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先生からのおすすめ本

私のおすすめ本

Jeffrie Leigh Butterfield
Assistant Professor (英語)


(1)The Origin of Species 種の起原(原書第6版)
 ダーウィン氏は約5年間の調査で収集したデータを下にこの本を執筆し、そのデータは進化論の科学的根拠となりました。生物は、環境に適応するために変化すると論じています。彼の進化論の基本的な概念は生存競争(struggle for existence)です。生存競争は、個体は子孫を残すために環境に適応するが、適応できない個体は滅びていくと主張しています。
 ダーウィン氏は多くの地域を訪問し、様々な生物を観察し、生物は変化するという結論に至りました。彼の研究の中でもっとも議論を呼んだのは、猿は人間の祖先であるという理論です。彼の発見はそれまでの考え方をひっくり返すものだったので、この本を出版する事で多くの人に批判されると分かった上でしたが、この本を出版しました。
 この本の面白いところは、この本が出版された1859年まで徹底的に証明されなかったことを、ダーウィン氏は証明することができたという事です。また、彼の研究結果を元に多くの研究者が研究を始め、様々な分野が広がり、世界や生物をより深く理解できるようになりました。徐々に多くの科学者や一般人は、ダーウィン氏の理論を受け入れるようになりました。この本は最も影響力のある本の一つであり、ダーウィン氏の好奇心や研究への情熱が伝わってきます。
Charles Robert Darwin
翻訳『種の起原

(2)The Autobiography of Martin Luther King, Jr
 キング氏は1950年の半ばぐらいから彼が暗殺された1968年まで公民権運動のリーダーとして活動していました。キング氏はマハトマガンジー氏の非暴力の抵抗という方法でアメリカの黒人に対しての差別やアメリカ、特にアメリカの南部で起こっている人種的不平等がなくなるように抗議をしていました。この本でキング氏やキング氏と一緒に抗議をしていた一般市民はどれだけ苦労していたのか、どれだけ黒人が残酷に扱われていたのか、また、当時アメリカの人種差別はどんなにひどかったのか、が分かります。
 キング氏は黒人が白人と同じように扱われるように黒人解放運動を展開し、抗議をやめないと殺すと脅されました。しかし、命が狙われてもキング氏は自分の信念を貫き、抗議しつづけました。キング氏やキング氏と一緒に抗議していた一般市民の努力や粘り強さのお蔭で公民権法が可決され、アメリカで徐々に人種関係が改善されました。キング氏は非暴力の抵抗で、黒人は白人と平等の権利を与えられる活動が評価されたので、ノーベル平和賞を受賞しました。
 この本を読み始めたら、止める事ができず、気が付いたら12時間読んでいました。この本では、問題がどんなに大きくても頑張れば何でもできるということが伝わっています。人間の強さ、粘り強さやキング氏、また一緒に戦っていた一般市民の勇気、情熱や信念に感動しました。
翻訳『マーティン・ルーサー・キング自伝

(3)The Last Lecture 最後の授業 ぼくの命があるうちに
 パウシュ氏はカーネギーメロン大学の教授でした。46歳でパウシュ氏は癌になり、余命6ヶ月と宣告されました。パウシュ氏は奥さんとの間に3人の小さい子供がいます。「Really Achieving Your Childhood Dreams」、つまり子供の頃の夢を実現させるという最後の講義で人生とは何か、どう生きればいいのか、何が大切なのか、ということについて講義するために自分の人生を振り返って準備を始めます。しかし、最後の講義は学生のためだけではなく、自分の子供のために自分の想いを伝える事にしました。人生に関して教えたいこと、教えるべきことは何かを思い悩みました。
 パウシュ氏は自分の人生の最後の6ヶ月をどう過ごすのか、とも悩んでいました。これを考えることにより、一瞬一瞬を大事にすることの大切さに気づかされました。また、大きい夢を持つことが大切だと語っています。人生の中で大変なことがあり、失敗することもありますが、前向きでいて諦めないことも大切だと説明しています。しかし、何があっても夢を追いかけて頑張り続ければいいと主張しています。
 基本的に人は毎日を生かすべきだと分かっていますが、ほとんどの人は忙しくなるとそれを忘れてしまいがちです。この本を読むことで改めて自分にとって何が大切なのか、どう生きればいいのか、一瞬一瞬を大事にしているのか、それとも時間を無駄にしているのか、ということを考えさせられます。
 学生の皆さんも様々な考えや教えに触れて、自分自身の夢を叶えるヒントを掴んで欲しいと思います。
Landy Paush,Jefrey Zaslow
翻訳『最後の授業

 

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