Seminar
ゼミナール
経営スキルを身に付ける
廣野ゼミ
テーマ
企業戦略
分類
専門研究
担当教員
廣野 桂子 Keiko HIRONO
ゼミサイト
ゼミの内容
経済の仕組み
企業の仕組み
ゼミの特徴
グループワーク型
じっくり研究型
Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

廣野ゼミでは、ゼミ生が就職活動や社会人になってから役に立つ企業の経営戦略や経済学、プレゼンテーション、ディスカッションの方法を、楽しく、無理なく、効率的に勉強しています。

企業が他の企業と競争する際に、どのように製品差別化を行うのか、どのようにして企業の多角化を行えばよいのか、広告宣伝はどうすればよいのか、市場への参入障壁をどうやって作るのか、海外への進出はどうすれば成功するのか、といったことを研究し、議論しています。

また、一人一人が興味のある企業を選択し、研究を行い、主体的に発表をすることにより、実践的な経営スキルを身につけています。また、発表テーマに関しての全員参加型のディスカッションも行っています。

さらに、独占市場になる要因を教員が解説し、ある市場について、独占か、寡占か、完全競争なのかといった市場の構造を調べる練習をします。

3年生は、製品や広告・宣伝の案をグループワークで出しています。また、マーケティングの理論を勉強しています。

4年生は、卒論に取り組んでいます。

Q. ゼミの様子は?
  • 数回、理論の勉強をした後、ゼミ生が自分の興味がある企業を1つ選び、その企業の戦略について発表しています。その発表にもとづいて、全体のディスカッションを行います。
    ディスカッションのテーマの例;オリエンタルランドの売上を伸ばす方法、アディダスの売上を伸ばす広告の方法
  • 2年生、3年生、4年生はそれぞれ、ゼミの発表会など以外は、別の時間にゼミを行います。
  • 和気あいあいとした中で、ゼミ生が自主的に行事の企画などを行っています。
  • 先輩による就職活動説明会、インターンシップ報告会など、廣野ゼミではさまざまな形でゼミ生の就職活動をサポートしています。
  • 始まってから4年目のゼミであることもあり、廣野ゼミでは、ゼミ生と先生が全員でゼミを創っています。
  • ゼミ生どうし、ゼミ生と先生の仲が良く、楽しいゼミです。
  • ゼミの中で、ゼミ生が能力を着実につけていますー例;自分の意見を言えるようになり、かつ、自分で企画して行動するようになる。製品差別化の案を出せる。顧客の特徴をつかめるようになる。プレゼンテーションの力がつく―
  • テキストを読んで、実際の企業のケースを知ることができます。
Q. ゼミの特徴は?
  • 廣野ゼミでは、プレゼンテーションの技術を身に着ける機会を設けています(ゼミ合宿で、「自分の好きなこと」についてのプレゼンテーションのコンテストを行う、プレゼンテーションの手法についての講義を行うなど)。
  • 希望により、ゼミ合宿で、企業の実態を知るために工場見学を行っています。
  • サブゼミはありません。
  • 年に一人、ゼミ生が留学しています(Washington State Univ. など)。
これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例

大学生の卒業論文のテーマ例

  • 「Google戦略に学べ」
  • 「UNIQLOの軌跡」
  • 「フィンテック」
  • 「家具業界の差別化戦略」
  • 「KOKUYO ~campus~ について」
  • 「オリエンタルランドの企業戦略」
  • 「ヤオコーの差別化戦略」
  • 「シェアリング・エコノミーのビジネスモデル」
  • 「アルバイト・マッチング・アプリ」
  • 「新規カーシェア事業及び遊休地活用事業」
  • 「観光ガイド手配サービス」
  • 「ゴーストキッチンのビジネス」
  • 「女性専用ジムの提案」
  • 「家庭内食品ロス削減アプリ」
  • 「「学習」×「遊び」をテーマとした新しいソフトの提案」

