Department of Finance and Public Economics
金融公共経済学科

金融公共経済学科で学ぶこと

まちづくりや福祉などの公共政策、そして銀行などの金融システムは、社会の基盤となる分野です。また、これらの分野では、膨大なデータを処理して、望ましい政策・企画立案につなげることが求められます。金融公共経済学科では、金融・公共の分野だけでなくデータサイエンスの知識が求められる幅広いビジネス分野において、即戦力となるために必要な専門知識・経験・実践力を身に付けます。

金融公共経済学科の特色

  1. 実務経験豊富な教員による実践的な講義
    元国家公務員の教員や実務家教員による講義が多く、実践的な知識を身につけることができます。
  2. 少人数講義でデータ分析力を着実に高める
    数多くの少人数講義で、データの扱い方や分析手法を実践的に身につけることができます。
  3. プレゼンテーション力などが身につく
    就職指導課とゼミ教員による万全の就職サポートで、設立以来、90%以上の就職率を継続しています。

金融公共経済学科のカリキュラム

1年次で基礎科目を学習し、2年次からは2つのプログラムに分かれ、系統的に学びます。「経済データ分析」「金融公共分析手法入門」など、少人数講義で、データの扱い方や分析手法を実践的に身につけることができます。経済理論などの知識だけでなく、リアルタイムな金融・公共の世界に学び、実践的な能力を着実に高めていくことができます。

金融公共経済学科 2つのプログラム

2年次からは次のプログラムのいずれかに所属し、体系づけて学びを深めていきます。

公共経済プログラム

今日の経済活動の中心を担う様々な市場を正常に機能させるためには、政府の適切な関与が不可欠です。また、市場経済でも公的セクターの果たす役割は非常に大きくなっています。公共経済プログラムでは、財政政策をはじめ年金・社会保障、都市・インフラ整備など公共部門の役割について多面的に学ぶ機会を提供します。さらに、データ分析力を高め、それらの公共政策について効果を検証したり、望ましい政策を立案する能力を身につけます。公務員志望者はもちろん、幅広い分野でのデータサイエンティストとしての活躍を目指す人にも役立ちます。

金融プログラム

社会経済が円滑に機能する上で、金融の果たす役割はとても重要です。またキャッシュレス化の進展など社会環境の変化に伴い、金融の形も変化してきています。金融プログラムでは、ミクロ・マクロ経済学や統計・計量経済学といった基礎や方法論から金融工学など先端分野まで、多面的に金融を学ぶ機会を提供します。さらに、金融データを活用・分析し、金融・証券市場における実践的な能力を高めます。金融プログラムで身につける分析能力や企画立案能力は、金融業界はもちろん、コンサルティング会社などの専門職や幅広い民間企業でも役に立ちます。

学科説明動画

PICKUP 授業

金融論

国内外のニュースを取り上げ、“金融”のイロハを学びます。

金融論とは、お金の役割や、家計・企業・政府などの間をどのようにお金が流通するのかを理解した上で、無駄のない効率的な資金循環のあり方を考える学問です。近年の日本経済や世界経済においても、暗号通貨の登場、企業間のM&A、デフレ経済下における非伝統的な金融政策などニュースになったテーマがたくさんあります。授業では、オリジナルの講義資料を使って、こうしたニュースをタイムリーに紹介しながら、その背景を丁寧に解説し、経済学的な考え方を身に着けていきます。

公共経済学

国と国民のバランスの良い社会づくりを学びます。

ある商品を買うかどうかは個人の自由です。しかし税金を払うかどうかを個人の判断に任せると誰も払いたがらないので、「税金は必ず払いなさい」と、自由を制限する必要が生じます。ただ、国民は自由を制限されると不満が生まれて、経済が停滞します。税収と自由という、両者の利害を調整して決着をつけなれけばなりません。このように、お互い(国と国民)が納得できる合意点を探り、「どのように自由を成約してルールを作っていくか」を学ぶのが公共経済学です。

こんな人には金融公共経済学科がおすすめです!

公務員・シンクタンク・金融機関・コンサルティング会社・I T業界などで力を試したい人。最先端の理論と実務的講義、インターンシップなどを通じて、即戦力として社会で活躍したい人
● 公務員を目指す人
● 金融業界で活躍したい人
● 地域の政策づくりがしたい人
● データ分析力を高め、I T業界で活躍したい人
● 企業・自治体に関する企画立案能力を身につけたい人

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