Seminar
ゼミナール
岩瀬ゼミ
テーマ
マーケットデザイン
分類
専門研究
担当教員
岩瀬 祐介 Yusuke Iwase
ゼミの内容
教育
地域
経済の仕組み
社会の仕組み
人の思考・感情・行動
ゼミの特徴
グループワーク型
じっくり研究型
Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

恋愛や就職活動には、必勝法があるとは限りません。というのも、私たちは「選ぶ側」であると同時に「選ばれる側」でもあるからです。誰かに選んでもらうためには、相応の戦略が必要でしょう。

本ゼミで学ぶ マーケットデザインは、こうした人々のインセンティブを丁寧に分析し、ミスマッチをできるだけ避けた「適材適所」の組み合わせを探る 学問です。たとえば、日本の公立高校入試で長く続いてきた「一人一校制」には、受験生と高校との間に生じるミスマッチの問題が指摘されており、マーケットデザインの考え方を踏まえた「複数志願制」の導入が議論されています。

このように、マーケットデザインは現実の制度設計に多大な影響を与えている分野です。経済学の中では比較的新しい分野ですが、2012年と2020年にノーベル経済学賞がこの分野に授与されており、日本にとどまらず世界的にも注目を集めています。

Q. ゼミの特徴は?

理論とデータに基づいて制度の設計・改善を図るマーケットデザインは、極めて実践的な側面を持ちます。 制度は個人の力だけで構築できるものではなく、複数の利害関係者の間で合意形成や調整が求められます。そのため、 本ゼミでは「他者との協働」を最重要視します。

また、 効果的な意思疎通のために、「良いプレゼン資料の作成」も重要事項とします。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例

令和8年度開講のため、卒業論文を書いた学生はまだいません。

1年間の主なイベントスケジュール

定期的な懇親会、ゼミ合宿(夏and/or冬)、 インゼミ

OB・OGの就職業界TOP3

令和8年度開講のため、卒業生はまだいません。

取得者の多い資格

令和8年度開講のため、資格取得した学生はまだいません。

学生へのメッセージ

「出来ることからではなく正しいことから始めなさい (Start with what is right rather than what is acceptable.)」とは経営学者ドラッカーの言葉ですが、出来ることを続けるうちに、 やがて何が正しいのか見えてくる場合もあります。

研究成果

個人と組織のマッチング問題で、人々の戦略的な振る舞いを考慮しながら適材適所な組み合わせを見つける方法 について研究してきました。
具体的には、「各個人が他人の動向を正しく読んで最適な行動をとる限り、幅広いマッチング問題において適材適所な組み合わせが実現する制度の設計が可能となる」ことを世界で初めて理論的に証明しました。以下の論文です。

個人ホームページ (https://sites.google.com/view/yusukeiwase) には、別の研究も掲載しています。

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