Q. ゼミではどんなことを研究していますか?
スポーツ場面でのさまざまな現象を、「こころ」という側面から理解していこうというゼミです。こころは目には見えず、捉えどころがないので、どうしても漠然とした理解になりやすいものです。また、人のこころは決して一側面で語ることはできません。このゼミでは、「スポーツとこころ」を軸に、あらゆる文献や、実際に起こっている出来事、調査や実験などを通して、現象をさまざまな角度から見つめ、より深く理解するための活動を行っています。
Q. ゼミの様子は?
2年生ではスポーツ心理学に関する書籍を、ゼミ生で分担して読みます。1時間半の授業のうち、前半は発表者が担当した部分を紹介し、補足説明します。後半はその部分に対して、ゼミ生同士で疑問を話し合い、それぞれのスポーツ体験のエピソードなどを共有しながら、理解を深めていきます。
3年生以降は、各自が興味のあるテーマについて調べて発表し、ゼミ生同士で議論しながら、テーマへの理解を深めていきます。
Q. ゼミの特徴は?
ディスカッションを中心に活動を行っています。学生からの提案があれば、スポーツイベントや懇親会を行うこともあります。学生からの積極的な働きかけを推奨しています。今後は、他大学のゼミと交流会ができればと思っています。
これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
- 集団凝集性を高めるためのコーチングとは
- スポーツ映像の視聴が気分にどのような影響を与えるか
- 児童期のスポーツ経験と社会的スキルの関係
- プレッシャー下における不安感情とパフォーマンスの変化
- スポンサー契約は選手のパフォーマンスを高めるのか
1年間の主なイベントスケジュール
05月・06月 懇親会
09月 夏合宿
11月 ゼミ説明会
12月 入室試験
12月~01月 入室予定の1年生参加の懇親会
01月 個人面談
01月 桜門体育学会 参加
01月~02月 研究成果発表会(予定)
※学生からの要望があれば、スポーツ大会や合宿なども別に企画します。
OB・OGの就職業界TOP3
- サービス
- 金融
- 公務員
取得者の多い資格
- 教員免許
学生へのメッセージ
自分の身近な現象に対して関心を持ち、知りたいこと・分からないことを調べて、よりその現象を深く理解する過程は、どのような学問でも必要な姿勢です。「スポーツ心理学」のゼミですので、「スポーツとこころ」を軸に研究に取り組みますが、このゼミで学んだこと・体験したことを、スポーツ以外でも発揮してくれることを望みます。
研究成果
アスリートに対する心理サポート活動を細々と行っています。これまで行ってきた研究も心理サポートに関連する研究が多いです。心理サポートを促進させる要素として、心理サポートの中で「何をするか・したのか」も重要ですが、それよりも「どのように行うか・行ったのか」の方がより重要です。その「どのように行うか・行ったのか」について考える際に、私の最近の関心は、心理専門家とアスリートの関係性の視点です。中でも、アスリートとの関係性を構築する上で、心理専門家の心理サポートに対するスタンスがアスリートの心理的作業にどのように影響するか、について興味を持って研究を行っています。
平木ゼミの皆さん。教室にて
2015年夏合宿・軽井沢研修所にて