Seminar
ゼミナール
岡島ゼミ
テーマ
アメリカ文化研究
分類
教養研究
担当教員
岡島 慶 Kei Okajima
ゼミの内容
歴史
言語
文化
地域
人の思考・感情・行動
ゼミの特徴
グループワーク型
じっくり研究型
Q. ゼミでは、どんなことを研究していますか

本ゼミナールでは、アメリカの文化について「人種」に焦点を当てて、多角的に学んでいきます。ある文化が生成されていく過程に目を向け、文化が様々な歴史や民族集団の権力闘争を通して生まれてくるのかを発見していきましょう。こうした学びを通して、身近な出来事や現象に対して疑問を立て、その疑問を検証していく能動的な姿勢と批判的思考力を養ってください。大学の学びにとどまらず、皆さんの今後の人生で求められる大切なスキルになるはずです。具体的に扱う内容は、アメリカという国の成り立ちや大衆文化(ディズニーランド・ジャズやヒップホップなどの音楽・スポーツ・メディア、映画など)、ハンバーガーやコカ・コーラといった食文化などです。

Q. ゼミの様子を教えてください

音楽、映画、スポーツやファッションなどアメリカ文化に興味を持ち、明るく外交的な性格の学生が多いように思います。短時間ですが、TOEICなどの英語の学修もゼミで行っているので、英語に興味のある学生も多いです。

Q. ゼミの特徴を教えてください

本ゼミではプレゼンテーションに力を入れて行っています。毎週テキストに基づいた内容のプレゼンテーションを行ってもらい、教員からのフィードバックはもちろん、ゼミ生同士の評価を行っています。パワポ資料のつくり方や人前での立ち振る舞いなど細かく指導しています。また、本ゼミの特徴として留学に関心のある学生が多くいます。短期・長期に限らず、年間留学や交換留学、ワーキングホリデーなどで海外に旅立つ学生が多くいます。担当教員としても留学は推奨しています。

Q. これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例おしえてください
  • なぜ近年のディズニーは多様性に配慮するのか
  • 人種による格差について(人種と経済格差の問題の分析)
  • テイラースウィフトが頂点に立つ理由
  • アメリカの音楽産業におけるアーティストの登場と変遷
  • アメリカの貧困者たち(アメリカの経済格差や貧困問題について)
  • なぜディズニー作品は国境を超え現代まで愛され続けているのか
  • ヒップホップがアフリカ系アメリカ人の地位を向上させた理由 
Q. 1年間の主なイベントについて教えてください

適宜ゼミ生のリクエストに応じて食事会などを行っています。

  • バーベキュー
  • フレンチビストロでの食事会
  • コストコ・パーティ

など

Q. OB や OG の就職先として比較的多い業種を教えてください
  • 金融業
  • 情報通信業
  • 不動産業   
Q. 取得者の多い資格があれば、教えてください

TOEICなど

Q. 学生へのメッセージをお願いします

学部を卒業した後、2年ほどですが航空会社で働いていました。グローバルかつダイナミックな人の流れや越境性に直接触れる機会があり、それが今の研究とつながっているような気がしています。一見遠回りをしているようでも、得た知識や経験は必ずどこかで活きてくると思います。学生時代に色々とチャレンジしてください。アメリカ文化に興味のある方、留学に関心のある方、(そして航空系に興味のある方も何かした相談に乗れるかもしれません)お待ちしています!

Q. ご自身の主な研究成果について教えてください

これまで20世紀のアフリカ系アメリカ人作家を中心にエスニック・マイノリティの文学作品を研究してきました。最近は国境にとらわれない文学作品の在り方に関心を持ち、トランス・ナショナルな視点から英語圏の現代黒人文学の様々な側面について分析しています。例えば、アフリカ諸国が独立を成し遂げ、アメリカでは一連の公民権運動が終了した1960年代以降、アフリカ系作家の作品には「子ども」を主人公とした物語が多く出版されています。これはなぜでしょうか?脱植民地化の流れの中でこうした作品を分析すると、アフリカ系ディアスポラ共同体に通底するテーマがいろいろと浮かび上がってくると思います。また、文学作品のジャンルについても越境的で、Octavia ButlerやNnedhi Okoraforといった黒人思弁小説(哲学的な空想科学小説とでもいいましょうか)を書く作家に関心を持っています。

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