Seminar
ゼミナール
林ゼミ
テーマ
ことばと社会
分類
教養研究
担当教員
林 直樹 Naoki HAYASHI
ゼミの内容
情報
言語
文化
都市
社会の仕組み
ゼミの特徴
じっくり研究型
フィールドワーク重視
Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

現代日本語について調査を行い、その実態を明らかにするとともに、ことばと社会の関係性を考察することに取り組みます。
ゼミで扱う問題には、例えば以下のようなものがあります。

  • 生育地・居住地によってどのようにことばが異なるか(方言・外国語の問題)
  • 話し相手によってどのようにことばが異なるか(対人関係・場面の問題)
  • 年齢によってどのようにことばが異なるか(集団語・言語変化の問題)
  • 媒体やコミュニケーションツールによってどのようにことばが異なるか(メディアの問題)
  • キャラクターや属性によってどのように「らしさ」を表すことばが異なるか(役割語・言語ステレオタイプの問題)
  • 訪日外客や移住者の増減によって、どのように対応することばが異なるか(言語政策の問題)

このような、ともすると見過ごしてしまうようなことばの問題に目を向け、なぜ・どのようにこのような違いが生じるのかを検討し、社会を捉える視点を養っていくのが、本ゼミの大きな目標となります。

Q. ゼミの様子は?

まずは、自身が興味のあることばの問題を探し、調査計画を立てていきます。実際に調査したら、その結果やデータを整理し、資料にまとめた上で発表していきます。その後、全員で質疑応答をします。
各々が興味のあることに取り組むため、活発で和気あいあいとした雰囲気のゼミになるかと思います。

Q. ゼミの特徴は?

対人調査にせよ、資料調査にせよ、実際に調査をするため、必然的に手や足を動かすことになります。頭で考えるだけでなく、考えながら実際に行動するのが本ゼミの特徴です。
なお、本ゼミ担当者が千代田区との地域連携プロジェクトに参加しているため、この活動をゼミに取り入れることも検討しています。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例

2020年度から開講するゼミであるため、まだありません。

履修者と相談して決めていきます。

2020年度から開講するゼミであるため、まだありません。

学生へのメッセージ

わたしは決して出来の良い学生ではありませんでしたが、所属したゼミで、何かに打ち込むことの楽しさを学びました。ゼミがなければ、今のわたしの人生はないといっても過言ではありません。
ゼミに入るまでの大学生活が消化不良のものになってしまった、あるいは本当は頑張りたいのだけれど頑張る対象が中々見つからない、そんな気持ちを抱えている人がいたら背中を押しますので、まずはわたしと一緒に勉強してみましょう。

研究成果

首都圏東部域(東京東北部・千葉西部・埼玉東部)に分布する「あいまいアクセント」について研究しています。わたしはこの地域で生育しましたが、とあるきっかけがあるまで、まさか自身がそのようなアクセントの特徴を有しているとは夢にも思いませんでした。それ以来、首都圏東部域を主なフィールドとして調査・研究をしていますが、自身が知らなかった方言的特徴が見つかったり、調査した事象について頭を抱えたり、実態を明らかにするためにあの手この手を考えたりと、その面白さは尽きることがありません。
これらの研究では数量的な観点も取り入れており、何かを計ることにも興味があります。

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