Q. ゼミではどんなことを研究していますか?
当ゼミでの学習の目的は、現在の経済構造や社会が、歴史的にどのように形成されたのかを明らかにすることです。ゼミ生は、各自の個人テーマの研究を通じて、目先の安易な解決策にとらわれず、オルタナティブな道や方法の存在、長期的な視野を持つことを目標としています。
Q. ゼミの様子は?
2年生は、グループ報告に慣れてから、徐々にプレゼンテーションスキルの向上を目指します。同時に文献の調査・読解能力を養成し、個別テーマの報告に移行します。経済史・経営史・産業史・社会史をベースにしながら、現代への問題意識を念頭に、企業間競争・産業構造に注目して個々のテーマを考察します。早期より個別テーマと報告の蓄積ができるため、卒業論文作成への移行がスムースです。
学生の関心は、音楽(デジタル/アナログ/フェス文化)、食文化(和洋食/喫茶・カフェ)、酒造・醸造業、アパレル、時計/光学・カメラ、メディア関連、コスメ/化粧品、観光などが最近は多く、企業や産業レベルでの考察が増えました。オーソドックスな経済史(1930年代のドイツ産業政策やイギリスの産業衰退)を選ぶ学生もいます。好きなことや趣味を深堀しているゼミ生が多いです。
管理するのもされるのも苦手ですので、のびのびとしながらも研究に集中できる環境作りを心がけています。
報告を中心としながら、各代によって進行方法は変化してきました。今後も変化を続けていくでしょう。居心地の良い雰囲気を目指しています。
Q. ゼミの特徴は?
ゼミ合宿も行いますが、それとは別に、定期的に社会科見学やワークショップなどの企画を立てて活動しています。
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訪問場所は、ゼミ説明会で配布するプリントにホームページアドレスを掲載します。
これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
- 世界システム論から見る紅茶とコーヒー文化
- 喫茶店・カフェの形態変化と世界への広がり
- 足元から見る世界の一体化 ―スニーカー・製靴産業に関する一考察
- 音楽は社会を変えたのか?社会が音楽を変えたのか?―20世紀における英米の音楽産業史を中心として
- メディアミックスの形成過程と音楽制作の役割―管理・商品化される表現
- 閉じられたインターネット―サブスクリクションによる音楽の趣味・嗜好形成の変容
- ディズニーから見る余暇の産業化 ―テーマパーク発展史の一事例
- 大恐慌の発生要因と社会への影響―アメリカの対応を中心として
- ワイマール期におけるドイツ経済―古典的研究の再考
- 日本のカメラ製造業の成長要因について
1年間の主なイベントスケジュール
7月
ランチ納会
9月
夏合宿
12月
納会
1月
新年会
2月
プレゼミ・新ゼミ生歓迎会
3月
卒業パーティ
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各種見学やワークショップ企画・活動を定期的に開催しています。
OB・OGの主な進路先(業界)
専門商社、産業機械/電子・精密機器/水処理システム、地方銀行/信用金庫、証券/生保/損保、出版/プロスタジオ、放送局/番組制作/総合エンターテインメント、テーマパーク運営、広告代理店、IT系(システム/営業/事務/コンサル)、公務員(国税/消防/都下/地方)などゼミ生の関心により多岐にわたります。
学生へのメッセージ
趣味は映画・音楽観賞や機械工作(クラシックカメラのレンズ・オーディオ機器の修理・改造)で、いつか卓上旋盤を手に入れるのが夢です。川釣りも好きです。「好奇心旺盛で、フットワークが軽く、好きなことに熱中できる学生」を待っています。
研究成果
イギリスと日本の精密機器・光学機器産業がどのように形成されたのか研究しています。そしてイギリスから日本へ、さらに日本の中での技術・技能の移転・伝播を実証するため現地調査や資料収集を行い、論文にまとめています。
最近ではこれら全ての前提となる「標準化・規格化・互換性」が、製造現場のみならず人々の意識にどのように根付いていったのか、また産業衰退とは別の道を歩んだイギリスの音響・オーディオ機器製造業者の競争力がいかに形成されたのかに関心があります。

都市防災用地下神殿見学です。

作るをテーマにした食品サンプル企画

個人テーマ報告会を終えて