Q. ゼミではどんなことを研究していますか?
「なぜ犯罪が起きるのか」「犯罪をなくすためにはどうしたらいいのか」という問を出発点に、「犯罪の少ない安全な社会」を創るための犯罪対策を法政策の観点から追究しています。研究内容は【死刑】【受刑者処遇】といった制度論から【ストーカーや DV被害者保護】【性犯罪対策】【高齢者犯罪】【闇バイト】といった社会的な問題まで様々です。さらに、刑務所や少年院を見学し、刑事司法制度論の研究も行っています。
Q. ゼミの様子は?
もともとは経済学部ではなく法学部を志望していた、裁判所書記官への就職を考えている、など法律に興味や関心のある学生さんが多い印象です。
Q. ゼミの特徴は?
本ゼミではプレゼンテーションやディベートに力を入れて行っています。模擬裁判を通じてディベートを行ったり、テキストに基づいた内容のプレゼンテーションを行ってもらいます。パワーポイント資料のつくり方だけではなく、魅力的な発表のやり方などを細かく指導しています。
これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
令和7年に開講したゼミナールのため、まだありません。
1年間の主なイベントスケジュール
夏休みなどの長期休暇期間を利用して、裁判傍聴や刑務所・少年院といった矯正施設の見学を行います。
OB・OGの就職業界TOP3
取得者の多い資格
学生へのメッセージ
ゼミでは学生の主体的な参加が必要となります。疑問や意見をゼミ生全員で共有できるように積極的に発言してください。あなたが疑問に思ったことは他の多くのメンバーも疑問に思っているかもしれませんし、あなたの意見から一気に問題解決の糸口が見つかるかもしれません。なお、本ゼミでは黙秘権は通用しません。
主な研究成果について、教えてください
専攻は近代日本法制史で、近代日本における監獄法制の展開に関する歴史的研究をテーマとしています。近代日本における監獄の諸制度がどのように作られ、それがどのように運営されたのか、制度変化について研究しています。特に、イギリス・フランス・ドイツといった外国法の継受に着目し、「行刑の国際化」と「日本型行刑」の調和に向けた監獄事務の改善と法整備に関する歴史的経緯について検討しています。