大学院生の修士論文のテーマ例

  • 「賃貸住宅の付加価値に関する研究」
  • 「住環境アメニティが住宅地価格に及ぼす影響」
1年間の主なイベントスケジュール
  • 3月 新ゼミ生の歓迎会
  • 7月 先輩による就職活動説明会
  • 9月初旬 合宿(2・3・4年生)
  • 11月 三崎祭での研究発表
    (希望により)インター大会での発表
    卒論発表会
  • 12月 インターンシップの報告会
    送別会
OB・OGの就職業界TOP3

金融業(東京三菱ufjフィナンシャルグループ みずほフィナンシャルグループ 横浜銀行 千葉銀行 城南信用金庫 西部信用金庫)
不動産業・住宅(三井不動産レジデンシャルサービス 三井不動産ファシリティーズ 木下工務店 ディアライフ クリナップ )
サービス業(JR東日本 パソナ JTB アパホテル ルネサンス)
公務(東京都特別区 東京信用保証協会 香川県警) 食品(山崎製パン 日新製糖) 商社(トラスコ中山 岩谷産業) 流通・外食(セブン&アイ・ホールディングス 日本マクドナルド・ホールディングス) 情報・通信業(オービック 朝日放送)など多岐にわたる業界でも活躍しています。上場企業・大手企業に就職するゼミ生の比率は高いです。

取得者が多い資格
  • 簿記
  • TOEIC
  • FP、宅建の取得者もいます。
学生へのメッセージ

私は神戸市出身で、東京大学経済学部、一橋大学大学院、アメリカのイェール(Yale)大学で勉強してきました。帰国後、日本銀行金融研究所で住宅市場の研究を始めました。

その後、城西大学済学部で経済原論を担当し、ゼミで担当した学生の進路は、―企業に就職、地方自治体に就職、大学院へ進学―でした。

その後、私は、ビジネススクールでビジネスエコノミックスを教えていました。その時、担当した学生の進路; 企業に就職、会社を起業、中小企業の取締役、保育園に勤務、博士課程に進学、アプリケーションソフトを開発

勉強やスポーツなど何かを一生懸命にやってきた人、かつ、協調性がある人を新ゼミ生として希望します。

研究成果

住宅の質に関する政策について、経済学を用いて理論的・実証的に分析し、提案することが主な研究の内容です。
第一に、住宅のヘドニック価格指数の計測方法を考案しました。第二に、住宅市場における情報の不十分性による住宅保有の格差の分析を行い、第三に、この格差による不公平性を正し、かつ、パレート最適な配分を住宅市場で実現するヘドニック価格関数による住宅の評価と情報の開示、および、適正な評価額の算出方法の研究を行いました。第四に、住宅金融公庫の政策の住宅着工への有効性について時系列分析を行い、第五に、質が高い住宅の量を増やすための税制を分析しました。第六に、高齢化社会へ対応した今後の住宅政策を探りました。第七に、耐震化住宅を増やすためにどのような政策をとるべきかについて、研究しています。これらの分析の結果は、Economic Analysis of Housing Policy in Japan: Policy Concerning Housing Quality(Springer)、『住宅の質に関する経済分析 ―政策の理論と実証―』(多賀出版)や Pacific Economic Review、Studies in Regional Science、『地域学研究』、『住宅土地経済』 などで公表しました。
さらに、ヘドニック価格関数による住宅の評価の実用化を考え(『Evaluation』で発表)、中古住宅の質を向上させるための住宅の評価の方法を研究しました(Pacific Economic Review、日本地域学会などで発表)。
また、環境シティの事例、育児にやさしい都市の要件を探り、『ECOシティ ー環境シティ・コンパクトシティ・福祉シティの実現に向けてー』(中央経済社)で公表しました。『東日本大震災から10年 再生・発展における課題の分析―経済分析とメンタルケアの視点から―』(大成出版社、共著)で、震災からの復興策を多面的に分析して、提案することも行っています。

Eメール hirono.keiko@nihon-u.ac.jp

夏合宿、山中湖にて

5期生と集合写真

6期生の集合写真

7期生が集合

8期生の集合写真

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