である。後者の戦争において、卓越した技術、明敏な頭脳、合理的な考えに基づき、作戦を主導したのが、主人公の大村益次郎である。結果として、江戸(東京)の戦火を最小限に抑え、軍事指導者としての声価を高めた。
 変革期の人間像を追求し続ける著者にとって、明治維新は最大のドラマである。当時、無名であった大村は、恰好な題材であった。学祖の師でもあり、維新史の決定的瞬間に彗星の如く現れ、自身の最終盤に花を咲かせるように活躍した大村益次郎を知ってもらいたい。
ISBN:(上巻:9784101152172),(中巻:9784101152189),(下巻:9784101152196)

(2)磯田道史『天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災』 中公新書 2015
 日本列島は、地震の活動期に入ったと言われている。新進気鋭の歴史学者の著者が、古文書から読み解いた防災史の本である。地震学の視点からではなく、歴史学の視点から災害の実相にせまり、先人からの防災の知恵を学ぶことにより、地震や津波の対策を考えることができる本である。
ISBN:9784121022950

(3)吉田洋一『零の発見―数学の生い立ち―』 岩波新書 2015
 「1」から「9」及び「0」という数字は、日々、何気なく使っている。著名な数学者である著者は、零が発見される以前において、零を使わない記数法で、数を数えることの難しさを明らかにしている。零の発見の偉大さを認識させ、零の発見が、そんなに簡単ではなかったことがこの本を読んで初めてわかった。数式を少なくし、数学(算数)が得意な人も、苦手な人も、数の世界に親しむことができる平易な入門書といえる
ISBN:4004000130

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