Special Lecture (Graduate School)
大学院特別講義

日大経済の大学院経済学研究科では、さまざまな専門分野から講師を招き、特別講義を開催しています。

対象

  • 本研究科の大学院生
  • 日大経済の学生
  • 日大経済の教職員

経済学部及び経済学研究科以外の教職員又は学生で、参加を希望される方は、事前に以下まで御連絡ください。
日本大学経済学部教務課 TEL:03-3219-3341

特別講義実施予定一覧(2025年度)

第1回
講 師伊部 菊雄 氏 (K.I.プランニング)
日 時10月2日(木) 18:00 ~19:30
場 所日本大学経済学部3号館6階3061教室
講義形式対面形式
講義テーマG-SHOCK開発ストーリーから学ぶロングラン化の三大要素
講義概要金融機関のリスク管理については、長い歴史を経て整備されてきたが、リーマン危機によりさらに深化することになった。ここでは、特にモデル・リスクを取り上げてその管理の発展と現状について説明する。さらに、モデル・リスク管理の基本になるモデル・リスク評価の計量的手法について、現段階での研究結果、今後の進展、課題とその対応策について、その概要を理解してもらう。
第2回
講 師相場 師朗 氏 (ファームボンド)
日 時10月7日(木) 18:00 ~ 19:30
場 所日本大学経済学部7号館4階7041教室
講義形式対面形式
講義テーマ株は技術だ!
講義概要海外および日本における先物、株式、商品、外国為替市場の値動きの特徴について実務トレーダーとしての43年間の経験と研究から以下の点についてお話し致します。
① 値動きの「癖」はある部分、極めて特徴的であることを発見した。
② そして、値動きの「癖」には先物、株式など、仮想通貨も含め、多数の参加者が市場を形成するものであればほぼ同様の傾向があること。
③ ①②より、値動きの「癖」を実際の取引に利用することで市場を問わず継続して利益を獲得することができること。
④ ③について、但し、これにはその利用「技術」を獲得する必要があること。 
第3回
講 師田中 邦明 氏 (立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授)
日 時10月21日(火) 18:00~19:30
場 所日本大学経済学部3号館8階3081教室
講義形式対面形式
講義テーマものづくり企業の長期的成長とイノベーション
講義概要近年、日本ものづくり企業の国際的な位置づけは全般的に低下しています。一方で、長年競争力を維持し、継続的に成長を続けているものづくり企業も多く存在します。
今日のグローバル化進展やAIに代表される新しい領域での技術の進化、更にはSDGsといった社会からの要請など、ものづくりを取り巻く環境はますます大きく変化していく中で、日本のものづくり企業が今後も長期的に成長を続けていくための要因を探り、その中で、いろいろな側面からイノベーションの重要性について考えてみたいと思います。
具体的には、日本の製造業における生産システムの歴史的な進化をイノベーションの視点から概観したり、日本企業の強みの源泉になってきた組織開発やものづくり人材育成の視点からのイノベーションについて考えたりすることで、日本のものづくりの競争力再生に向けたとるべきアクションについて議論できればと思います。
第4回
講 師近藤 信一 氏 (岩手県立大学総合政策学部教授)
日 時10月24日(金) 18:00 ~ 19:30
場 所日本大学経済学部3号館10階3101教室
講義形式対面形式
講義テーマものづくり中小企業における女性経営者の人材戦略モデルの模索
講義概要ものづくり中小企業の男性経営者の人材戦略が、現在の中小企業の人材戦略として研究成果としてまとまられ、発表されていることが多い。女性経営者がこれらの研究成果を学べば、違和感を覚えることが多く、さらに女性経営者に向かない人材戦略を採用してしまい、人材戦略に失敗する可能性もありえる。本講義は、女性経営者のための「ものづくり中小企業の女性経営者の人材戦略モデル」を構築することで、女性経営者にとっての人材戦略の指針となることを目指している。
第5回
講 師中沢 浩志 氏 (埼玉学園大学教授)
日 時11月11日(火) 18:00 ~ 19:30
場 所日本大学経済学部7号館4階7043教室
講義形式対面形式
講義テーマインフレ・金融政策・ドル円相場~ドル高円安の意味するところ~
講義概要各国中央銀行がコロナ禍以降のインフレ高進に対して利上げ、インフレ沈静化後は利下げというサイクルを完了して、金利も安定状態にある一方、デフレ恐怖に憑りつかれた日銀は金利差を主因とするドル高円安が起こす輸入物価上昇を批判されて、やっとマイナス金利から脱出しました。まず、インフレ、金融政策がドル円相場を動かすメカニズムを概観します。
今後ドル高円安が常態化すれば、日本人の国民生活にどのような影響を与えるのかについて様々な観点から分析します。
日本の国情からドル高円安は有害であるとの結論を得ます。
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