Q. ゼミではどんなことを研究していますか?
本ゼミでは,ミクロ経済学を基礎とし,世の中のあらゆる問題をデータを用いて分析します。したがって,ミクロ経済学,計量経済学,データ分析の知識を必要とします。取り扱うトピックは様々ですが、主に都市や地域の問題を取り上げ、経済学の観点から分析します。例えば、最近のテレワークの普及によってどのように都市構造が変化するのか、過疎化した地方に対してどのような処方箋が望ましいのか、地域の災害リスクをどのように伝えるのが最も効果的かなど、身近な都市・地域問題を考えます。また、卒論では実証分析を必ず行ってもらうので、データの取り扱い方や分析手法を学びます。世の中には怪しいデータ分析があふれているので、自ら考え、正しい情報を取捨選択できるようになってもらいたいと思います。
主に取り扱う分野は,都市経済学,行動経済学,経済地理学(GIS),計量経済学などです。
Q. ゼミの様子は?
2年次ではグループ分けを行い,グループで関心のあるテーマを取り上げ,研究テーマに関連する専門書をまとめて報告してもらいます。3年次では各自でテーマを設定し,データ分析を行ってもらいます。4年次では卒業論文の作成してもらうので,随時進捗状況を報告してもらいます。
Q. ゼミの特徴は?
本ゼミは,半学半教(学生同士、教員は互いに教え、学び合う)の理念を大切にし,有益な時間となるよう全員で協力して運営していきます。また、ゼミ生同士やOBOGとの交流を深められるよう、いくつかイベントを行いたいと思います。
これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
2020年度から開講のため、まだありません。
1年間の主なイベントスケジュール
- 4月 新ゼミ生歓迎会
- 8月-9月 夏合宿(2・3・4年生、卒論の準備報告)
- 10月 OB・OGによる就職相談会
- 3月 卒業生送別会
2020年度から開講のため、後日追加で記載します。
学生へのメッセージ
一緒に経済学をまじめに学んで、有意義な大学生活を送りませんか?
安田昌平ゼミでは様々なトピックを経済学の観点から考えられる能力を身に着けることで、いかなる時も冷静な分析ができる人を育てたいと思っています。
もちろん、4年間という貴重な時間を有意義に過ごすために、よく学び、よく働き、よく遊び、今しか体験できないことをたくさんしてもらいたいです。
せっかく経済学部に入学したのだから、経済学を学んで今後の人生に役立てましょう。
研究成果
災害に関するデータ分析を中心に、広く都市・地域問題の実証研究を行っています。これまで、密集市街地という災害時に危険な地域の外部費用の推定や、どのような人が防災対策を積極的に行うかなどを分析してきました。特に、近年では、どのような人にどのような災害リスク情報を与えるべきか、また都市整備による社会的便益はどれくらいあるのかなどに関心があります。